まさしく「直径より厚さが勝っているハムカツ」です!横に置いてあるフィギュアと比べても、ハムカツのほうが縦に長いという驚きの光景。市販の薄切りハムは直径約9cmのものが多いので、高さは12〜3cmくらいありそうですね。どの店を探しても、ここまで分厚いハムカツは提供されていないでしょう。まさに夢の料理です。
直径より厚さが勝っているハムカツは「でっか!」「ロマンを感じる」「丸太みたい」と反響を呼び、5.1万いいねを集めました。厚さがあるとなかなか衣がきれいに付きづらいのですが、まんべんなくきつね色の衣が付いていて、とてもおいしそうに仕上がっています。見ているだけでお腹がすいてきます。
コメントの中で多かったのが「どうやって作ったの?」というもの。確かに10cm以上になるまで薄切りのハムを重ね続けるのは大変そう……。そこで、分厚いハムカツを作ったあじしおんさんにお話を伺いました!
あじしおんさん「スーパーで一本売りしていたハムを見て、魔が差しました」
なるほど。薄切りのハムではなく、一本売りのものを丸ごと使ったのですね!その証拠に切った断面は、隙間なくハムでみっちりでした。ハムのおいしさを存分に味わえる、なんとも贅沢なハムカツです。
スーパーで一本売りのハムを見て「まるごと使ってハムカツを作ってみよう」という発想もさながら、実現できてしまうところにあじしおんさんの自炊力の高さを感じます。
ちなみにハムカツは、全体の2/3が浸るくらいの油で回しながら揚げたとのこと。これだけ大きいハムだと、なかなかの時間がかかりそうですね。
分厚いハムカツは夢のある料理ですが、食べるときには少し大変だった様子。食べ方を尋ねるコメントに対し、あじしおんさんは「丸かじりは大変だったので、四つに切りました」と返信していました。ここまで分厚いと食べるのにも工夫が必要なものの、その点も踏まえて思い出に残る料理になりますね。
あじしおんさんに、これまでにもハムカツのような夢のある料理をしたことはあるのか伺ってみました。
あじしおんさん「ここまで見た目のインパクトのある物は稀ですね。見た目は地味な物が多いです。春巻の皮で納豆やポテサラを包んで揚げたり、ジャガイモとベーコンを麻婆豆腐のもとで炒めたり、ニジマスのムニエルに鰻のタレで味付けしたりと、レシピを考えたり作る過程を楽しんでます。」
レシピを自分で考え、実際に作ってみるというのは外食では経験できないもの。あじしおんさんが楽しみながら料理をされていることが伝わります。
最後に今後やってみたい料理について尋ねてみました。
あじしおんさん「話題の中で流れてきた馬鹿みたいにでかいハンバーグですね。誕生日には作りたいと思います。」
分厚いハムカツを作ったあじしおんさんが手掛ける大きなハンバーグ。どれだけの大きさで出来上がるのか、楽しみですね。
文=武川彩香