【超ネタバレ】大ヒット中!日本版『私の夫と結婚して』あらすじと名シーン総まとめ

2024年に配信がスタートすると日本をはじめ世界中で大ブームを巻き起こした韓国ドラマ『私の夫と結婚して』。73ヵ国で1位を獲得し、韓国コンテンツとして初めてテレビショー部門のグローバル・デイリーランキング1位に輝きました。
そしてついに6月27日(金)から『私の夫と結婚して』の日本版がスタートしました! 日韓共同プロジェクトとして小芝風花と佐藤健のW主演で制作された今作は、AmazonのPrime Videoで240以上の国や地域で世界独占配信中。

日本版『私の夫と結婚して』は、第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初のパルム・ドール受賞を果たした『パラサイト 半地下の家族』(2019)を手掛けたCJ ENMと、『愛の不時着』(2019)、『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』(2016)などの数々のヒット作を生み出した韓国屈指の制作会社スタジオドラゴンがタッグを組んだ初の日本映像作品。
そして脚本は『1リットルの涙』(2005)や2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』を手掛け、2024年の映画『九十歳。何がめでたい』で第48回日本アカデミー賞で優秀脚本賞を受賞した大島里美が手掛けたことでも話題になっています。
また、監督は2022年の韓国ドラマ『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』などで知られるアン・ギルホです。
日本版『私の夫と結婚して』配信スケジュール
2025年6月27日(金)よりPrime Videoで世界独占配信中。
配信は毎週金曜日0時から2話ずつ、5週にわたり全10話で構成されています。
第1話 2025年6月27日(金)配信済み
第2話 2025年6月27日(金)配信済み
第3話 2025年7月4日(金)配信済み
第4話 2025年7月4日(金)配信済み
第5話 2025年7月11日(金)
第6話 2025年7月11日(金)
第7話 2025年7月18日(金)
第8話 2025年7月18日(金)
第9話 2025年7月25日(金)
第10話 2025年7月25日(金)【最終回】
【ネタバレを含みます。ご注意ください】
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日本版『私の夫と結婚して』ストーリー
主人公の神戸美紗は、いつも周りを優先する優しくてお人好しな人物。まるで「脇役」的な存在。
親友の江坂麗奈と夫の平野友也を信じていたものの、冷酷な2人の裏切りによって命を落としてしまうことに。
……が、美紗が目を覚ますとなんとそこは10年前の「過去」。
夫と親友に裏切られる未来を知っている美紗は、かつての親友と夫に復讐することを決意。
そんな美紗に一度目の人生では言葉も交わすことのなかった会社の部長・鈴木亘が積極的に介入。
部長と関わっていくうちに、美紗の心に新たな変化が…。
美紗、麗奈、友也、亘、4人それぞれの企みと愛が交差する中、美紗は二度目の人生を「主人公」として幸せに生きる術を学んでいきます。図らずも人生をリセットすることになった美紗。心の成長と真実の愛を描いた人生リセットストーリー!
各話あらすじ
【ネタバレを含みます。ご注意ください】
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【1話】二度目の2015年
▶1話あらすじ
自分の人生は幸せだった?
深刻な病気で入院中の美紗(小芝風花)。体重は40㎏を切り、食事も喉を通らない。そんな美紗のもとに、幼い頃からの親友であり今も職場が一緒の麗奈(白石聖)がお見舞いに来る。

