脱! 汚部屋テク 一番大事なのは行動力
失敗したっていいじゃない とりあえずやってみなはれ!
「こんなにものを減らして意味がある?」「捨てたらバチが当たりそう」
片付けを始める前からあれこれ考えた末に結局、「もったいないから捨てられない」なんていうこと、ありませんか? でも、部屋をすっきりさせたい気持ちはあるから、心の片隅にしこりのようにずっと残ってしまう。
そんな時は、とりあえずやってみなはれ。
「もし必要になったら……」と、起こってもいないこと、起こるかどうかもわからない「もしも」に右往左往するのは、体力がもったいない。使っていないもののために日々が暮らしにくくてイライラするのは、心がもったいない。1 度しかない人生、ものに振り回されるなんて、時間がもったいない。
それに、失敗を失敗のままにするから、その先何をやるにも二の足を踏んでしまうのです。
失敗したら、どうしたらうまくいくのか、何が自分に合っているのかを考えてみればいい。その後改善したり、分析したり、自分に合った方法を見つければ、それは失敗ではなく経験値。
片付けのハードルを勝手に上げて言い訳で手が止まるぐらいだったら、できるところから、まずはちゃちゃっと始めてみませんか?

やってみて、失敗して、改善していくうちに、自分に合ったやり方がきっと見つかるはず。
脱! 汚部屋テク ズボラさんでも大丈夫!
手放す → 住所を決める → しまう 片付けの基本はたったこれだけ
整理収納の基本は単純明快。使っていないものを手放す→住所を決める→しまう、これだけです。「使っていないものを手放す」ステップは、片付けの大部分を占める重要任務です。ここさえクリアすれば、どんなズボラさんでも大丈夫!
そもそも私が部屋を片付け始めたのは、「楽をしたい、自分時間を確保してアニメが観たい」というエゴからでした。でも、結果としてそれが家族みんなの暮らしやすさにもつながるし、何がどこにあるかがわかれば、子どもたちも自分のことは自分でできるようになって一石二鳥。
ものは多ければ多いほど管理の手間が増えますが、人が管理できる量には限りがあります。その管理の手間を減らすために、ものを減らす行為はかなり有効。そして忙しい人こそ、優先的にものを減らした方が、後々の作業効率も時間効率もアップします。

だいたい、忙しい時の探し物ほどイライラすることってないですよね。探している間のロスタイムのせいで作業はどんどん遅れていくし、家族からの「あれどこ?」で、自分の時間も侵食される悪循環。
そんなイライラ解消とともに、私のエゴと家族の暮らしやすさまで叶えてくれる最高のアクションが片付けなのです。
◆整理収納の基本3ステップ
1 使っていないものは手放す
整理収納の8割を占める大事な部分!
2 住所を決める
動線と使用頻度によって収納場所を決定!
3 しまう
人別、用途別の収納にぶち込む!
【著者プロフィール】
なごみー
3男1女、4児の母。整理収納アドバイザー1級。
たのしい節約生活、暮らしの工夫をInstagramで発信中。元借金あり、汚部屋で暮らすポンコツ主婦から一念発起して、子供たちの教育費4000万円を貯めることを目標に、家庭内のすべてを見直したことで、何もかもがうまく回るように。ハードルは低く、かつ効果抜群なお金が貯まる・暮らしが回る生活のテクニックがメディアで話題に。
著=なごみー/『ポンコツ4児母ちゃん、家を片付けたら1000万円貯まった!』