実家がらみの飲み会を強要される夫が心配…【女の悩みにズバリ回答】
夫、しゅうとめ、親族、人間関係、仕事……。女の悩みはいくつになっても尽きません。だからこそ、一人で抱え込まないで誰かに相談してみませんか。今回は「実家がらみの飲み会を強要され続ける夫」の体を心配するママに、エッセイストの高山 真さんがアドバイスしてくれました。
【お悩み】
夫のふるさとのほうでは、親戚、村親戚(なんじゃそりゃ)、ご近所で、何かあれば男たちは酒を飲み、女たちは酔っ払いの世話に明け暮れます。実家を毛嫌いしている夫も、避けられず年に2、3回は参加します。
気がやさしく体も強くない夫が激務の仕事の合間を縫って参加すれば必ず気疲れから体調を崩し、有休を取るのがお決まりのパターン。やっと会社に出れば、たまった仕事でいつも以上の激務に……。夫は「心体弱いから戦う気力もない」そうです。このままでいいのでしょうか。(東京都 よ~ん 32歳)
【高山さんの回答】
私は肝臓がんの治療中だけど、健康だとしても、「肝臓の数値が悪くてね。入院は回避できたけど、医者から『酒はダメ。仕事以外は安静にしてろ』といわれたよ。代わりに何か送っとく」と断わるわね。相手が食い下がってきたら、「生き延びたいし」とダメ押しして、さっさと電話切っちゃうわ。
『逃げるは恥だが役に立つ』ってドラマが昨年末にあったけど、あなたたち夫婦の場合は「恥」ですらないと思うわ。有休は、夫婦の旅行などでちゃんと有効利用しましょ。困った人たちに対抗するための武器は、「正論」と「強さ」だけではありません。「うそ」も「弱さ」も充分、武器になるんです。
「本当に大事なものを守るためには、何でも使ってやる」くらいのずうずうしさがあってもいいじゃない? 心身ともに強くあるのは、すぐには無理な話だけど、まずはずうずうしくなることをオススメします。あちら側はすでに超ずうずうしいんだから。うふふ。
ちなみに私が子どもの頃、うちの母方の実家もこういう感じでした。男が飲み、女が世話をする。今はそんな風習、消え去ったけどね。あなたたちが最初に変わることで、親族の若奥様たちも雪崩のように「私も行かない」といいだすかもね。だって、若い世代の女性で、こんな風習を歓迎している人、一人もいないと断言できますから。