弱った美紗に寄り添う優しい麗奈。
美紗は2人が仲良くなったきっかけであるミサンガを作っていた。
小学生の頃は、泣いていた美紗を心配した麗奈がプレゼントをしてくれたのだ。今は麗奈からの優しさのお礼に美紗がプレゼント。
麗奈は美紗からもらったミサンガを腕に巻いてもらい、「美紗が元気になりますように」と願いを込め祈るのだった。
美紗のもとへお見舞いに来るのは麗奈しかいない。
美紗の夫である友也(横山裕)は、忙しいのかお見舞いになかなか来ることがない。
離れて暮らす唯一の肉親の祖母は、美紗が電話をかけても認知症で会話もままならない状況…。
美紗の父は大学生の時に亡くなり、母は美紗が小さい頃に家を出て、その後は彼女と同じ病気で亡くなっていた。
一人ぼっちの美紗にとって、麗奈はとても大切な人。唯一の「親友」なのだから。
病状は悪く、ギリギリの状態の美紗。
しかし久しぶりに外出許可がおり、夫である友也に会えるのを楽しみにしていた。
ボロボロの体を引きずりながら友也のためにスーパーで夕飯の買い物をしていると、保険会社から連絡が来る。美紗の生命保険の受取人が祖母から夫の友也に変更されていたのだ…。
やっとの思いでタクシーに乗り込み自宅へと向かう美紗。
タクシーの運転手が美紗に「とっておきの道を知っているから任せてください」と話しかける。
そのイントネーションから美紗は彼が同郷の富山生まれであることに気が付く。実は彼女の父親もまたタクシーの運転手だったのだ。
父親と似ている話し方をするドライバーに不思議と癒されていく美沙。
季節外れの紅葉が現れる。美紗が驚いているうちに窓の外の季節はみるみる廻っていく。不思議なタクシーは進んでいき、運転手は「きっと出会えます、あなたを本当に大事にしてくれる人に」と美紗に伝える。
心地よさにいつの間にか眠っていた美紗だったが、目的地に着いたと運転手に起こされる。
美紗が慌てて代金を支払おうとすると運転手はいらないと断る。
彼は今日でタクシー運転手を引退するため、美紗が最後の客なのだ。そして美紗の手いっぱいにお菓子をプレゼントし彼女を送り出すのだった。
夫と親友の裏切り
美紗が鍵を開けると玄関には自分のものではないハイヒールが。
なんと夫の友也と、唯一の親友である麗奈が、美紗の余命や死亡保険について話しているのが聞こえてきたのだ。
美紗は絶望に襲われながらも声のする方に近づいていくと、そこは寝室。
2人は美紗に隠れて関係を持っていたのだ!
最初は殊勝に言い訳していた2人だったが、美紗が死亡保険に言及すると友也は「余計なことを言ってないよね?」と怒りをあらわにする。その上、美紗と結婚したのはお金のためだと言い捨てる。「お前のせいで俺の人生は失敗したんだ」と。

麗奈も「子どもの頃からずっと目障りだった」と美紗を追い詰める。
2人のひどい仕打ちに美紗は「保険会社には本当のことを伝える」と言い、その場を後に。
スマホですぐに保険会社と連絡を取ろうとした美紗は、それを阻止しようとした友也ともみ合いになりマンションの外廊下から落下してしまう…。
美紗はわずかな余命すら全うできずにその人生を終えようとしていた。
なんとそこは2015年の世界だった
「神戸さん」と名前を呼ばれ目を覚ますと、そこは会社だった。混乱する美紗。
確かに自分はマンションから落ちて死んでしまったはずだった。しかしそこには友也も麗奈もいて、何事もなかったように話しかけてくる。
美紗は思わず会社を飛び出すと、街に違和感を覚える。

スマホを見ると2015年9月18日。なんとそこは10年前の世界だった…!
ウインドウに映る自分も若返っている。
病魔に侵されていない体は軽く、走ることだってできる。
美紗はこの世界は死ぬ前に見る走馬灯だと思い、中華料理店に入り、食べたくても食べられなかったラーメンや餃子、チャーハンまで注文しモリモリ食べるのだった。
そこに先輩の住吉(田畑智子)から連絡が来る。
プレゼンが始まるから早く集合するように言われる美紗。
過去に行ったそのプレゼンのことをぼんやりと思い出してくる。
麗奈から伝えられた変更後の場所は間違った場所で、ヒールが折れて転んだことを思い出す。
過去では動揺と緊張で壊滅的なプレゼンだったのだ。
美紗は思い出したミスを回避しながらエレベーターに駆け込むと、先に乗っていた人にぶつかってしまう。その人物は美紗と同じ会社の経営戦略部の部長、鈴木亘(佐藤健)だった。

どうにかプレゼンを始めた美紗だったが、この企画が先方から断られたことを思い出し、この先流行るであろうタピオカについて話してしまう。
しかしタピオカについては資料も何も準備していなかったため先方から断りの電話が入る。

