不安やイライラ、ストレス解消に「おなかもみ」!腸活しながら心も体もリラックス♪

不安やイライラ、ストレス解消に「おなかもみ」!心も体もリラックス♪

腸活に有効なのは、食事を変えるといった内側からのアプローチだけではありません。外から腸をもむことでも、心と体にうれしい影響があります。そこで、おなか(腸)もみの専門家に、おなかをもむとリラックスするメカニズムや、よい効果が期待できるもみ方を教えてもらいました!

教えてくれたのは…
真野わかさん
養腸家、腸もみセラピスト。女性専用サロン&スクール「マーノリブレ」主宰。これまで1万人以上の腸をもみ、腸もみと食、心の在り方で腸を整える 「養腸」を提唱。雑誌やテレビなどのメディアのほか、セミナーや講演などでも活動中。https://mano-libre.com/

【画像で見る】気分が落ち込んでいる、やる気が出ないときの「おなかもみ」

おなかもみでリラックスするのは体が温まって自律神経が整うから

「おなかの中心にある小腸は、人体でいちばん長い臓器であり、毛細血管が多くあります。また免疫細胞の多くが小腸に集中し、おなかまわりには多くのリンパ組織と、呼吸や姿勢の安定に関わる横隔膜や腹筋群も。そのためおなかをもむと、お通じが改善される以外にもうれしい効果がたくさん!」
と、おなかもみの専門家の真野わかさん。体の状態は、メンタルにも大きく影響しているといいます。
「リラックスできるのは、体が温まって呼吸がしやすいとき。副交感神経が活性化して自律神経が整えば、気持ちも安定します。心と体がすっきりするのは最高のデトックスですよね。これらがすべておなかもみでかないます。毎日の自分を癒す時間にぜひ実践してみて」

おなかもみのメカニズム


リラックスおなかもみのPOINT

おなかもみはとっても簡単!ポイントは下記の3つだけです。

1.心地よくもむこと
「おなかを心地よいリズムでもんであげると、気持ちの穏やかさや安定感が生まれ、消化器系も活発に動くようになります。力加減は痛すぎると体が緊張してしまうので、『心地いい』から『痛気持ちいい』と感じる程度が目安です」

2.好きなタイミングで自由にもんでいい
「食後すぐは消化活動を妨げないように避け、それ以外は好きなタイミングでOK。起床時は目覚めのスイッチになり、就寝前ならよりよい眠りを促してくれます。体が温まっている入浴中や入浴後も、リラックスしやすくおすすめ」

3.寝てても座ってもよし。ラクな姿勢で行なう
「ベッドに寝ながら、ソファーでくつろぎながら。お通じの状態がよくない場合は、トイレに座りながらでもいいですね。ラクな姿勢で無理なくできるのがおなかもみのいいところであり、毎日続けられる秘訣なんです」

※ 妊娠中、産前産後、妊娠の可能性がある場合は、おなかもみを控えてください。病気や療養中でおなかをもむことに不安がある場合は、かかりつけ医に相談してください。

おなかもみの手の使い方と姿勢

道具を使わず、いつでもどこでも手軽にできるのがおなかもみの魅力。「自分が心地よいと感じられることが大事なので、どのパターンで行なってもOKです」

手のひらを使う場合
おへそを隠すように両手のひらを重ね、おなかに置きます。「手の位置はずらさず、おなかに密着させ、手のひらのつけ根で左から右、右から左へとおなかを横から押して動かします。肩の力を抜き、息を止めず自然な呼吸で。手のひらはどちらが上でもOKです」

手のひらを使う場合


指の腹を使う場合
「利き手を下にして両手の人さし指、中指、薬指を揃えて重ね、おなかに密着させて置きます。指は突き立てて強く押し込んだりせず、3本の指の腹全体で丁寧に刺激します」。息を吐くタイミングで押すのがポイント。

指の腹を使う場合


座って行なう場合
基本は背もたれのあるいすやソファーに座って。「姿勢よく座るのではなく、おなかの筋肉を緩ませるように、背もたれに寄りかかってラクな姿勢で行ないましょう。背もたれがない場合などは、前かがみになると◎」

座って行なう場合


寝て行なう場合
あおむけに寝転がったら、ひざを曲げて立てます。「脚が伸びているとおなかが緩みにくいので、寝て行なうときの基本はこの体勢。脇腹をもむときは、あおむけのままか、体を横にして左右交互に行なうか、お好みで」

寝て行なう場合


気分が落ち込んでいる、やる気が出ない。そんなときはココをもむ!

心がザワつくときは、体にも何かしらの影響が出ている可能性があります。そこで、それぞれの状態に合わせたおなかもみの方法をご紹介。今回は、気分が落ち込んでいたり、やる気が出ないときのもみ方です。

体への影響⇒体が冷えている、もしくはむくんでいるかも
気分が落ち込んでいるときや、やる気が出ないときは、活動量が少なく、インドアで過ごしがち。「体を動かす時間が少ないと、冷えやすく、むくむようになります。そこで毛細血管の多い小腸を中心にもんで、体を温めて。リンパも流れやすくなり、むくみにも効果的です」

もむのはココ!

1〜5の点を繰り返しもむ

おへそから大体人さし指の第1関節分くらいの位置から

大きく鼻から息を吸って、ゆっくり口から吐きながらやさしくもむ

おへそから大体人さし指の第1関節分くらいの位置からスタート。
大きく鼻から息を吸って、ゆっくり口から吐きながら、以下の1〜5の点を繰り返しやさしくもむ。
1. 時計の3時の方向
2. 4-5時
3. 6時
4. 7-8時
5. 9時

* * *

おなかもみはいつでも手軽にできるのが魅力。しかも、自分のペースで無理なく行えます。コツをつかんで、テレビを見ながら、寝る前のひとときに。おなかをもんで、ぜひ心と体をリラックスさせましょう!

撮影/木村文平

文=高梨奈々

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