ダイエットをスムーズに進めるポイントは「食卓に食物繊維をプラス」すること

食卓に食物繊維をプラス

「最近腰、つらくない?」友人たちとの悩み共有。腰痛はストレッチで良くなりますか?/1分腰ゆるめストレッチ
『日体大教授が教える 「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!』第1回【全5回】


運動ゼロ、糖質制限ナシでもお腹は凹むって本当ですか?

日本体育大学の岡田隆教授が提案するのは、「除脂肪食」の実践。岡田教授よると、科学的に正しいダイエットとは、人体を太らせる力を持つ「三大栄養素(脂質・炭水化物・たんぱく質)」を自在に操り、たくさん食べても太らない体を作っていくこと。「脂質の適正化(厚生労働省が推奨する脂質量)」こそが、しっかり食べながら、ストレスなく痩せる正しい方法なんだそうです。

プロのダイエッター(ボディビルダー)でもある岡田隆教授の書籍『日体大教授が教える 「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!』から、無理なく痩せるためのポイントのひとつ、食物繊維を摂ることのメリットについてご紹介します。

※本記事は岡田隆 著の書籍『日体大教授が教える 「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!』から一部抜粋・編集しました。


食卓に食物繊維をプラス


食卓には必ず食物繊維をプラスしていただきたい。これをすると、かなりのアドバンテージが得られ、ダイエットがよりスムーズに進みます。

現代の日本人は、食物繊維摂取量が以前に比べ大きく減っています。厚生労働省の報告によると、1950年頃には1人あたり1日20gを超えていましたが、現在は15g前後。これは野菜の摂取が減ったのではなく、穀類、すなわち米、麦、雑穀、蕎麦、大豆、とうもろこしなどの摂取が減ったのが原因。しかも、食卓には精製された白米や白いパンが多く、玄米や全粒粉パンなど、精製しない穀物を食べることが少なくなったことも原因と推測されます。

例えば、ご飯は白米を雑穀米や玄米にする。白米を食べたいなら、最初に野菜やスーパー大麦をよく噛んで食べる。麺を食べるなら蕎麦を選ぶ。十割蕎麦があれば、なおいいですが、こだわり過ぎなくてもOK。パンは普通の食パンではなく、全粒粉やライ麦入りにする。普通の食パンなら、白米と同じように事前に食物繊維をよく噛んで食べる。味噌汁に野菜やきのこ、海藻類をたくさん入れる。こんな風になるべく食物繊維を増やすようにします。

「これ1本で1日分の野菜が摂れるジュース」など便利な商品がありますが、ジュースという「液体」ではなく、野菜、海藻、きのこ、豆、ナッツ類、穀物という「固体・固形」をよく噛んで食物繊維を摂る意識が重要です。食事に固形の食物繊維をプラスすると、それだけで食事の「かさ」や「噛む回数」を増やすことができます。「かさ」によってカロリーを抑えることができ、しっかり「噛む」ことで満腹感も得られ、脂肪も燃える。さらに次の食事までお腹が空きにくい(腹持ちがいい)し、腸の状態や便通がよくなり、ダイエットを強力に後押ししてくれます。また野菜や精製されていない穀物は、多くのビタミンやミネラルを含んでいるので、健康や美容への効果も高く、見た目を大きく左右する髪や肌の調子もよくなります。

著者プロフィール


岡田 隆(オカダ タカシ)…日本体育大学教授、博士(体育科学)、理学療法士、ボディビルダー(WNBFプロマスターズ世界一)、骨格筋評論家(バズーカ岡田)。 都立西高校、日本体育大学卒業、同大学院体育科学研究科修了。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。 トレーニング科学、スポーツ医学を専門的に学び、身体作りのスペシャリストとして活動。 究極の実践研究としてボディビル競技を続けており、2023年にはWNBF世界選手権プロマスターズ部門で優勝。 指導者としては、2012年から日本オリンピック委員会強化スタッフ(柔道)、柔道全日本男子チーム体力強化部門長を務め、2016年リオデジャネイロオリンピックでは、史上初となる柔道男子全7階級メダル制覇、2021年東京オリンピックでは史上最多5個の金メダル獲得などに貢献。 これまで、文部科学省スポーツ功労者顕彰、日本オリンピック委員会奨励賞、讀賣新聞社日本スポーツ賞など受賞多数。 日本の国力を底上げすべく、身体づくりの啓発活動に尽力。受験生やビジネスパーソンに向けて、心身及び脳のパフォーマンスを高める技術を指導。

著=岡田隆 /『日体大教授が教える 「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!』

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