意外!?「ねこばば」は、猫のある習性から生まれた言葉だった!/大人の最強雑学1500(19)

「ねこばば」は猫のうんち!?

日本語に「ら行」ではじまる言葉はなかった!?「ら行」のルーツはお隣の国にあり/大人の最強雑学1500(1)
『大人の最強雑学1500』19話【全54話】


普段何気なく使っていた言葉にはこんなルーツが!
そもそも、これってどう意味?

情報にあふれた今の世の中でも、意外と知らないことってありますよね。そんな日々の暮らしの中の「なぜ?」に答えてくれる雑学ウンチクを紹介します!幅広い雑学を知っておくと、日々の会話やちょっとした雑談にも役立つはず。ビジネスの場や家庭、お酒の席などで、思わず誰かに話したくなることでしょう。

※本記事は雑学総研著の書籍『大人の最強雑学1500』から一部抜粋・編集しました。


「ねこばば」は猫のうんち!?


落し物や預かったものを素知らぬ顔で自分のものにしてしまうことを「ねこばば」という。

この言葉を漢字で書くと「猫糞」。うんちをした後、足で砂をかけて隠す猫の習性を、悪いことを隠して立ち去る様子に重ねたのである。

この言葉がいつ生まれたのかは定かではないが、江戸時代にはすでに使われていたようだ。

戯作者・式亭三馬(しきていさんば)による滑稽本(こっけいぼん)『浮世風呂』には、「猫糞で、しゃァしゃァまぢまぢだ」「猫が屎ぢゃアすまされねへぞ」という記載があり、「ねこばば」のほかに「にゃあがばば」という言葉も同じ意味で使われていたことがわかる。

著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』

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