小さなケーキを「ショートケーキ」と呼ぶのは日本人だけ?/子どもに話したい雑学(7)

子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。
そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。
※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
小さいケーキがなぜ「ショート」ケーキなの?
ふわふわしたスポンジ生地に、生クリームとイチゴが乗ったショートケーキは、子どもにも大人にも大人気。しかし、これを「ショートケーキ」と呼ぶのは日本人だけである。
多くの人は、「小さいケーキ」の代名詞として「ショートケーキ」と呼ばれていると思っている。しかし、ショート(short)は「短い」という意味だから、小さいケーキなら「スモールケーキ(small cake)」となるはずだ。
じつは「ショート」には、「短い」以外に「サクサクした」という意味もある。アメリカやイギリスで「ショートケーキ」といえば、ふわふわしたスポンジではなく、ビスケットのような生地を土台にしたケーキのことをいう。たまたまそのケーキが小さかったため、日本に輸入された際に小さいケーキ=ショートケーキと解釈されてしまったのだろう。
日本風ショートケーキの起源ははっきりしていないが、大正11年(1922)、不二家の創業者・藤井林右衛門(りんえもん)らが、ビスケットのような生地を日本人の好みに合うようスポンジ生地にアレンジして、販売したのがはじまりとされている。
監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』
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