【超ネタバレ】大ヒット中!日本版『私の夫と結婚して』あらすじと名シーン総まとめ

【5話】あなたと過ごしたい未来

【ネタバレを含みます。ご注意ください】





▶5話あらすじ

亘の人生
幼い頃母親と2人暮らしだった亘は、貧しくも楽しく過ごしていた。生活は苦しかったが、母の給料日にレストランに行って甘いおやつを食べた瞬間は「母と僕は幸せだ」と信じることができた。

亘の母親とその再婚相手はお互いが初恋同士だった。偶然レストランで再会した2人は再び恋に発展したが、子持ちの母と再婚を望んだ父に祖父は激怒した。
しかし全てにおいて祖父の言いなりだった父もこの時ばかりは全力で反抗したため、新しく生まれた子どもに会社を継がせることを条件に祖父は結婚を許すしかなかった。
それから数年後、亘の母は病に倒れてしまう。母は亘に祖父にきちんと恩返しするようにと言い残し、この世を去った。この言葉が後押しとなり、亘は祖父の会社に入社することに決める。


実は亘は大学生の時、美紗の父親の茂雄と出会っていた。卒業後は研究をやめ祖父の会社に入ると教授に伝えた頃だ。富山から美紗に会いにやってきた茂雄は、待ち合わせまで時間があったため娘の大学を見学しにやってきたのだ。しかしどこをどう見ていいのかわからず尻込みする茂雄に、亘は大学の案内を買って出る。

感慨深そうに大学を見物する茂雄。2人は休憩しながら言葉を交わすと、亘の母親はもう亡くなってしまったが、お互い2人家族だということがわかる。茂雄が亘は自慢の息子だねと声をかけると、亡き母を思った亘はあまり親孝行ができず母を幸せにできなかったと言う。そんな彼に茂雄は「あなたの幸せがお母さんの幸せだよ」と親の気持ちを話した。この頃もう父茂雄の体も、病に侵されていた…。

【5話】娘の写真を見せる茂雄と、それが美紗だと知り驚く亘

案内をしてくれたお礼にと茂雄は亘の手のひらいっぱいにお菓子をプレゼントする。そして娘の写真を見せると、亘はこの人物が気になっていた“カメに話しかけるあの女の子の父親”であるということに気付き、この不思議な縁に驚くのだった。


一度目の2025年
美紗が亘のいるSUZUTOYAホールディングスに入社してからも亘は彼女を見守り続けていた。会社で遅くまで残業する姿、「すずとくん」の着ぐるみの中に入り子どもに囲まれる姿…。

【5話】SUZUTOYAホールディングス公式キャラクター「すずとくん」の中に入る美紗

彼女を見ているときだけはなぜかいつも僕は自由だった——
亘と美紗の人生はたまに近づきながらも交差することはなかった。そして美紗は友也と結婚し運命は最悪の方向に進んでいく。

亘は一度目の人生の2016年に経営戦略部部長からレストラン事業本部長に異動していた。しかし2025年にSUZUTOYAホールディングスがレストラン事業からの撤退を決定。地元の客から50年以上愛されていた老舗のレストランを存続させることができなくなってしまった。この店は亘が子どものころ母と訪れていた思い出の店だった。

レストランに謝罪に来ていた亘は客として訪れた住吉と久しぶりに再会した。そして悲しい現状を知ることになる。住吉は体調不良で退社していて、美紗も末期のがんを患っており彼女の夫の友也は別の女性との浮気に夢中だという。

【5話】久しぶりに亘と住吉は再会する


亘は迷惑だとしても少しでも役にたてるのならと美紗のお見舞いに向かう。その日はちょうど運命の日だった。美紗は外出許可をとって自宅に戻っており、亘とは入れ違いになってしまう。
看護師からそのことを聞いた亘は、その足で美紗の家に向かう。しかしそこで生きている美紗に出会えることはなかった。亘が到着したその時、マンションから美紗が落ちてきたのだった…。

美紗の死は悼まれず葬式でもなお罵られていた。友也の母親の雅子は「縁起が悪い!うちのお墓に絶対に入れたくない!」とずっと文句を言っている。あまりの光景に亘が絶句しているとそこに警察が現れる。友也と麗奈は殺人の容疑で逮捕され、母親も美紗の生命保険の書き換えの容疑で捕まった…。美紗の葬式はめちゃくちゃになった。
亘は思わず美紗の遺骨をその場から持ち去った。

