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手話の練習は3カ月。信頼しあう¨姉妹¨の呼吸はどう生まれた?
――3人ともが仲良しなのが伝わってきます。ユンソさんとミンジュさんはどのようにして¨姉妹¨になっていったのですか?
ノ・ユンソさん:私たち3人は撮影に入る前に、手話の練習の時間を3カ月設けてもらっていました。練習室で行うのですが、合間には一緒におやつを食べたりしてどんどん仲良くなってきました。とくにミンジュさんとは最初のころから、同じような帽子やTシャツを身につけていたり、バッグやスニーカーが同じだったりと、カブることが多くて、それがきっかけで仲良くなったのも大きかったと思います。
ちなみに、撮影が終わって1週間後、私が通っているジムにミンジュさんも通い始めることになって(笑)。もうあまりにも一緒になることが多すぎるので、「なんで?」とお互いに言い合っています。そうやって普段から意識せずに話したりいたずらをしていたので、その延長上での演技でも自然と気楽にできたんだと思います。

キム・ミンジュさん:私は人と親しくなるには時間がかかる方なんですが、お2人がとてもおおらかな性格だったので、普段よりも早く心を開くことができたと思います。手話を覚える期間、頻繁に会い、ご飯を一緒に食べたりして、本当に仲良くなっていったので、自然と姉妹になっていった感じです。あと好みが似ていたのも、早く打ち解けられた理由だと思います。
ホン・ギョンさん:この手話の練習の時間を取っていただけたことが本当にありがたかったです。仲良くなろうとしなくても、十分な時間があったので自然と仲良くなっていったという感覚に近いです。なので、仲良くなった大きな理由は、3カ月間毎週、真面目に学校に行って手話の授業を受けたこと。これは私たちの努力というより、製作会社がいい環境を作ってくれたということに尽きると思います。
――手話は今でもできますか?
ホン・ギョンさん:すみません(日本語&手話で)。僕も習ったモノに関しては、100%とはいかないけど70%くらい覚えていますね。

ノ・ユンソさん:簡単な手話は何度もやったので今でも覚えています。日常的な単語は今でもよく使ったりしています。
キム・ミンジュさん:私も同じです。昨日、日本に来る飛行機の中で映画を観たのですが、ほとんど覚えていました。

――覚えるのが早かったのは誰でしたか?
ホン・ギョンさん:僕以外の2人かな。2人は僕に比べて手話の難易度が高かったのにすぐに覚えていて。僕の方が余裕があるはずなのに、そうではなかったという思い出があります(笑)。
ノ・ユンソさん:ミンジュ! 私たちより遅くにスタートしたのに習得するスピードが速かったです。ダンスが上手だからか、手の動きがキレイなんですよ。
キム・ミンジュさん:ありがとうございます。でもみんな早かったと思いますよ。現場に手話の先生がチェックしに来てくれたりしていましたが、そのときもあっという間に覚えていて。不思議なぐらいでした。
――完成した作品をご覧になっていかがでしたか?
ホン・ギョンさん:台本で読んだとき、一番好きだったのは誰しも誰かの影響を受けて生きていくということでした。ヨンジュンは自分が何をすべきか分からなかったときにヨルムに出会い、影響を受けていく。またヨルムも生きることに忙しい中でヨンジュンと出会い、影響を受けて、その関係がガウルにまで影響が及んでいく…。このよく練られたシナリオを果たして私たち3人が力を合わせて観客に伝えることができるのか最初は心配だったのですが、幸いなことに影響を与え合う部分がしっかり伝わっていたように感じました。
また、通常映画には音や音楽が一杯詰め込まれていて聴覚的な要素でも観客を楽しませる術がありますが、今回の僕たちの映画には最低限の環境音しかありません。そのことが映画を観るときの集中力をそいでしまうのではないかと心配していたのですが、余計な音がないことでより皆さんが集中してもっと理解しようとする姿を見て、とても気持ちがよかったです。

ノ・ユンソさん:最初に見たときは、映画の木が揺れる音など日常にあふれる環境音が際立っているように感じました。手がぶつかり合う音、手でプールの水を打つ音、オートバイが通り過ぎる音など、日常の音がとてもよく収められていて、これがこの映画の強みになると感じました。あとはヨンジュンとガウルの2ショットなどヨルムが登場していないシーンを観て、映画がついに完成したんだなとうれしく思いました。

キム・ミンジュさん:(映画初出演なので)スクリーンに映った自分の姿を見るのは初めてでした。現場では撮影が進むたびに少しずつガウルになっていくのを感じていたのですが、映画館で観るとまた少し違いました。個人的には未熟な部分もありましたが、ヨンジュンとガウルのストーリーも含めて全体的に見て、爽やかな作品だと感じました。そして一生懸命に練習した手話や水泳のシーンもきちんと映像に収められていたので胸が一杯になりました。

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