一緒にプレゼンの準備をしていた先輩の住吉にも謝罪するが、疲れているんだよと逆に慰められる。
麗奈も間違った場所を教えたことを謝ってきたが、「裏切られることを知っている」美紗は10年前のように許すことができない。
美紗はこれが死ぬ間際の夢ではなく、友也と麗奈に殺された後記憶を持ったまま10年前に戻ってきたのではないかと考え始める。
確認するために、父親(津田寛治)との思い出の和菓子店に行ってみると、閉店したはずの店はやはり営業していた。

その和菓子店で過去に父親は「どこにいても美紗が困っていたら駆けつけるからな」と約束をしていた。
死ぬ前に乗ったあの不思議なタクシー運転手に父親の面影を感じたことを思い出す。美紗はこの不思議なタイムスリップは、父親の力なのではないかと感じはじめる。そして、10年前からならやり直せるのではないかと考え行動に移す決意をする。
10年前と同じように友也や麗奈たちとラグビーのW杯で盛り上がるスポーツバーに出かける。
美紗は物事が、差異はあれど10年前に経験したとおりに進んでいくのを感じる。

美紗は一度目の人生の最期の時に、麗奈から「善人ヅラ」「被害者ヅラ」と言われたことをしっかり覚えていて、今の人生では麗奈のことを冷静に見ることができた。彼女は美紗のことはもちろん友也のことも見下していた。
美紗は必ず幸せになると決意する
美紗は休日も出社し、このタイムスリップについて考えていた。これから起こることを知っていれば運命を避けることができるのではないか。
しかしプレゼンの日、遅刻は回避できてもプレゼンが失敗した事実は変わらなかった。行動を変えても起こることは起こる。友也と麗奈に殺されてしまう事実は変えられないのだろうか…。
考えに没頭するあまり、無意識にケトルに手を伸ばす美紗。
それを見かけた部長の亘がかばい、代わりにヤケドを負ってしまう。10年前にヤケドをしたのは美紗だったのに、だ。
この事実から、美紗は身代わりを立てれば運命を変えられることに気が付く。
ヤケドの応急処置をしながら亘と初めてしっかりと会話する美紗。
彼は今まで美紗が理不尽に仕事を押し付けられているのを見ており、ゴミのような人間が寄ってくるのは美紗が「いい人だから」ではなくチョロいせいだからだと言う。
図星をつかれた美紗は、そんなことわかっている、しかし自分の人生についてただの上司にそこまで言われる筋合いはないと言い返す。

亘はしっかり怒ることができた美紗を見直す。
そして「ゴミは捨てればいい」と言い、美紗の幸せを望まない人間は美紗の人生に必要ないときっぱりと伝える。
そしてヤケドの治療のお礼にと、あの不思議なタクシー運転手からもらったものと同じキャンディを渡される。キャンディは幸せの象徴だ。
美紗は亘の言葉は、幸せを自ら遠のけている自分を心配しての言葉だったことを悟り、失礼なことを言って申し訳なかったと謝罪する。
ある日、美紗は友也と夜景が美しいレストランでディナーを共にする。そこで友也は美紗にプロポーズをする。美紗は友也からのプロポーズを受け、自分は必ず幸せになると決心する。一度目の人生のキャスティングを変えるのだ。
麗奈、私の夫と結婚して――。
▶ここに注目!
・日本版ならではの面白さが目いっぱい詰め込まれた『私の夫と結婚して』。タイムスリップした2015年の世界は懐かしさを感じます。
・韓国版でも夫役のクズっぷりが話題になりましたが、横山裕さん演じる友也のかなりのクズっぷりがナイス! 今後も期待大です。白石聖さんの豹変ぶりも最高でした。
・小芝風花さん演じる美紗の順応力、立て直していく力は思わず応援したくなります。ミステリアスな鈴木部長もかっこいいですね…!
【2話】二人の初恋
【ネタバレを含みます。ご注意ください】
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▶2話あらすじ
大学時代に出会っていた2人
実は亘と美紗は大学時代に出会っていた。少しだけだが会話もかわしたこともあったのだ。
彼はずっと、大学の池の亀に“カメ吉”と名付け楽しそうに過ごす美紗を見つめていた。