【5話】めちゃくちゃになってしまった葬式で美紗の遺骨を持ち出そうとする亘


二度目の2015年
亘はマンションから落ちかけている美紗を見つけ走った。外廊下から落下しかけている美紗を間一髪のところで助け、「もう絶対にあなたを死なせない」と固く抱きしめる。

亘は美紗を家まで送り届ける。2人は土砂降りの雨でずぶ濡れになってしまい、亘も風邪をひかないようにと美紗の家で着替えることにする。

亘は美紗に一体何があったのかを聞く。どうしてあのマンションから落ちかけていたのかと。美紗は「全部嫌になって…」と答える。そして運命を変えようと友也に別れを告げたが、身代わりがいないとダメだったことを話す。

亘は“身代わり”という言葉に、先日美紗をかばって亘がヤケドしたときにも“身代わり”と言っていたことを思い出す。

その時、亘の脳裏に一瞬の記憶がフラッシュバックする。ハンドル操作を誤り陸橋から川に転落する記憶だ…。

どうしてこんなに助けてくれるのか美紗は混乱していたが、亘は美紗と大学時代に出会っていたことをやっとカミングアウトする。自分がいつも本を読んでいたベンチの前の池で、美紗が亀と話していた、と。

美紗は同じ大学だったことや、いつも亀とだけ話していたことを見られていたことにびっくりする。

そして亘は、美紗が新入社員として入社したため機会があったら話してみたいと思っていたのだと伝える。あの日、エレベーターに美紗が飛び込んできたときに、人生を変えてみたくなったのだと…。
2人は見つめ合っていたが、チャイムが鳴り美紗を心配した未来がやってきた。


別れようと言われた友也は…
一方、美紗から「結婚したくない」と言われた友也は一人でバーで飲んでいた。そして麗奈に電話で「美紗に別れようって言われた」と泣きつく。麗奈は一気に満面の笑みを浮かべ、「私が相談に乗ってあげる」と友也を落ち着かせた。

美紗は夜中、亘に助けてもらった時のことを思い出していた。そして「もう絶対にあなたを死なせない」の「“もう”」に引っかかっていた。しかし聞き間違えかもしれないと考え直す。

翌朝、家に泊まった未来と通勤中の美紗は運命を変える作戦を練り直していた。強引に結婚をやめようとしたら、一度目の人生と同じ終わりが来た。やはり身代わり無しでは運命は変えられないのだ。


美紗がふと前を見ると道の先に友也が美紗を待ち伏せていた。

「昨日は俺の謝り方が悪くて誤解させちゃってごめんね」と、未来がいるのも無視して美紗に畳みかけるように話し出す。未来が美紗を守るように一歩出て「通勤前の待ち伏せキモいです」と言うが、友也は「君には関係ないよね」と強気だ。美紗は未来を先に行かせて友也と話をする。

そして身代わりをたてて運命を変えるためにひとまず仲直りをすることに決める。美紗が「感情的になりすぎてごめんね」と言うと一気に普段通りの友也に戻り、「お互い反省ってことで水に流そう」というとすぐに自分の話を始めるのだった。

会社で美紗は、友也のことで相談したいと麗奈を誘い出す。
麗奈は友也から「美紗から別れたいと言われた」と聞いていたため、ご機嫌で快諾する。しかし相談は別れ話ではなかった。友也の親との顔合わせが決まったため、どんな服を着ていったらいいかというものだった。しかも麗奈が友也に伝えた美紗の母親のことも、美紗は自分じゃ伝えづらかったから言ってくれてありがとう、友也は全然気にしておらず逆に絆が深まったのだと感謝する。麗奈は2人がうまくいっていないどころか、思惑とは真逆の方向に進んでいたことを知り顔を引きつらせる。


試食会
SUZUTOYAホールディングスは大きなプロジェクトを進めていた。5年後の2020年に開催される世界的競技大会に向けたものだ。亘はこの関連のイベントへのあまりにも大規模な投資はリスクを伴うと警告していたが、会長である祖父はそんな亘を「経営者の器ではない」と非難し、会社一丸となって挑んでいた。

この日は美紗も残業しながら準備した世界的競技大会関連の試食会だ。美紗は一度目の人生の時、この試食会でトラブルがあったことを思い出した。

この試食会で出した蒸しまんじゅうで、旭デパートの会長がピーナッツアレルギーで入院することになったのだ。だれかから間違った成分表を渡されていたため、試食会のライブキッチンの担当者である未来が責任を問われたのだった。

