「ムシムシして寝苦しい...」「眠りが浅く疲れがとれない」暑い夏にぐっすり眠るコツ

夏は寝苦しくて何度も寝返りをうっている、睡眠がうまく取れない…という人は多いですよね。眠り難い夜が年々増えている気がします。そこで、疲れがすっきり取れる快眠のコツをプロに伺いました。

教えてくれた人▷三橋美穂さん
快眠セラピスト。1万人以上の眠りの悩みを解決してきたスペシャリスト。講演活動のほか、グッズのプロデュースも手がける。著書に『オトナ女子の不調と疲れに効く 眠りにいいこと100』(かんき出版)ほか。https://www.sleepeace.com/
夏の睡眠でやりがちなNGリスト
□就寝中にエアコンが切れる設定にしている
□肌を露出させて裸に近い姿で寝ている
□寝る前に冷たいものを食べているor飲んでいる
□エアコンや扇風機の風を体に直接当てている
□布団を剝いで寝ている

冷房機器は"つけっぱなし"が令和時代の眠り方です
現代の夏は、エアコンを使わなくても乗り切れた時代と違い、気温が上昇傾向にあり、熱帯夜も増えています。「そのため、エアコンなどの冷房機器は、朝までつけておくのが正解。そして、体が冷え過ぎないよう、掛け布団やパジャマなどの寝具で布団の中の温度を調整するのが令和時代の眠り方です」と語るのは、快眠セラピストの三橋美穂さん。
「人が快適に感じる布団の中の温度は、体温よりも少し低い33℃前後だといわれています。これは一年を通して変わりません。寒い冬には厚手の寝具が、暑い夏には薄手の寝具が心地よく感じるのは、この布団内の快適温度におのずと調整しているからなのです」
就寝中に冷房を消すと、暑さで目が覚め、睡眠の質を落としてしまう可能性大。とはいえ、電気代が高騰している今、”つけっぱなし”が気になる人もいるはず。
そんな場合は、設定温度を高めにしたり、エアコンの代わりに扇風機を使えば、電気代の節約につながります。冷房で体が冷え過ぎる場合は、長袖・長ズボンのパジャマで肌の露出を減らしましょう。
暑くて眠れない… を解消するポイント

1.室温は24~28℃に設定し、パジャマ+薄い掛け布団で寝る
冷房をタイマー設定で切る人がいますが、これは今ほど気温が高くなかった昭和のお話。熱帯地方の気温に近づいているといわれる令和では、健康のために冷房をつけて寝るのはマストです。長袖・長ズボン(できればコットン製)で快適と感じる24~28℃に設定を。寝ている途中で冷え過ぎることもあるので、薄い掛け布団も掛けて。
2.敷きパッドも衣替えを!
洋服のように、寝具も衣がえをすると睡眠の質が上がります。「布団の中の温度は約33℃、湿度は50%前後が最も快眠できるといわれています。冷房をつけて寝ても、汗をかいて体が蒸れると、布団の中の温度と湿度が上がり、途中で目が覚めてしまいます。体の蒸れを防ぐために体質に合った涼感敷きパッドを使ってみて。
3.抱き枕で背中を開放すればぐっすり眠れる!

背中の通気性を高めるのに役立つアイテムの一つが抱き枕です。抱き枕を抱えて横向きに寝ることで背中に風が通り、熱が逃げて蒸し暑さが軽減します。また、抱き枕を使用すると体の重さが分散されるのでリラックス効果もあり、長時間快適に眠ることができます。


※この企画は過去に雑誌『レタスクラブ』に掲載されたものに加筆、再構成しています。
* * *
寝苦しいと何度も寝返りをうって眠れなくなるという繰り返しをしていたので、背中の熱が逃げるよう抱き枕を使ったり横向きになることを心がけてみたいと思いました!
監修/三橋美穂 イラスト/すぎやままり
文=徳永陽子
Information
<レタスクラブ ’25 7月号より>

▼『レタスクラブ ’25 7月号』は夏を楽しむ122品のラクうまメニュー!▼
今号は、なすやトマト、ピーマン、かぼちゃなどの夏野菜と、豚こまやとりむねなどのお買い得肉を組み合わせた、ボリュームおかずをご紹介!/長谷川あかりさんに教わる「お酢レシピ」/つけつゆと具のバリエで楽しむ「無限そうめん」/節約につながる「ストック管理」のコツ/【別冊付録】「ピーマンのおかずBOOK」/【毎号付録】献立の悩みから解放される!と話題の「献立カレンダー」/【大人気連載】オトナのNEWSは小山慶一郎さん登場!/コミックエッセイも多数!レタスクラブ7月号をぜひお楽しみください。
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