大学で研究をしていた亘だったが、父親の海外視察に同行することになり学校をやめることに。その日、慌てた様子で走る美紗とぶつかる。美紗は父親が亡くなり葬式に出るため実家に帰る日だった。
美紗は大学の池が浅く、干上がってしまえばカメ吉は大変だろうと心配していた。
池は美紗が休んでいる間に心配したとおりになってしまう。亘は、美紗が悲しむだろうと考えカメ吉を保護する。今もカメ吉は亘の家で悠々と暮らしている。
今まで、美紗の人生にあまり印象に残さなかった鈴木亘。
しかし同じ大学に通っていて、彼女の就職面接の場にもいたし、職場では上司でもあったのだ。
縁はあったが交わることがなかった2人だったが、彼はずっと彼女を見つめていたのだ。
しかし2015年9月18日。美紗がタイムスリップし、プレゼンのために駆け込んだエレベーターで2人はぶつかり、美紗と亘の人生は交差した。
彼はあまりの衝撃から「そのスカーフ似合っていませんよ」と失礼な発言をしてしまう…。
そしてヤケド事件を経て、美紗の方から亘に声をかけるような関係性になった。
脇役だった亘に役名が与えられたようだった。
10年前の記憶を頼りに…
挨拶を交わす美紗と亘をじっと見つめる人物がいた。麗奈だ。亘がイケメンで会長の孫、そして社長の息子のため、気に入らないのだ。しっかりと美紗にくぎを刺す麗奈。
会社の食堂でたまたま友也と会ってしまった美紗は一緒に食事をすることに。
プロポーズが成功し結婚する気満々の友也は美紗の心など知らず浮かれている。
美紗は友也と同じ空気を吸うのも嫌だった。一度目の人生ではわからなかった友也のマザコンで自己中でモラハラ気質の本性が、二度目の人生ではちゃんと見えてくる。
美紗は「絶対に知也と結婚しない」と決意を新たにし、どうしたら麗奈と友也を結婚させられるかを真剣に考えるのだった。

その直後、先輩の住吉に麗奈がカレーをぶちまけたことを思い出した美紗。
今なら「麗奈がわざとやった」と分かり、住吉の前にかばうように駆け寄る。
美紗にぶつかったカレーの皿は反動でひっくり返り、麗奈の後ろにいた友也にぶちまけられた。当たり前のように「洗ってよ」と渡してくる友也に「自分のスーツでしょ」と初めて言い返すことができた美紗。一度目の人生とは違う自分になれたことに喜ぶのだった。
2015年を新たな気持ちで生きる美紗
会社のトイレに寄った美紗は個室から助けを呼ぶ声に気付く。
中に入っていたのは新人の未来(黒崎レイナ)でペーパーが無いのだという。
彼女はずっと助けを求めていたのだが、麗奈に無視され途方に暮れていたのだ。やられたらやり返すという未来は、美紗に受けた恩もちゃんと返すと約束する。
“マメカメ堂”にいたのは…
美紗は仕事の帰り道、父親との思い出の和菓子屋“マメカメ堂”に寄る。そこには先客がいて、よく見ると鈴木部長だった。彼は美紗に気が付くと再び先日の失礼な発言を詫びる。
流れから一緒に和菓子を食べることになる。
鈴木部長は、会長の孫だということも、陰で御曹司と呼ばれていることも、小さい頃に自社CMに出て踊っていた男の子が自分だということもバレていることに愕然とする。
鈴木部長は美紗に、CMは黒歴史だから検索しないでほしいと懇願する。美紗は、どうフォローしてもいじっているようになってしまう。
SUZUTOYAホールディングスの発祥は和菓子屋“鈴兎屋”であり美紗の父親もここの豆大福が大好きだった。鈴木部長も美紗も和菓子が大好きなため、お互いがリサーチした和菓子の話で盛り上がり楽しいひと時を過ごすのだった。
美紗にとっての高校時代は…
手帳を確認した美紗は、もうすぐ同窓会があることを思い出す。
一度目の人生では麗奈にだまし討ちのような形で連れていかれた。針のむしろのような空気に美紗がトイレに隠れていると、自分への悪口が聞こえてくるのだった。
家に帰り、久しぶりにSNSにログインした美紗。開けば高校時代の同級生である田辺悠斗(七五三掛龍也)から連絡がきていた。「江坂麗奈さんから渡された手紙のことについて話したい」というものだった。

