【私がシングルファザーになった日】朝起きると妻が呼吸していなかった…突然死の理由と家族のその後【最終回ネタバレ】
医師からの「覚悟して」の言葉が受け入れられない
救急車で義姉の勤務先でもある病院に搬送されたえいこさんの意識は戻らないまま、集中治療室に入りました。その後、家族が担当医師から受けたのは、まず「覚悟してください」という言葉。そして、えいこさんが「脳死」しているという宣告でした。


目の前の現実を受け入れられないりゅーすけさんや義両親は、えいこさんが目を覚ますと信じようとしていましたが、看護師である義姉だけは、妹の意識が回復することはないとわかっていました。

入院先は義姉の勤務先でもあったため、同僚の看護師たちの配慮により、えいこさんのそばにはいつでも家族の誰かが寄り添っていました。
もともとりゅーすけさんは口べたで、10年間の結婚生活でおはようやおやすみのあいさつすらほとんど言ったことがないほどでした。しかし、集中治療室で眠るえいこさんのもとで、彼は毎日その日あったことを話し続けました。
とある日、仕事を終えて病室に来たりゅーすけさんは、ずっと妻の手を握って彼女が目を覚ますことを信じていました。「早く目を覚まして うちに帰ろう」、そう話しかけていました。

不妊治療の末の子宮外妊娠。やっと出会えた僕たちの子ども
りゅーすけさんとえいこさんが不妊治療を始めたのは、結婚5年目のこと。妊活をはじめて2年目で妊娠陽性反応が出ましたが、残念ながら子宮外妊娠であることが判明。お腹の子どもはあきらめざるをえませんでした。
そうまくんがお腹に宿ってくれたのは、その翌年のこと。やっと出会えた男の子は、えいこさんの宝物で、いつも彼女は自分のことを後まわしにして「そうまのことなら」と無理をしてしまっていました。

無理をしたことも今回の原因だったのではないか、自分にできたことがあったのではないか――。りゅーすけさんもほかの家族も、後悔と自責の念に苦しんでいました。
そんななか聞こえてきたのは「もうできることはない」という医師からの一言でした。



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