このことを思い出した美紗はライブキッチンのスタッフに「ピーナッツあん」のものは出さないよう伝えにいくと、もうスタッフは聞いているという。亘が先にストップをかけていたのだ。美紗がバックヤードにいる亘に確認に行くと、明日この「ピーナッツあん」の蒸しまんじゅうが好物のお客様が来るため取り置いているという。不自然な行動に美紗が疑問を持っていると、亘はやや強引に美紗に会場に戻るよう伝える。


美紗が戻り、続いて亘が会場に向かうと、その2人を仕事をさぼっていた友也が見つける。麗奈から美紗が亘から口説かれてると聞いていた友也は、カッと頭に血が上り亘を追いかける。そして大切なお客様が大量にいる試食会会場で亘に詰め寄り、部下の女に手を出していると誤解されるような行動は慎むべきではないかと意見する。仕事中にする話ではないと亘はあきれるが、売り言葉に買い言葉で婚約を祝福したつもりはないと言う。そして亘は「彼女にあなたは釣り合わない」と言ってその場を後にする。友也は怒りに震えながらお客様用のお酒を飲み干す。

休憩しにバックヤードに来た冨田課長は、隅によけられた「ピーナッツあん」の蒸しまんじゅうを見つける。冨田課長はこれをもったいないと感じ、お客様にお出しするために会場に運ぶ。その途中、旭デパートの会長が帰るところに出くわした冨田課長はお土産に「ピーナッツあん」の蒸しまんじゅうを渡してしまう。そして偶然通りかかった麗奈に成分表をとってきて欲しいと頼むが、麗奈が持ってきた成分表は「ピーナッツあん」ではなく「白あん」のものだった。


美紗は試食会が終わった後も明日の準備をしていた。
友也はバックヤードで一人飲んだくれていて、麗奈もビールを片手に美紗のもとへやってくる。会場にはほとんど社員も残っておらず懇親会が始まっているようだった。麗奈は美紗に、2人きりで飲みに行こうと誘うが美紗は仕事が残っているからと断る。ならば仕事が終わるまで待っていると美紗の隣に座るが美紗はあからさまに迷惑そうな顔をする。

麗奈は美紗の態度に対し、困惑し怒りを覚える。今までと全く違い、冷たく付き合いも悪い美紗が何を考えているのか全く分からないのだ。麗奈は同窓会のことを怒っているのか?と問いかけるが美紗は違うと答える。そっけない態度が変わらない美紗に、感情が高ぶった麗奈は「私が美紗に何をしたっていうの?」と気持ちをぶつける。

そんな麗奈に美紗は「友達でいることに少し疲れただけ」と答える。そして麗奈がいないと困ると思い込んでいたが、自分には友也がいるからと麗奈を突き放す。

美紗は、今夜は夜景がきれいに見える美紗のホテルの部屋で友也と2人で飲む予定だと麗奈からの誘いをきっぱり断る。そして私にばかり執着してないで誰かいいひと見つけなよと言い捨てその場を後にした。


麗奈と友也は…
一人残された麗奈は、わなわなと体が震えるほどの感情に見舞われた。
麗奈は試食会会場の外に友也を呼び出すとそのまま抱き着く。そして「自分はいつも頑張っているのにひとりぼっちの気分…」と友也に甘える。友也はびっくりするが「よしよし」「がんばっているね」と麗奈を抱きしめなぐさめる。麗奈はそんな友也を「優しい」と言い、美紗が泊まる部屋の鍵を取り出した。美紗の鞄から抜き出していたのだ。

「夜景がきれいに見える美紗の部屋、真面目な美紗は残業中…このシチュエーション興奮しない?」と友也をそそのかし、「今夜だけ、結婚前に一度だけワルいことしよ?」と誘惑する。それを聞いた友也は自分からタクシーを止めに行き、乗り込んだ友也と麗奈はキスをする。

【5話】美紗のホテルの部屋の鍵で友也の口をふさぐ麗奈


あの日のように
美紗はその様子を少し離れた場所から見ていた。自分でけしかけたとはいえ心が痛んだ。悲しみに暮れ雨の中立ち尽くす美紗のもとに、亘がやってくる。そして同窓会の日と同じように傘に入れ、冷える美紗にカイロを渡してくれるのだった。