高校時代、田辺と先に仲良くなったのは美紗だったが、気づけば麗奈が田辺と連絡先を交換していた。その頃から美紗はクラス全員から無視や嫌がらせをされるようになっていた。そして田辺からも避けられるようになっていた。
色々な事を思い出し、怒りにかられながら麗奈との写真や思い出がある服、一緒に買ったクッションを捨てていく。一通り捨てて、美紗はやっとスッキリする。
ストーカー?ヒーローみたいな御曹司?
一方自宅でゆっくりしていた鈴木部長は、美紗が口にした「普段はクールだけどヒロインが困った時はどこにでも駆けつけてくれる御曹司なんて鉄板の憧れ」という発言に思いを馳せていた。どこにでも駆けつける男なんて現実にはストーカーなのではないか、と。
しかし思い切って、先日美紗との会話に出た期間限定オープンの祇園京華のコラボ和カフェに向かうと案の定彼女が。混雑していたため美紗が気をきかせて一緒に食べることに。
選びきれない美紗を見かねて鈴木部長は“半分こ”を提案する。
美紗は鈴木部長と会話を重ねるうち、最初の冷たい印象が変化していた。美紗は鈴木部長と短期間に何度も会うことに疑問を覚える。本当にたまたまなのだろうか、と。しかし、こんな“御曹司”が自分に興味を持つわけがないと考え直し、警戒を解いていく。
この後の予定を聞かれた美紗は服を買いに行くと答える。
片付けハイで大量に捨ててしまい、服が単純に足りないのだ。
鈴木部長は自分が発した「そのスカーフ似合っていませんよ」という発言が原因でスカーフを捨ててしまったと勘違いし、お詫びに別のものをプレゼントさせてほしいという。
しかし美紗は自分のものは自分で買いたいと断り、2人は古着屋に行くことに。美紗は自分の欲しいものを選ぶ、初めて楽しいと思える買い物をするのだった。
買い物を終えお茶をする2人。その時麗奈から着信が入る。今日は同窓会なのだ。鈴木部長は電話をとらないことを心配するが、美紗は高校時代にいい思い出がなく、同窓会には行きたくないからいいのだと言う。
鈴木部長はサボテンの棘に例え、高校時代は無理だったかもしれないが今なら一矢報いれるのではないかと美紗を励ます。そして美紗にサボテンをプレゼントする。
するとそこに後輩の未来がやってくる。先日のトイレでのお礼がしたいと美紗を誘ったのだ。
さっきワンピースに見とれていたことに気付いていた鈴木部長は「似合うと思いますよ」と言い残しその場を後にする。

悪夢の同窓会へいざ出陣
美紗と未来はその言葉に背中を押されるようにワンピースを売っている店に行く。値段に怯む美紗に、未来は「稼いだお金は自分が使うためにあるんです」と言って心を決めさせる。
美紗は麗奈や友也に振り回されてばかりで周りの人たちのことを全然見ていなかったことを反省する。そしてもうそれはやめようと思い、未来の力を借りてイメージチェンジをする。
髪をバッサリ切り、買ったばかりのワンピースを着た美紗は自ら同窓会に向かう。
美しく変身した美紗にびっくりする麗奈。
しかし同級生たちは美紗の悪口を続ける。美紗は彼女たちに、なぜいきなり自分は嫌われてしまったのかを聞く。
すると、高校時代に美紗が麗奈に陰湿な嫌がらせをしたからだという。
それはすべて麗奈から聞いたのだと。そして田辺にストーカーするなら学校や警察に訴えるといった内容の手紙も渡したというのだ。
彼女たちの口から語られることは美紗の身に覚えがなく、すべて麗奈が仕組んでいたことがわかる。

美紗は麗奈に、一度目の人生の最期の時に言われた言葉をそのまま伝える。
「もうやめたら?その善人ヅラ、被害者ヅラ」と。
同窓会会場が最悪な空気になった時、田辺がやってきて美紗をかばう。
そして自分は麗奈のことを好きだったことは全くないと言い、高校時代に美紗を信じられなかったことをみんなの前で謝る。

