世界で急増する肥満児。子どもの肥満リスクを減らすには何をすればよい?

今年10月に、世界保健機関(WHO)が発表した子どもの肥満問題に関する報告書は、世界に衝撃を与えました。なんと肥満の子どもが過去40年間で10倍にも増え、1億2400万人に達したのだとか。もちろん過去最大規模です。
特に低中所得の途上国で急増しており、低栄養で高カロリーな安価な食品に頼りがちな食生活が影響しているそうです。
生活習慣の乱れが招いた子どもたちの肥満
日本の子どもの肥満率は、世界と比べると少なめですが、それでもここ30年で2~3倍に増えています。
食生活が欧米化したことや、朝ごはんを食べないといった欠食が増えたこと、さらには、スマホやゲームの普及で、22時以降に就寝する夜型の生活に変わってきたことなどが要因といわれています。
このように、食や生活習慣の乱れた子どもたちは健康リスクが高まるため、家庭や学校での改善に向けた取り組みが求められています。
まずはバランスのとれた食生活を心がけて
では、家庭ですぐにはじめられる取り組みには、どのようなことがあるのでしょうか?
まずは、食生活を見直すところからはじめましょう。欧米化した食生活より、むかしながらの和食をメニューに取り入れることが、肥満予防に効果的です。パンや麺類よりお米を中心に、 魚・肉・卵・豆腐などのたんぱく質を偏りなく食べて、たっぷりの野菜でビタミンやミネラルを補うようにしてください。

また、外食はどうしても、高カロリー、高脂肪になりがちです。これを減らして家庭で食事を作るようにするだけでも、食生活の改善につながります。
もちろん適度な運動も大切ですが、意外に見落としがちなのが睡眠。親の時間に合わせて生活をしていると、食事の時間や就寝時間が遅くなることが多くなります。子どもの成長にとって睡眠時間と眠りの深さはとても大切ですし、就寝前におやつを食べると血糖値が上がり、成長ホルモンの分泌を妨げるので気をつけましょう。
ほんのちょっとでよいので、普段の生活にこれまでと違う意識を向けて、子どもたちの将来の肥満リスクを減らすようにしてくださいね。
【関連レシピ】和風豆腐ロールキャベツ
あっさりした味付けで、素材の風味を楽しんで。

<材料>(2人分)
キャベツ…6枚
豆腐…1/2丁
とりひき肉…120g
玉ねぎの粗みじん切り…1/2個分
三つ葉…4本
しょうがの薄切り…6枚
だし汁…3カップ
うす口しょうゆ…大さじ2
・塩、こしょう、酒、みりん
<作り方>
1.キャベツはゆでて2枚はせん切りにし、ほかの4枚は軸をそいで厚みを均等にし、除いた軸もせん切りにし、よく絞って細かく刻む。豆腐は電子レンジに約30秒かけてさます。
2.ひき肉、1の刻んだキャベツ、水けを絞った豆腐、塩、こしょう各少々を混ぜてたねを作り、4等分する。キャベツを広げて手前にたねをのせ、手前から2回巻いてから左右をたたみ、さらに向こうへ巻き込んで包む。
3.鍋にだし汁、しょうが、酒大さじ2、みりん小さじ2、うす口しょうゆ、2を入れ、落としぶたをして煮汁が半量になるまでことこと煮る。サッと煮た三つ葉で巻き、煮汁とともに器に盛る。
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