偶然の産物だった!「ポテトチップス」の意外な誕生ストーリー/子どもに話したい雑学(5)

「ポテトチップス」の意外なルーツ

世界一臭い缶詰は、納豆の約18倍、くさやの6倍以上のにおい!/頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(1)
『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』5話【全56話】


「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」

そんな時に役立つのが、教養系雑学。親から子へ、この世の中をより深く知るための知識や知恵を日々のコミュニケーションを通じて伝えていくのは、昔も今も変わらず、大事なことです。
学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


腹いせから偶然生まれた 「ポテトチップス」


スナック菓子として人気のポテトチップスは、もともとはレストランで出されるれっきとした料理で、しかも料理長の腹いせから偶然生まれたものだったといわれている。

1853年のある日、アメリカ・ニューヨーク州のリゾート地サラトガのレストランで、一人の客が、「ここのフライドポテトは厚すぎて自分の好みには合わない」と言い出した。「それならば」と料理長のジョージ・クラムは、ジャガイモを薄く切って揚げたが、その客は、まだ気に入らないという。

怒ったクラムは、ジャガイモを紙のように薄く切り、フォークで刺せないほどパリパリになるまで揚げた。ところが、これが予想外のおいしさだった。文句をつけてきた客が、うまいうまいと平らげると、ほかの客たちも我先にと競うように注文した。

極薄のフライドポテトは瞬く間に評判となり、「サラトガ・チップス」と名付けられて市販されるようになる。発案者のクラム料理長は、独立してポテトチップスを呼び物にしたレストランを開いたそうだ。

監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

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