「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」etc... 機能性表示食品ってなに?

2017年6月に、農畜産業振興機構の公式サイトにて、機能性表示食品に関する検討会の報告書の概要が発表されました。この検討会は2016年1月よりスタートし、11回に渡って、それまでの「機能性表示食品」におけるルールの問題点が話し合われてきました。12月に最終報告がなされ、その結果をまとめたものが、今回の概要発表というわけです。
その内容に踏み込む前に、そもそも「機能性表示食品」とは、いったいなんのことなのでしょうか? また、私たちの生活に、どのように取り入れたらいいのでしょうか?
機能性表示食品って、どんなもの?
機能性表示食品とは、「科学的根拠をもとに、消費者庁に届け出られた食品」を指します。商品パッケージに、「お腹の調子を整える」や「内臓脂肪を減少させる」といった表示を見たことはないでしょうか? これらが、機能性食品です。
この制度が始まる前も、特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品といった、健康に役立つとされる「保健機能食品」はありました。しかし、個別の許可が必要だったり、国が定めた基準を満たす必要があったりと条件が厳しく、対応する食品が限られていました。より多くの食品に「健康に役立つ機能」を表示し、消費者が商品を選ぶ際の参考になるように誕生したのが、機能性表示食品制度というわけです。
農林水産物も対象とされていて、2017年8月21日現在で1,000を超える食品が届け出・受理されていますが、生鮮食品は8品目で、後は加工食品とサプリメントが半分ずつ程度の割合となっています。
検討会での改正と機能性表示食品の選び方
今回の検討会では、これまで機能性表示の対象外だった「糖類・糖質」のうち、ぶどう糖やデンプンといった、おもにエネルギーになるもの以外が表示対象に加えられました。具体的には、オリゴ糖やアラビノース、プシコースといった、難消化性の糖類ですね。その一方、ビタミンやミネラルは採り過ぎの懸念があることから、今回は表示を見送られました。

今回の改正を含め、「機能性表示食品」の情報はパッケージに記載されています。とくに「届出表示」を見れば、どんな栄養素が含まれ、どんな効果があるのか、一目でわかるようになっています。ただし、機能性表示食品の注意書きにもあるように、たくさん飲んだり食べたりしたからといって、病気が治ったり、健康になったりするものではありません。よく表示を見て、自分に合った機能性表示食品を選ぶようにしたいですね。
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<材料>(2人分)
セロリ…1/2本
ブルーベリー…80g
プレーンヨーグルト…200g
オリゴ糖…小さじ4
<作り方>
1.セロリは一口大に切る。
2.ミキサーにヨーグルト、ブルーベリー、セロリ、オリゴ糖の順に入れて、なめらかになるまでかくはんする。
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