美紗は自分に原因があり嫌われてしまったと思っていたが、今はいじめてきた奴らとつるまなかったことを自分で褒めたいと全員に啖呵を切る。
そして麗奈に、面と向かって「平気で相手を傷つける友達ならいらない」と言い切り、雨の降りしきる外に飛び出す。
びしょ濡れの美紗のもとへ駆けつけたのは…
傘もささずに歩く美紗のもとに誰かが走ってくる。それは鈴木部長だった。美紗が、なぜいつも現れるのかを聞くと、「ストーカーでも御曹司でもありませんが、あなたに傘を差すくらいはできます」という。鈴木部長は傘を開いて美紗を入れ、彼女に降りそそぐ雨を遮る。

鈴木部長が自宅に帰るとそこには未来がいた。慣れた様子でくつろいでいるようだ…。
一方、麗奈は思い通りにならなかったことにイラつきながらバーにいた。
そこに電話がかかってくる。それは麗奈の恋人の二股相手からだった。

翌日、出社した麗奈は恋人だった男に電話するとあっさりとした様子で別れを告げ、慰謝料を用意しておいてと言い捨てる。特に傷付いた様子もない。
なぜなら麗奈はもっとランクの高い男に目をつけたのだ。SUZUTOYAホールディングスの“御曹司”である鈴木部長だ。
麗奈は鈴木部長を見つけるとわざと階段の上から物を落とし、彼の胸に飛び込むように転ぶ。咄嗟に鈴木部長は麗奈を抱き留め、2人は至近距離で見つめ合う…。
▶ここに注目!
・麗奈は嫌な女ですが、見切りの速さと行動力には目を見張るものが。良くも悪くもへこたれない!
・同窓会のシーン、日本版は同級生のリアクションを含めリアル感が強め。気づけばどっぷり感情移入してしまいます。
・美紗はバッサリと髪を切り、凛とした印象に変わりました。イメージチェンジ後の美紗の快進撃に期待!
・しかし、そのイメージチェンジを手伝った後輩の未来は鈴木部長の自宅でくつろいでいる様子。鈴木部長となにやら親しげな様子…。この2人の関係性は?
『私の夫と結婚して』今後の展開はどうなる?
イメージチェンジしぎこちないながらも自分の幸せに向かって歩き始めた美紗。一方、思い通りにいかず新しく動き出した麗奈。
起こる事実は変わらないということが判明しましたが、どのように未来を変えていくのでしょうか? 今後の展開が待ち遠しい!
【登場人物】メインキャラクター
日本版『私の夫と結婚して』主要キャラクター
■神戸美紗(小芝風花)

主人公。優しすぎるあまりいつも周りを優先してしまう“脇役”のような人生を送ってきた。その末に夫と親友に裏切られ命を落とすが、目を覚ませば10年前にタイムリープ。二度目の人生では自分を追い詰めた夫と親友に復讐を誓うも、部長・鈴木亘との出会いで心境に変化が起こり、自分の人生の主役として真の幸せを探すようになる。
主人公・神戸美紗を演じるのは、2025年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』にも出演中の小芝風花。
1997年4月16日生まれ、大阪府出身の28歳。数多くの作品に出演し、2024年にはエランドール賞新人賞を受賞。多彩な役柄を演じ分ける実力派女優です!
2021年には韓国ドラマのリメイクである『彼女はキレイだった』でも主演を務め、第109回ザテレビジョンドラマアカデミー賞・主演女優賞を受賞しています。
韓国版ではラブコメからサスペンスまで幅広く活躍する大人気女優パク・ミニョンが主人公カン・ジウォンを演じました。

■鈴木亘(佐藤健)

