ブランド食材を守る「GIマーク」ってなに? 購入時にしっかりチェックして“ホンモノ”を手に入れよう

#食   
但馬牛など、地域に根ざした「ブランド食材」は全国に数多くあります。


今年7月、農林水産省は「広告、インターネット販売、外食業等におけるGIマークの使用に関するガイドライン」を公表しました。このガイドラインは「地理的表示保護制度」にもとづいた「GIマーク」の活用を促すためのものです。

「地理的表示保護制度」とは、農林水産省の基準を満たした食材のみ「地理的表示」を認める制度。そして、それに合格したことを表すマークが「GIマーク」なのです。なかなかなじみのない言葉ですが、じつは私たちの食卓にも深くかかわっています。どのようなものなのか、実際の例を挙げながら見ていきましょう。

 

「ブランド」化した地名の不正使用を防ぐ


地理的表示とは、簡単に言うと「食材に示された生産地名」のことです。兵庫県の但馬牛、北海道夕張市の夕張メロン、奈良県の三輪素麺など、「地名」が付く食材は大きなブランド価値を持っています。ところが近年、その土地で生産されていないのに、勝手に有名な地名を食材に表示して販売する業者が問題になってきています。

これを放置すると、本来のブランドものが販売のチャンスを失ったうえに、その地名のブランドイメージまで傷ついてしまいます。地理的表示保護制度は、こういった事態を避けるために作られたものなのですね。

全国的にも有名なブランド食材の1つ「夕張メロン」。


 

「ホンモノ」にはGIマークが表示されている


地理的表示保護制度では、不正な表示を行政が取り締まり、不当な表示をやめさせます。これまでは、生産者が不当な表示をしている業者へ個別に訴訟するくらいしか対策がありませんでした。この制度が活用されることで、生産者が訴訟する負担も減り、泣き寝入りも減らせるのです。

平成27年12月22日よりスタートした食材の登録は、つい最近の8月10日に「紀州金山寺味噌」を加え、現在は39ブランドが登録されています。今回ガイドラインにより、食材の宣伝やレストランのメニュー、インターネットの食材通販などで、品質保証のために「GIマーク」が活用されることも増えるのではないでしょうか。私たち購入者側も、「おいしい本物の食材」を選びたいと思ったら、ぜひGIマークに注目してみてください。

 

【関連レシピ】牛肉とピーマンのあっさりみそ炒め


ヨーグルトを加えて、コクがあるのにさっぱりとした口当たりに

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<材料>(2人分)

牛カルビ焼き肉用肉…160g

下味

 ・酒、しょうゆ…各小さじ1

ピーマン…4個

赤ピーマン…1個

合わせ調味料

 ・プレーンヨーグルト…大さじ2

 ・おろしにんにく…1/2片分

 ・みそ、酒…各大さじ1

 ・みりん…大さじ1/2

・片栗粉、サラダ油

<作り方>

1.ピーマン、赤ピーマンは縦半分に切って縦1cm幅に切る。牛肉は1~2cm幅に切ってボウルに入れ、下味の材料をもみ込み、片栗粉小さじ2を加えてまぶす。

2.フライパンに油小さじ2を熱し、牛肉を広げ入れる。途中上下を返して両面にうすい焼き色がつくまで焼く。

3.ピーマン、赤ピーマン、合わせ調味料を加えて、2~3分炒め合わせる。

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