厚切りでも外はカリカリ、中はふんわり! 「居酒屋つまみの定番ハムカツ」/ホルモンしま田の世界一わかりやすい 肉の学校(1)
『ホルモンしま田の世界一わかりやすい 肉の学校』 6話【全7話】
動画配信サイトでも注目を集める、群馬の大人気ホルモン焼肉店「ホルモンしま田」を経営するのは、料理人のブッチャーしまださん。オリジナルのたれや塩など、肉をおいしく食べる調味料の開発や販売も行っている彼が今回教えてくれるのは、スーパーで売っているお求めやすいお肉を使った絶品肉レシピです。
食費が上がっている今だからこそ知っておきたい極上の味、ぜひお試しください!
※本記事はホルモンしま田著の書籍『ホルモンしま田の世界一わかりやすい 肉の学校』から一部抜粋・編集しました。
スパイス香る屋台めし
本格台湾ルーローハン
台湾の屋台料理で、甘じょっぱいたれで煮込んだ豚バラ肉をご飯にかける、日本の牛丼のようなファストフード。
八角と五香粉が味の要です。
◆材料(4人分)
豚バラ肉かたまり肉……500g
長ねぎの青い部分……1本分
しょうがの薄切り……1かけ分
砂糖……大さじ1
黒酢……小さじ2
温かいご飯……茶碗4杯分
たくあんの薄切り……適量
合わせ調味料
・しょうゆ……大さじ2
・紹興酒……小さじ2
・にんにくのみじん切り……1片分
・しょうがのみじん切り……1かけ分
煮汁
・フライドエシャロット……20g
・八角……1個
・ローリエ……1枚
・砂糖……大さじ1
・五香粉……小さじ1/4
・こしょう……少々
・水……1カップ
◆作り方
1 鍋にたっぷりの湯を沸かし、豚肉、長ねぎ、しょうがを入れて15~18分ゆでる。 豚肉を取り出して氷水で冷やし、1cm角に切る。
【point】
最初にたっぷりの湯で下ゆでして、余分な脂や肉のくさみをとるのがポイント。
2 鍋をきれいにし、1と合わせ調味料を入れて中火にかける。
3 フライパンに砂糖と水50mlを入れて中火にかけ、キャラメル色になったら火を止める。熱いうちに2の鍋に加えて混ぜる。
4 煮汁のローリエと八角をだし用の不織布パックに入れる。 ほかの煮汁の材料と一緒に2の鍋に加え、煮立ったら弱火にし、黒酢を加える。ふたをして、途中でアクを除き、時々混ぜながら、とろみがつくまで40~50分煮て、だし用パックを除く。
【point】
煮汁に加えるスパイスは八角、五香粉、ローリエの3種。特に八角と五香粉の風味が、ルーローハンには欠かせない。フライドエシャロットは輸入食材店などで購入可能。ない場合は、市販のフライドオニオンで代用してもOK。
5 器にご飯を盛り、4をかけ、たくあんを添える。
レシピを参考にするときは
・しょうゆは濃口しょうゆを使用しています。
・こしょうは特に指定のない場合は、粗挽き黒こしょうを使用しています。
・加熱調理の火加減はガスコンロ使用を基準にしています。IH調理器具の場合は、調理器具の表示を参考にしてください。
著=ホルモンしま田、撮影=キッチンミノル、スタイリング=駒井京子/『ホルモンしま田の世界一わかりやすい 肉の学校』