悩むお正月飾りの処分。いつはずす?ゴミに出していいの?【年末から年始のマナー】

年が明けて数日過ぎると、気になってくるのがお飾りを外すタイミング。もっと気になるのが、処分方法です。新年への祈りを込め、神様に捧げたお飾りを、ゴミに出したりしたら天の神様に怒られないのでしょうか? そこで、どのように処分するのが正解なのか、「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に聞いてきました。
1月7日に外して可能なら「どんど焼き」に
お正月に飾った門松やしめ飾りは、1月7日に外すのが一般的とされています。
役目を終えたお正月飾りは、どのように処分するのが正しいのでしょうか?
小正月の1月15日に行われる「どんど焼き」は、お正月飾りを燃やす火祭りで、お正月にお迎えした年神様をお送りする行事です。
「ただ、都市部ではどんど焼き行事は廃れつつあり、場所を探すのも容易ではありません。その場合、お札やお守りのお焚き上げをしている神社に問い合わせてみましょう。どうしても見つからない場合は、きれいな紙で正月飾りを包んで塩を少し振り、他のゴミと分けて処分するなど、気配りができるといいですね」(岩下先生)
お正月飾りを「いらないもの」「ゴミ」という意識で捨てることだけは避けたいものです。自分がお飾りに託した願いを思い起こし、感謝しながら処分することで、同じ「捨てる」でも意味合いが変わってくるのではないでしょうか。
こうして年神様をお送りし、「二十日正月」と呼ばれる1月20日を迎えたら、お正月もおしまいです。
気分を切り替え、新しい年を張り切って過ごしましょう。
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何事も最初と最後が肝心です。飾るときだけでなく、処分するときにも、神様への感謝の気持ちを忘れないようにしたいものですね。

教えてくれたのは…
▶岩下宣子先生
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)、『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)など著書多数。近著に『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』(主婦の友社)。
文=高梨奈々
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