【5話】あの日のように美紗に傘を差しだす亘


亘の夢
バーに移動した美紗と亘。だいぶ酔っぱらっている美紗は、さっきみた光景でどうして友也を好きになったのかを話す。

友也は麗奈から連絡先を交換しようと声をかけられたときに、美紗に誤解されたくないからと断ったのだ。それだけのことだったが、その時の美紗にとってそれはとても大きなことで、友也のことは信用できると思ったのだ。

亘は後悔しているかと美紗に聞くと、彼女は「全然」と答える。しかし美紗の目からは涙が出てくる。亘は、これから描く未来にきっといいことがたくさんありますよと励ます。人生の厳しさに渋い思いをしている美紗は亘に「部長に夢はあるんですか?」と聞く。

「僕の夢を話しましょうか」と亘は話し始める。それは美紗とこれからやりたいこと、話したいこと、知りたいことの数々。

そして亘の口から出てきたのは2016年に上映された映画のタイトルだった。タピオカミルクティ、インスタ映えスポット、緊急事態宣言、コロナ、ロサンゼルスで大谷翔平の試合を見る…。やはり亘もまたこれから来る「未来」を知っていたのだ。

希望に満ちた美紗との日々を語り終えると、「これが僕があなたと過ごしたかった未来です」と言い優しく美紗を見つめる。美紗は熟睡しており、全て聞いていなかった…。


▶ここに注目!

・亘の「“もう”絶対にあなたを死なせない」発言からも記憶があることはわかりましたが、ラストでコロナ禍や緊急事態宣言などの10年前には想像できなかったことを知っていることが判明しました。亘が描く美紗との未来が穏やかで幸せにあふれていて、亘本来の優しい人柄がわかりますね。一度美紗と話しているときにチラっと出てきた陸橋のシーンは亘の記憶なのでしょうか?一瞬なのにかなり不穏です…。

・麗奈は友也が好きだというわけではなくやはり美紗に執着している様子。しかしついに友也と関係を持つために動き出しました。友也も乗ってしまいましたね…。



【6話】偽りのステージ

【ネタバレを含みます。ご注意ください】





▶6話あらすじ

それぞれの目覚め
バーで飲みながら寝落ちてしまった美紗は、夜明けにやっと目覚めた。亘は窓の外のテラスですがすがしい朝焼けの空を見ていた。美紗は亘のもとに行き、酔っぱらって寝てしまったことを謝罪する。そしてウイスキーが値上がりしてしまい最近飲めなかったので、ついたくさん飲んでしまったと2025年の記憶を交えて話をしてしまう。

亘は特に突っ込まず、しかし自分も記憶があることは話さず、海外でも人気の国産ウイスキーは10年後には簡単に手に入らないかもしれませんねと返す。

亘は、友也と麗奈に裏切られた美紗を心配し大丈夫かと聞く。亘に愚痴を聞いてもらった美紗はとてもスッキリしていて、人生は変えられないと諦めていたが今は好きに生きようと思っていることを伝える。美紗は、よく難しい顔をしている亘も好きに生きたらいいと言う。
お互いに好きに生きようと、2人はグータッチで健闘を称えるのだった。

一方、美紗が泊まるはずだったホテルの部屋で目が覚めた麗奈と友也。友也は我に返ると大慌てで服を着始める。麗奈のことも急かすが彼女はベッドから動かない。結局友也は麗奈を置いてひとりで部屋を出る。


運命は変わった
翌朝、試食会会場で荷物を運んでいる美紗。彼女のもとに麗奈が駆け寄り、「昨日は酔ってて突っかかるような言い方しちゃってごめんね」と謝る。そしてホテルに戻らなかった美紗に昨日はどうしたのかを聞く。美紗は仕事中に休憩しようとうたた寝したら朝まで寝てしまったのだと答える。

そこにヨレヨレの友也もやってくる。友也は麗奈と関係を持ってしまったことに焦っていたが、麗奈と一緒にいる美紗が何も知らない様子だと分かると一気に安心した表情になる。

美紗は運命が変わったことを確信した。一度目の人生とは違い、結婚式の前に麗奈と友也が関係を持ったのだ。


ピーナッツアレルギー事件
試食会が終わり通常業務に戻ったSUZUTOYAホールディングス。出社した友也を麗奈が人目の付かない場所に引きずりこむ。会社ではまずいと言う友也を麗奈は家に誘う。

