スヌーピーや坂本龍馬の名言を引用!? 横浜市のゴミ分別AIがユニークすぎると話題に
様々なハイテク技術が日夜生み出されている情報社会。WEBをユニークな方法で活用している公的機関や市町村も増えてきています。中には最新技術である“人工知能”を使ったWEBサービスを展開し話題になっている都市も。知っていると、普段の暮らしが少しだけ便利になるかもしれません。
■横浜市のAI利用
横浜市とNTTドコモが、ごみの出し方をAIが教えてくれる「イーオのごみ分別案内」を共同で開発。今年の3月から“実証実験”として、横浜市の公式サイトで公開しています。
同サービスは、LINEのようなチャット画面に“捨てたいもの”を入力すると、チャットボットのイーオくんが分別方法を教えてくれるというもの。ゴミの分別方法が複雑な横浜市のユーザーからは「これはめっちゃ便利!」「横浜市の永遠の課題が解決されたか?」との声が相次ぎました。
またイーオくんは様々な“無茶ぶり”に応えてくれるようで「“旦那”って質問へのイーオくんの返答が素晴らしい」「なんで“ヌンチャク”の捨て方にも対応してるんだよ…」と様々な語句を打ち込むユーザーが続出。ちょっとした退屈しのぎにもなるようです。
自治体の人工知能活用は近年になって流行の兆しが。神奈川県・川崎市と静岡県・掛川市も、三菱総合研究所と共同で、AIの問い合わせ対応サービスを開発しました。現在は行政サービス情報ガイド「ママフレ」の川崎市・掛川市のページ内で公開されています。
■公的機関のSNSにギャップ萌え!?
最近は公的機関にもハイテク化の波がきているようで、SNSなどのWEBサービスを上手く活用している組織も少なくありません。2012年には「首相官邸」がまさかのLINE公式アカウントを開設。行政機関によるLINE公式アカウントの導入はこれが初めてとあって、大きな注目を集めました。同アカウントでは防災関連の情報や政策情報が配信されるほか、総理大臣から「安倍晋三です」とメッセージが届きます。
また2013年に「東京オリンピック」が決まった時も活用され、安倍首相が「つい先ほど、東京が2020年の五輪開催地に選ばれました」と告知。さらに、過去には可愛らしいLINEスタンプが使用されたこともあり、「首相官邸アカウントが可愛いことしてる」「安倍総理が使ったのかな?」と注目を集めました。
「警視庁犯罪抑止対策本部」のTwitter公式アカウントは、一時期「つぶやきがユルすぎる」と話題に。普段は“振り込め詐欺”の情報やひったくりの注意喚起などを行っているのですが、時折「鯛焼きは、頭から食べる派です…」「仕事が終わったのに 帰るなとおっしゃる とほほ…」などと投稿。警視庁に対する“固い”イメージとのギャップで人気を博すことに。
しかし同アカウントの書き込みを担当していた通称“甲さん”が、2016年9月に異動。このことがTwitter上で告知されると「とうとう恐れていたことが…」「俺はこれから何を楽しみに生きていけばいいんだ!」と悲しみの声が続出しました。
市町村や公的機関が上手くWEBを活用していると、より身近な存在に感じられますね。