温暖化で豆腐や納豆が値上がり!? 穀物の生産性が下がって食料がピンチに

今年8月、農研機構農業環境変動研究センターは、トウモロコシ、米、小麦、大豆といった主要穀物が、気温変化によりどれくらい収穫に影響するのかを、国際農林水産業研究センター、国立環境研究所と共同で発表しました。このまま温暖化が進むと、穀物の生産性が落ち、私たちの食卓にも悪い影響が出てくるのだそうです。
気温が上がると低下する穀物の収穫量
地球温暖化が一気に加速した、産業革命から21世紀末までの気温上昇は約1.8℃でした。トウモロコシと大豆は、これくらいの気温上昇でも生産性が伸び悩みはじめ、気温が高くなるほど生産性が落ちると予測されています。米と小麦はもう少し暑さに強いのですが、それでも気温上昇が3.2℃を超えると、生産性が悪くなるそうです。
開発途上国の経済発展と人口増加により、2050年には食糧が現在の約1.6倍も必要になると言われています。温暖化で穀物の生産性が落ちると、需要に供給が追い付かなくなり、世界規模で食糧危機が起きてしまうかもしれません。
豆腐や納豆が高級品に!?
数が減れば、物の値段は高くなります。日本は料自給率が低く、小麦は12%、大豆は7%しかありません。残りの約9割を、海外からの輸入に頼っているのです。今後、穀物の収穫が減って値上がりすると、パンやうどん、豆腐や醤油といった、小麦・大豆製品も高くなってしまうでしょう。

穀物の生産性を上げるためには、まず根本的な問題である地球温暖化を少しでも食い止めることが先決です。そのうえで、気候の変化に対応した品種や設備を開発したり、現在、先進国で使っている進んだ肥料・品種を開発途上国にも普及させたりすることが重要になります。
世界規模の話のなかで、私たちができることは小さなことかもしれませんが、少しでも温暖化を抑制するために、エコを意識した暮らしを心がけたいですね。
【関連レシピ】トマトとバジルのごまだれ豆腐
ごまだれとバジルの組み合わせが新鮮!

<材料>(2人分)
豆腐…1丁
トマト…1個
バジル…5~6枚
ごまだれ(市販品)…適宜
<作り方>
1.豆腐は2等分に切る。トマトはへたを取って一口大に切る。バジルは小さくちぎる。
2.豆腐を器に盛ってトマトとバジルをのせ、ごまだれをかける。
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