デニムはなぜ藍色なのか?インディゴ・ブルーが人気なワケ/子どもに話したい雑学(51)

もともと作業ズボンだった「ジーンズ」

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『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』51話【全56話】


「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」

そんな時に役立つのが、教養系雑学。親から子へ、この世の中をより深く知るための知識や知恵を日々のコミュニケーションを通じて伝えていくのは、昔も今も変わらず、大事なことです。
学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


「ジーンズ」はなぜ藍色なのか?

カジュアルファッションの代表格といえば、ジーンズである。ジーンズの語源はイタリアの港町「ジェノバ」。フランスの職人がジェノバの荷揚げ労働者が履いていた厚手の木綿生地を、ジェノバ産を意味する「ジェーヌ」と呼んだのがルーツといわれている。

現在知られているブルージーンズの発祥はアメリカである。

19世紀、ゴールドラッシュにわくサンフランシスコで、イタリア移民のリーバイ・ストラウスは鉱夫たちのための作業ズボンを作り出した。

丈夫さが何より重要だと考えたストラウスは、テントや幌に使う厚手の生地を採用。そして、この作業ズボンをインディゴ・ブルー(藍色)に染めた。

インディゴ・ブルーという染料には、汚れが目立たないという長所のほかに、虫や毒蛇を寄せつけないという効果もあり、大自然の厳しい環境の中で作業する鉱夫たちに絶大な人気を誇った。このことから、藍色はジーンズのカラーの代名詞となったのだ。

ちなみにこのズボンの発案者であるリーバイは、言うまでもなく有名なジーンズメーカー「リーバイス」の創始者である。

監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

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