「打たない」「切らない」「挟まれない」地震が発生したときに守るレスキュー三原則

「いざ、そのとき」のあらゆる災害から命を守る方法を伝授!
いつ降りかかってくるか分からない、自然災害や人災、事故などの被害。そんな「もしも」のときに備えておくべき対処法を教えてくれるのが、元レスキュー隊員で防災アドバイザーのタイチョーさんです。
数々のレスキュー現場で救助してきたレスキュー隊員だからこそ知っている、「災害対応のプロ」ならではの知識やテクニック。そのどれもが、子どもやおばあちゃんなど力が弱い人でも実践できるものばかり!
不測の事態が起こったときも冷静に対処できるように、親子・家族・友人同士みんなで防災意識を高めて備えておきましょう。
※本記事はタイチョー 著、みぞぐちともや イラストの書籍『消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典』から一部抜粋・編集しました。
地震が発生したときは、「打たない」「切らない」「挟まれない」
地震の対処:「レスキュー3原則」を実践する
油断せずに行動する!
地震発生後は次のレスキュー3原則を守って行動することが大切です。
1 「打たない」は、落下物や机の角などに頭を打たないということ。揺れを感じたら頭をまずは保護しましょう。
2 「切らない」は、ガラスや鋭利なもので手や足を切らないようにすること。家の中でも靴を履きましょう。
3 「挟まれない」は、冷蔵庫や本棚などの重たいもので身動きが取れなくならないようにすること。すぐに安全区域に避難しましょう。
★もしも重たいものに挟まれたら
重量物に長時間挟まれた場合は、体に負担がかかってしまい危険です。大声で助けを呼ぶのではなく、周囲の物を叩くなどして音を鳴らすことで、体力温存に努めながらSOSを送ることが大切です。
普段の備えとして、重たい家具は倒れてこないように壁や天井に固定し、寝室などを安全区域に設定しましょう。救急箱やSOS用の笛も常備しておくと安心です。
NG行動
✕外へ飛び出る
地震発生直後、パニックになって屋外へ飛び出ると外壁や看板などの重くて鋭利なものの落下でケガをする危険があります。
✕裸足で動き回る
割れたガラスや飛散物によって足をケガする危険があります。避難できなくなる恐れがあるので、屋内でも靴を履きましょう。

✕扉や鍵を閉める
トイレやお風呂場などに避難し、扉や鍵を閉めてしまうと閉じ込められる危険があります。揺れを感じたら扉は開けましょう。
✕ブレーカーを落とさず避難
家を離れるときはブレーカーの電源を落として避難しましょう。火災になるのを防ぎます。
助かる命を助けるために
感震ブレーカーを設置して、地震後の火災発生を防ぐ
著=タイチョー、イラスト=みぞぐちともや/『消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典』
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