一度目の人生で起こったアレルギー事件を防ぐために美紗が動き、亘が出さないようにしていた「ピーナッツあん」の蒸しまんじゅうだが、冨田課長から手土産で渡されていた旭デパートの会長はやはりアレルギーで入院してしまう。

麗奈から間違った成分表を渡されていたからだ。そのためライブキッチンの担当者である未来が責任を問われてしまう。一度目の人生で、未来はこの事件がきっかけとなり子会社に異動になっている。
未来を犠牲にして場を収めようとしている冨田課長に美紗が反論しようと話し始めたとき、亘がやってきてこの件の調査は私に任せてほしいと言う。

【6話】ライブキッチンの担当者である未来は責任を問われるが…

麗奈と冨田課長は社外で密会し、今回の件について相談する。
どうしようと不安そうな顔をする麗奈に「そんな顔似合わないよ」といちごみるくを渡して励ます。次の更新の時に麗奈を正社員にしてあげると約束していた冨田課長は、麗奈の手を握ると「江坂さん…いや、麗奈ちゃんは僕が守る」と耳打ちする。

【6話】冨田課長を手玉に取る麗奈

麗奈に頼られ調子に乗っている冨田課長は、今回の件も自分が何とかするつもりだ。浮かれ切った冨田課長の扱いは簡単で、ひとりになった麗奈は「チョロ」と吐き捨て、いちごみるくをそのままゴミ箱に捨てる。


責任を問われた未来は落ち込んだ気分のままひとり店で飲んでいた。その店をインスタから特定した美紗と住吉は未来のもとに駆けつける。

未来はいいかげんな仕事をしたつもりはないが、その日は来客も多く、間違った成分表を渡してしまったのは自分かもしれないと自信をなくしていた。そして部長たちと一緒に旭デパートの会長に謝罪に行くという。会社のために頭を下げる覚悟を見せた未来に、言いたいことを言う未来はいつもかっこいいよと美紗たちは励ます。


友也の投資は…
その頃、友也はまた麗奈と関係を持ち、そそくさと帰る用意をしていた。
すぐ帰ろうとする友也に不満げな麗奈だが、友也は美紗と結婚してもこうやってたまに会おうよと提案する。美紗にさえバレなければ自分たちはうまくやっていけるのではないかと言うのだ。

黙る麗奈の頬にキスをして友也は麗奈の部屋を出る。貞淑な妻に美しい愛人、男の夢を実現しているかのような現状に友也は舞い上がっていた。ニヤニヤしながら夜道を歩いていると、美紗から着信が入る。美紗は友也が投資していた仮想通貨が詐欺により無価値になったことをニュースで知り電話してきたのだ。友也はそのことを初めて知り、自分の投資が無になったことを悟り絶叫する。


翌日、美紗は友也に詳細を聞く。彼は無一文どころか実家の土地を担保に2000万もの借金までしていた。友也はマンションの頭金を払えそうにないことを謝る。しかし美紗は怒るどころか私が払うと言う。一度目の人生でも美紗が払っていたし、麗奈と友也を結婚させた後に新婚生活を送るためのマンションが必要なのだ。

美紗は自分がお金を出したことを誰にも言わないことを条件に友也とのマンションの頭金を払う約束をする。「夫を立てる妻でありたいの」という美紗の言葉を鵜吞みにし感動した友也は、感極まった様子でありがとうと言う。


地獄の顔合わせ
友也の親との顔合わせに着る服を麗奈と買いに来た美紗。マンションの頭金を友也が払ってくれたていで話をする。今後のことを考えて多めの頭金を払ったのだと。そして顔合わせも一生の思い出だからと格式高い店を友也が予約してくれたことものろけるように教える。

麗奈はそんな美紗に「一点の曇りもなく友也を信じていていて幸せそうだね」と深読みできそうなことを言う。しかし美紗は揺るがず、「麗奈にも信じ合える相手がきっとみつかるよ」と返す。

顔合わせの日、美紗は美容院で、「道を尋ねた人が後退りするくらい気が強そうにして欲しい」とオーダーする。お義母さんが普通じゃないんです、というと美容師さんも何かを察し了承する。