美紗の上司であり、SUZUTOYAホールディングス経営戦略部の部長。クールで仕事ができる。何を考えているのかわからないミステリアスな部分がある。美紗の一度目の人生では関わることはなかったが、なぜか二度目の人生では積極的に関わろうとする。
ドラマのキーパーソンである部長・鈴木亘役を演じるのは佐藤健。1989年3月21日生まれの36歳。
2007年平成仮面ライダーシリーズ『仮面ライダー電王』や、舞台 『ロミオ&ジュリエット』や映画『るろうに剣心』シリーズなど数々の作品に出演する人気実力派俳優。様々な役柄を自分に落とし込み違和感なく演じ分け、常に第一線で活躍し続けています。日本アカデミー賞優秀主演男優賞、毎日映画コンクール 男優主演賞など、数々の賞を受賞。
韓国版ではユ・ジヒョク部長をナ・イヌが演じ、世界中で一大ブームを巻き起こしました。


■江坂麗奈(白石聖)

主人公・美紗の幼なじみで唯一の親友。学校も職場も一緒。美紗に強い執着と劣等感を持っており、彼女のすべてを奪おうとする。美紗の一回目の人生では、美紗の味方のふりをしながら彼女の夫である平野友也と不倫していた。
癖のある役柄である江坂麗奈役を演じるのは白石聖。1998年8月10日生まれの26歳。2016年にテレビドラマでデビューすると、2017年にはテレビドラマ『I"s』のヒロイン役に約700名の中から大抜擢。2024年放映のテレビドラマ『新空港占拠』などの話題作に出演する今大注目の若手女優です。繊細な感情表現と透明感あふれる演技が魅力。
韓国版では主人公の親友チョン・スミン役をソン・ハユンが熱演!魅力ある悪役となりました。

■平野友也(横山裕)

美紗の一度目の人生の結婚相手。家事を一切やらず仕事もやめ、美紗を奴隷のように扱い追い詰めた「ひどい夫」。妻の親友である江坂麗奈と不倫し、開き直ったあげくに美沙を…。
美紗の一度目の人生の夫・平野友也役を務めるのはSUPER EIGHTの横山裕。
1981年5月9日大阪府出身。男性アイドルグループSUPER EIGHTとしての活躍はもちろんのこと、バラエティや演技など多岐にわたる分野で活躍を続ける。2021年にはテレビドラマ『コタローは1人暮らし』で主演を務め、2022年にはNHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』で朝ドラ初出演を果たす。
韓国版ではイ・イギョンが「最低な夫」であるパク・ミンファンを演じ大ブレイク!


■住吉百合子(田畑智子)
美紗の会社の先輩であり、優しくサポートしてくれる住吉役は演技派女優として知名度抜群の田畑智子。
12歳の時に相米慎二監督の映画『お引越し』(1993年)で主演デビューし、数々の新人賞を総なめ。2000年、NHK 連続テレビ小説『私の青空』ではヒロインを演じ話題に。その後も注目作に次々と出演。
■未来(黒崎レイナ)
美紗の会社の良き後輩であり、助けとなる人物・未来。
黒崎レイナは2016年のドラマ『仮面ライダーエグゼイド』や、2019年『初めて恋をした日に読む話』、2025年『I,KILL』など話題作に出演。
■田辺悠斗(七五三掛龍也)
美紗の高校時代の同級生・田辺悠斗を演じるのは、全世界配信デビューも果たしたアイドルグループ「Travis Japan」のメンバー・七五三掛龍也。アイドルとしての活動はもちろんのこと、2021年の映画『ライアー×ライアー』をはじめ、2024年のTVドラマ『私たちが恋する理由』や『坂の上の赤い屋根』など数々の作品に出演し、役者としても注目を集めている。
■神戸茂雄(津田寛治)
美紗の亡くなった父親を演じるのは実力派俳優津田寛治。北野武監督作品『ソナチネ』にて映画デビューを果たし、以降数々の作品に出演。2010年代には自ら映画の監督・脚本を務めるなど、活動の幅を広げている。
世界配信がスタートすると、一日で日本での1位を獲得した注目度の高い『私の夫と結婚して』。
これを機に韓国版を見直すファンも続出中なのだとか。韓国版と日本版、両方のいいところがあって見比べるのも楽しいですね!
スカッとしたり、ほっこりしたり…テンポよく進む復讐劇から目が離せません!
(C) 2025. CJ ENM Japan / STUDIO DRAGON all rights reserved
テキスト=みやしま
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