【NG行動がわかる防災事典】車に乗っているときに地震に遭遇したら? 慌てて車外に出ないこと!

今、日本では自然災害リスクが日に日に増大しているとされており、「備えている人」と「備えていない人」の差も生まれ始めているそうです。
地震・津波、台風・集中豪雨といった自然災害が起こったときのために、知識を身につけておくだけで大切な人の命を守ることができるかもしれません。
「あのとき、ああすればよかった」と後悔しないために、元レスキュー隊員で防災アドバイザーのタイチョーさんが、災害が起こったときの判断などを教えてくれます。
突然の災害時にやりがちな「NG行動」と、その代わりに取るべき「正しい行動」を、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事はタイチョー著、みぞぐちともやイラストの書籍『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』から一部抜粋・編集しました。
外出中の地震▶︎運転中
急ブレーキをかけずに道路の左端に止め、あわてて車外に飛び出さない
車を止めたらまずは情報収集!

運転中の地震には次のように対処します。
1. 安全に停車する
急ブレーキをしないようにし、ハザードランプをつけて道路の左端にゆっくり停車する
2. 車内で情報収集・状況確認をする
車内にとどまり、ラジオやスマートフォンで地震情報・交通情報を収集し、外の状況を確認する
3. 車を置いて安全な場所へ避難する
揺れがおさまったら現場の警察官などの指示にしたがい、安全な場所へ徒歩で避難する
★高速道路での地震では
道路の左端に停車後、緊急に避難する必要がある場合は、キーをつけたまま車を離れ、近くの「非常口」などから脱出します。
また、高架区間では倒壊していなくても車から離れ、「非常口・階段」、「出入口」から避難しましょう。
★トンネル内走行中の地震では
トンネル内や橋の上、交差点内で揺れに気づいた場合、安全を確認しながら通過します。トンネル出入口付近の崩落の危険がある場所や交差点付近での停車は避けましょう。
運転中に地震にあった場合の対処手順

1. ハザードランプを点滅させて周囲に注意を喚起し、減速する
・急ブレーキと急ハンドルに注意
2. 道路の左端にゆっくり寄せて、車を止める
・パーキングブレーキ(サイドブレーキ)をかけてシフトレバーをパーキングに入れ、エンジンを停止する
・状況に応じて道路外の駐車場や空き地などに駐車させる
3. すぐに車から出ず、情報収集と外の状況確認を行う
・あわてて車外に飛び出すと後続の車やバイクにひかれる危険がある
・街中では、ビルからの落下物に特に注意が必要
・ラジオやスマートフォンで地震情報、交通情報を確認し、状況を把握する
4. 揺れがおさまり安全が確認できたら、車外に出て徒歩で避難する
・巨大地震後、道路は大渋滞するため車での避難を避ける
・車から離れる際は窓を閉め、キーはつけたままか、スピードメーターの付近などわかりやすい場所に置いておく。ドアのロックはしない
・貴重品を携帯する
助かる命を助けるために
・急ブレーキ、急ハンドルをしない
・停車後は安全を確認し、徒歩で避難する
著=タイチョー、イラスト=みぞぐちともや/『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』
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