一度目の人生で義母の雅子はことあるごとに新居に来ていた。「友くんは~?」といいながら当たり前のように入ってくる。勝手に買い物しては新居の冷蔵庫に物を詰め、頼んでもいないのに夕飯を作っては美紗には安い肉、友也には高級肉を振舞った。
そして子どもがなかなかできない美紗を子だくさんの甥と比べ、「真面目にクリニックに通っているの?」と責めるような発言をしていた。

顔合わせのために店に先に来ていた雅子は、「ママ緊張しちゃう!」とはしゃいでいる。友也は美紗のことを、優しくて真面目で倹約家な子だと説明すると「友くんにぴったりじゃない!」と雅子のテンションも上がっていく。そして娘ができたら腕を組んで銀座でお買い物するのが夢だったのだと理想を語る。

【6話】ド派手メイクの美紗が登場!

そこに美紗がやっと到着。美紗は普段からは想像できないようなド派手なメイクと服装で登場した。呆気にとられる面々を前に美紗は微笑み挨拶をする。

話が違うと言うように友也を一瞥した雅子は、「アナタ、失礼ですけど結婚のご準備はできているんですか?」といきなりジャブを打つ。結婚の準備とは?という美紗に、「そんな爪でお料理はできるの?お掃除は?お洗濯は?」と畳みかける。そして、炊き立てのご飯に主菜副菜が5品は並んでいるような家庭で育ってきた友也が満足するように、仕事はしてもかまわないが家のことがおろそかにならないようにとくぎを刺す。

美紗はなぜ私が仕事をするんですか?と言い返す。友くんが仕事をしている間に遊んで過ごすのか、子どもはどうやって育てるのかと段々口調が強くなっていく雅子に、美紗は「子どもは生まないから大丈夫じゃないですか?」と言い放つ。
そして雅子の言っていることは化石時代の価値観だと言い切る。雅子はこの態度に「やっぱりだめね…ご両親のいない娘さんは」と美紗の親がいないことに言及する。

カチンときた美紗は雅子のことを「おばさん」と呼び、「しょうもない価値観を人に押し付けんなって言ってんの」と言い捨ててその場を後にした。


外に飛び出した美紗を友也が後から追う。「何考えてんだよ」と美紗の行動を非難し、戻って雅子に謝るように言う。「俺たちの結婚を台無しにするつもり?」と怒る友也に、美紗は「台無しにしたのはどっち?」と言い返す。怯む友也に、麗奈と関係を持ったことを知っていることを伝える。

そこに麗奈が、母親受けのよさそうな清楚な格好をして「美紗が心配で来ちゃった」とニコニコしながらやってくる。麗奈は美紗が自分が選んだワンピースではなくド派手な格好をしているのを見ると呆気にとられながら「何かあった?」と聞く。美紗は友也と麗奈に「あとはどうぞお二人でごゆっくり」と、皮肉をこれでもかと込めて立ち去る。美紗の態度に怒り心頭の雅子も出てくるが、自分の理想の嫁そのままのような麗奈を見つけ機嫌を直す。


ピーナッツアレルギー事件の犯人は…
アレルギーで入院中の旭デパートの会長のもとに、冨田課長や未来、亘たちが謝罪に向かう。会長夫人は冨田の顔を見ると、成分表を持ってくるように言ってくれた人物だと覚えていた。そして成分表を持ってきたのは未来だと勘違いしていたが、亘は試食会の様子を撮影しており、その映像を会長夫人に確認してもらうと麗奈がしっかりと写っていた。

会長夫人は成分表を持ってきたのは麗奈であると断言する。亘は当該社員に対してしっかり処罰を下し再発防止に努めると約束し、今一度しっかりと謝罪した。

【6話】撮影された試食会の映像で旭デパートの会長夫婦に確認してもらう亘と未来たち

病室を出た亘は冨田を呼び止める。そして成分表を渡したのが麗奈だと分かっていたのに未来に罪を着せたのかと問う。冨田は否定したが、未来が自分の妹であり社長の娘であることを教える。亘は一度目の人生で未来のことを信用しなかったことを後悔した。


亘は顔合わせをぶち壊した美紗と未来が夕食をとっていた田辺の店に向かう。美紗のド派手メイクに度肝を抜かれた亘だったが、この格好で顔合わせに行き言いたかったことを言い放ってきたと聞き、「我慢して笑っているあなたより、怒っているあなたのほうが魅力的です」と言う。

