歯磨きと一緒にやりたい!「口臭予防」習慣
自分では意外と気づかない口臭。気にしている人は多いのでは? 口臭の原因で最も多いのが、「舌苔(ぜったい) 」と呼ばれる舌の汚れ。どうケアすればいいのか、歯学博士の倉治ななえ先生に教わりました。
【口臭を出す菌は舌の奥にいる!】
舌苔は粘膜細胞などに歯周病菌が繁殖したもの。歯周病菌は空気を嫌うので、舌苔は舌の奥側1/3辺りにできやすくなります。
【歯磨きあとの口臭ケア】
●1 舌を大きく出して、やさしくブラシを動かす歯ブラシの側面を当てる
鏡の前で舌をグッと出し、舌の奥のほうについた白色の汚れ(舌苔)に、歯ブラシの側面を当てます。毛先で舌を強くこすると、舌の表面にある味を感じる細胞(みらい細胞)を傷つけるおそれがあるので、歯ブラシを水平にし、側面をそっと当てるようにしましょう。
●2 奥から手前へやさしくブラシを動かす
歯ブラシの側面で舌をやさしくなでるようにして汚れを取ります。嘔吐反射を防ぐため、息を止め、舌の奥から前方に向かって、4~5回に分けて、そっと「舌苔」を取り除き、最後に口をすすぎます。舌専用ブラシを使う場合も、やり方は同じです。
毎朝1回、歯磨きのあとに、歯磨き粉のついていない歯ブラシで舌もキレイに掃除。これで口臭を気にすることなく、コミュケーションを楽しめますね。