【KAGOMEの管理栄養士さんに聞く】生で刻んで調味料に入れても! 肉の臭み消しにも役立つニラの秘密

日本有数の食品・飲料メーカーであるカゴメの管理栄養士チーム「野菜と生活 管理栄養士ラボ(R)」をご存知ですか?
野菜に関する研究で得た知見を活かし、野菜摂取の重要性や上手な摂り方を伝えるセミナー、特定保健指導、レシピ・コラムの監修など、多岐にわたる活動を行っている、カゴメの管理栄養士による専門チームなんだとか。
そんな専門家たちによる、栄養を余すことなくいただける賢い野菜の食べ方をご紹介します。
※本記事はカゴメ株式会社監修の書籍『KAGOMEの管理栄養士さんに聞く 野菜の賢い食べ方』から一部抜粋・編集しました。
にらの独特の香りは肉の臭み消しにも役立つ!生で刻んで調味料に入れても

POINT
・根元を持ったときにピンとしているもの、葉が広く肉厚なものが◎
・冷凍するなら使いやすい長さに切って冷凍用保存袋へ。約1ヶ月保存可
にらといえば、独特の強い香りが特徴。この香りは、香味成分の「アリシン」によるものです。肉の臭み消しの効果があり、まさに餃子やニラレバには欠かせない食材といえるでしょう。アリシンは根元に近いところに多く、切ってから時間が経つほど香りが強くなります。そのため、香りをやわらげたいときは葉先を使う、根元を使うときは使う直前に切るといった工夫をするのがおすすめです。
にらは生でも食べられるので、刻んで調味料に混ぜると手軽で便利。たとえば、しょうゆに煮切ったみりんを少し足したところに刻んだにらを混ぜた「にらじょうゆ」は、目玉焼きや卵かけご飯、冷奴などのよいアクセントになってくれます。
from 野菜と生活 管理栄養士ラボ
たんぱく質、カリウム、カルシウムなど多様な栄養素を含むにら。香味成分のアリシンは硫化アリルの一種で、ビタミンB1の吸収効率をアップさせてくれます。つまり、ビタミンB1が豊富に含まれる豚肉とにらを一緒に食べるメニューは、臭み消しになるだけでなく栄養面でも効果的だということ。
豚こま切れ肉と炒め合わせたり、茹で豚と和えたりして、にらのアクセントを楽しんでみましょう。
【保存のアイデア】余ってしまったら水に浸けて冷蔵保存

ひたひたの水に浸けるだけで長持ち!
にらは買ったらすぐ使い切るのがベストですが、使い切れなかったときは水に浸けると長めに保存できます。パスタを電子レンジで茹でる容器があれば長いまま、普通の保存容器なら入る程度の長さに切ります。水を張った容器ににらを浸し、ふたをして密閉してから冷蔵庫に入れましょう。
2〜3日おきに水を取り替えれば、10日ほどは持ちます。それでも、断面から栄養素や香りは徐々に流れ出てしまうので、なるべく早く使い切りましょう。
【食べ方アイデア】主役級の味わい!黄身じょうゆでおひたしに
にらが少し残ってしまったときにおすすめしたいのが、にらのおひたし。さっと塩茹でして水気を軽く絞り(絞りすぎると栄養も出てしまうので注意)、しょうゆに卵黄を混ぜた「黄身じょうゆ」でいただきます。
ほうれん草のおひたしならしょうゆだけで十分ですが、にらは香りが強いので、濃厚な調味料がよく合うんです。あれば、ごまをパラパラとふるのもおすすめ。おひたしといっても脇役にとどまらない、ちょっと贅沢な一品になりますよ。
RECIPE
ふんわりにら玉(2人分)
にらのみずみずしい歯ごたえと、卵のふんわりとした食感がたまらない一皿です。

作り方
1 にら1束(100g)は3cmほどの長さに切り、根元の硬い部分とやわらかい部分に分けておく。
2 ボウルに卵4個を溶きほぐし、塩小さじ1/6、こしょう少々、牛乳大さじ2を混ぜる。
3 フライパンにごま油大さじ1/2を熱し、1の硬い部分を入れて炒め、緑色が鮮やかになったらやわらかい部分も入れ、強火でさっと炒める。
4 しんなりしてきたら、しょうゆ小さじ2を加え、水分が飛んだら2のボウルに加える。
5 フライパンにサラダ油大さじ1と1/2を入れ、強めの中火で熱し、4を一気に入れる。
6 卵液の端のほうがふくらんできたら木べらを大きく動かし、端の部分を中に入れるように混ぜる。半熟状になったら火を止めてさっと混ぜ、用意しておいた皿に手早く盛る。
調理のポイント
卵は冷蔵庫から出して室温に戻しておくと、炒めるときに油の温度が下がりにくくなります。また、余熱で火が入るため、あらかじめ盛りつける皿を用意して。
記事を参考にするときは
・本記事の野菜の栄養価は、日本食品標準成分表2020年版(八訂)に記載されている原材料『生』の成分値を用いて算出しています。
・医師の指示のもと栄養指導を受けている方は、必ずその指示・指導に従ってください。
・本記事で使用している大さじ1は15ml、小さじ1は5mlです。ひとつまみ、少々は親指と人さし指の2本でつまんだ量が目安ですが、個人差があるので味を見ながら調節してください。
・本記事に記載する保存期間は目安です。調理器具の衛生状態や食材の状態、ご家庭の保存状態や季節などにより異なる場合があります。食べる前によくご確認ください。
監修=カゴメ株式会社/『KAGOMEの管理栄養士さんに聞く 野菜の賢い食べ方』
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