そして「あなたの目的は江坂さんに平野さんを押し付けることだったんですね」と理解する。雰囲気のいい美紗と亘を切なげに見つめる田辺に未来が気付くが、2人は仲良く談笑を続ける。


ついに麗奈は
翌朝、出社する美紗に付きまといながら友也は弁解を続けまとわりつく。美紗は会社に入りまわりにたくさんの人がいるのを確認してから「ひどすぎる!婚約中なのに私の親友の麗奈と浮気するなんて!!!」と周りに聞こえるように泣き喚いた。

社内はこの噂で持ちきりだ。隠し撮りした動画も出回りみんなが知っていることとなった。麗奈はこの異様な雰囲気を肌で感じていたが、具体的には何を噂されているのかわからない。冨田課長はそんな麗奈を呼び出す。

麗奈が連れていかれた会議室には人事部長と亘が待っていた。
亘はピーナッツアレルギー事故について話を切り出す。冨田課長曰く、麗奈が誤った成分表を渡したが、鈴木未来がしたことにしてほしいと泣きつかれていたと。麗奈は「私じゃありません」と否定するが、会社はこの事実を重く受けとめ麗奈の契約を今期をもって終了すると通告され、残りの契約期間も自宅謹慎となる。クビだ。


麗奈はまとめた荷物を抱え、とぼとぼと社内を歩いていた。
美紗を見つけると、自分の言うことは冨田課長のせいで信じてもらえない、美紗から人事の人に言って欲しいと泣きつく。しかし能面のような顔をした美紗は麗奈に告げる。「麗奈のことずっと信じてたよ。私の夫と平気で寝るまでは」と。

そして美紗は、友也が麗奈とのことはただの間違いだった、遊びだったと弁解するためやり直すことに決めたという。そしてこんなくだらないことでは美紗と友也の関係は壊れないと伝え、友達もいなくて仕事もない、あまりに惨めでかわいそうな麗奈のことも許してあげると言う。そして「結婚式には招待するね。」と、とどめを刺すように一言告げると美紗は去り、麗奈はひとりで取り残された。

【6話】クビになった麗奈に「結婚式には招待するね」と告げる美紗

自宅謹慎中の麗奈がスマホを見ると、SNSに楽しそうな様子の美紗が投稿されている。麗奈は友也に連絡を取り続けていたが無視されていた。

「これ以上無視するなら私にも考えがあります」と送ると、やっと友也から「ごめん、今日は休日出勤で 後で連絡するね!」と返事がくる。しかし実際には友也は美紗とデートしており、その様子がSNSに投稿される。麗奈は思わずスマホを投げつけた。

麗奈の部屋の壁には美紗と撮った思い出の写真がたくさん貼られている。麗奈はそれをじっと見つめ、投げつけたスマホを拾うとおもむろに電話をかけはじめる。


麗奈は動き運命は変わる
シャインマスカット大福は来年の発売を控え、お披露目会を行っていた。会場は田辺の店だ。張り切る住吉は課長になっていた。

美紗は身代わりがいれば運命を変えられることを実感していた。一度目の人生でパワハラで退職した住吉の代わりに麗奈が退職。ピーナッツアレルギー事件で子会社にいった未来の代わりに冨田が子会社へ。そしてすべてを亘が手助けしてくれていたことに気付く。

そのシャインマスカット大福お披露目会ににウキウキとした足取りで向かう2人の姿があった。麗奈と友也の母親の雅子だ。麗奈は問題を起こしクビになったというのにお祝いの花束までもってきた。美紗は「どういうつもり?」と詰め寄るが「まだ聞いていないの?」と憐れんだ目で美紗を見つめる。

そして麗奈は、お腹に手をやり友也との子どもがいると告げる。そして美紗に「傷つけて本当にごめん」と謝ると、「私、友也君と結婚します」と言い切った。

勝った――

運命が変わり、美紗がいた場所に麗奈が座った瞬間だった。美紗の目から涙があふれてくる。これは悲しみの涙ではなく喜びの涙だ。美紗の握りしめた手がサムズアップの形になるのを、亘だけが気付いていた。


▶ここに注目!

・ついに麗奈が友也と結婚すると言いました!お腹には友也との子どもができているとのことですが果たして本当なのでしょうか!?友也の母親とも麗奈だったらやり合えそうな気もしますね…。

・顔合わせで美紗が言いたいことを全部言いましたが見ていてスッキリしましたね。濃いメイクの美紗もかっこよくて美しかったです。

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