水害時の浸水を防ぐにはどうしたら? 土のうではなく「水のう」を活用して【防災事典】

今、日本では自然災害リスクが日に日に増大しているとされており、「備えている人」と「備えていない人」の差も生まれ始めているそうです。
地震・津波、台風・集中豪雨といった自然災害が起こったときのために、知識を身につけておくだけで大切な人の命を守ることができるかもしれません。
「あのとき、ああすればよかった」と後悔しないために、元レスキュー隊員で防災アドバイザーのタイチョーさんが、災害が起こったときの判断などを教えてくれます。
突然の災害時にやりがちな「NG行動」と、その代わりに取るべき「正しい行動」を、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事はタイチョー著、みぞぐちともやイラストの書籍『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』から一部抜粋・編集しました。
水害の対処▶︎水のうの作り方
水のうを作り、浸水を防ごう
水のうの水は生活用水にも使用できる!
屋内浸水の可能性がある地域の家は、重くて使い勝手の悪い土のうの代用として「水のう」で被害を防ぎましょう。
●水のうの作り方
二重のビニール袋の中に水を入れしばる。
●水のうを置く場所
1. ドアの外側や窓の内側
2. トイレや、台所などの排水口
トイレの水たまりや台所・洗面台・風呂場・洗濯機などの排水口から下水が逆流することがあるため。
水のうの作り方
1. ビニール袋(45ℓ程度)を2枚重ねにして水を3/5 ほど入れ、袋の中の空気を抜いて口をしばる。

2. 土のう袋や段ボール箱に入れる。

※ 水のうを複数入れた段ボール箱を連結するとさらに強度が増す
※ 土が入ったプランターや水を入れた20Lポリタンクなども、水のうのかわりに使用できる
※ 浸水・冠水の可能性が高い地域では、住民が緊急時に持ち出せる「土のうステーション」を設置している自治体もある
水のうで家への浸水を防ぐ方法
1. ブルーシートを玄関前や窓際に広げて、水のうを並べて置く。

2. ブルーシートでくるむ。

3. 隙間がないように折り込む。さらに頑丈にするなら、窓や玄関ドアとブルーシートを養生テープなどで貼る。

※ 隙間が少しでもないように確認することがポイント
汚水の逆流を防ぐ方法
台所や洗面所、浴槽、洗濯機の排水口をふさぐように置く
※トイレは水たまりをふさぐように置く

助かる命を助けるために
ライフライン(水道)がストップした際は、水のうの水を生活用水に利用する
著=タイチョー、イラスト=みぞぐちともや/『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』
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