子どもの「学校に行きたくない」にどう答える? 夏休み明けに知っておきたい“子どもの充電方法”

#育児・子育て   
充電するための「学校以外の選択肢」は沢山あります。


夏休みも終わり、休みボケを引きずりながら子どもたちが登校していく時期がやってきました。そんな中、8月31日の「あさイチ」(NHK)では、学校に行きたくない子どもたちの選択肢が特集されています。

 

不登校の子供たちのための「学校以外の選択肢」


番組によると、夏休み明けは「学校に行きたくない」「行けない」ということで不登校になる子どもが増える時期。同放送では、そんな子どもたちに学校以外の選択肢を提示すべく、不登校の子どもたちを取材しました。

まず第一の選択肢として登場したのが、「フリースペース」と呼ばれる集い。番組で取材した川崎市のフリースペース「えん」には、不登校になった小学生から高校生までおよそ40人が通っています。

学校のような細かいルールやカリキュラムがなく、テレビゲームをしたり楽器を演奏したりとそれぞれが自由に過ごしているため、利用者も「『えん』は自分たちでルールを話し合って決めるから過ごしやすい」と快適そうな様子でした。フリースペースやフリースクールは全国に400カ所ほどあり、こうした場所に通うことで「学校に出席した」とみなされるケースも一般的になりつつあるそうです。

続いて紹介されたのは、「不登校経験のある生徒だけが通える私立の中学校」。「東京シューレ葛飾中学校」では、一般の学校よりもゆとりのある時間割を組み、「コミュニケーションタイム」などといった独自のプログラムを設けています。学校に通っていない時期や期間がバラバラな生徒に合わせて、個別の指導を行っているのも魅力のひとつ。同校の理事長は、「子どもを学校に合わせようというんじゃなく、子どもに学校が合うようにしていく」と話しています。

 

上野動物園のツイートに賛否の声


番組が放送される前日には、上野動物園の公式Twitterアカウントが「学校に行きたくないと思い悩んでいるみなさんへ」「もし逃げ場所がなければ、動物園にいらっしゃい。人間社会なんぞに縛られないたくさんの生物があなたを待っていますから」とツイートし話題に。

2015年の8月にも、鎌倉市図書館が「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」「9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね」とツイートしています。

【写真を見る】学校を休んで図書館や動物園にいくのはあり?


これらのツイートには、「素晴らしい! 多くの生徒さんに届くといいな」「本当にそう思う。泣けてきた」と絶賛する意見が上がる一方で、「学校から逃げるのは全然いいと思うけど、それから先が辛いんだよ」「死ぬくらいなら逃げて欲しいというのは分かるけど、いつか社会に出た時にまた同じ目にあうかもしれないからなあ…」と否定的な声も。

「あさイチ」でも、スタジオの解説員が「好きな事だけやってていいのかなあって」「社会に出た時に、社会は自分に合わせてくれないじゃない」と疑問を呈する場面もありました。これに、フリースペース「えん」の代表は「学校に行きずらくなった子どもたちはエネルギーが枯れてきている」「休息の時間をもちながら、充電していく時間がまず大事」と語ります。

「えん」で充電して自信を取り戻し、立派に社会に飛び出していった生徒も沢山おり、「ちゃんと、将来は大丈夫なんです」と代表も力強く語っています。

親が不登校を認めてしまうと“甘やかし”などと思われることもありますが、まずは一度充電させてあげることが大切かもしれません。

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