食品業界で九条ネギがバカ売れ! 大ヒットを後押しした「バラ化冷結装置」とは

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冷凍刻みネギがバカ売れしている!?


普段なにげなく食べている加工食品ですが、最新の技術によって実は目覚ましい進化を遂げています。加工技術が向上することで、ご当地食材に一躍脚光が当たる事もしばしば。最近では京野菜の冷凍刻みネギが飛ぶように売れているそうです。

 

業界人しか知らない加工食品のトップニュース


11月26日放送の「がっちりマンデー!!」(TBS系)では、“業界新聞”の記者がごくごく狭い世界でのトップニュースを紹介してくれました。「月間食品工場長」の編集長・木下猛統が教えてくれたトップニュースは、“最新バラバラ冷凍工場で九条ネギがバカ売れ”というもの。最新バラバラ冷凍工場というのは、以前も番組に登場した株式会社「こと京野菜」のことです。

去年の番組の取材によると、この会社は飲食店のために京野菜の1つである九条ネギを“刻みネギ”に加工。これがラーメン屋さんなどの間で大人気になりました。そんな同社が今年力を入れているのが“冷凍ネギ”。ネギは冷凍すると塊になってしまう食材なのですが、「バラ化冷結装置」という最新装置によってバラバラの冷凍ネギを実現しました。

ラーメン店では刻みネギは必需品


この装置の仕組みは、下から風をあてながらベルトコンベアを振動させることにより、バラバラにするというもの。お値段は7,000万円ほどするそうなのですが、社長曰く「それ以上に稼いでくれる」そうです。

冷凍にする前までは地元の京都を中心に商品を展開していたのですが、冷凍することにより保存性が高まり、全国規模での発送が可能に。コンビニや大手居酒屋チェーンなどでも重宝され、売上を伸ばすことに成功しました。

知られざる食品工場の業界事情に、視聴者からは「確かに最近は九条ネギをよく食べてるし、間違いなく流通が増えてると思う」「他の食材をあの機械にいれたらどうなるのかな?」「なんか九条ネギを使ったラーメンを食べてみたくなってきた」との声が。狭い世界でのトップニュースに興味を惹かれていたようです。

 

九条ねぎを使った「刻みきつねうどん」


地元の工場の努力もあって、最近全国的に広まりつつある京野菜。スーパーなどで見かけることも増えていくと思うので、ここからは京野菜を使ったレシピを紹介していきましょう。

最初は九条ねぎを使った「刻みきつねうどん」の作り方。うどんのつゆは、鍋に水と削りがつお、昆布を入れて約30分おきます。その後中火にかけて沸騰したら弱火にし、約10分煮て、ざるでこしたらだし汁が完成。一度鍋を綺麗にしたら、だし汁を戻し入れ、うす口しょうゆ、塩を加えて再び火にかけ、沸騰したら弱火にします。つゆが出来たら冷凍うどんと九条ネギなどの具材を入れて加熱。うどんがやわらかくなったら水溶き片栗粉を加えさっと煮て、とろみをつけたら出来上がりです。

【関連レシピ】刻みきつねうどん


 

水菜を使った「水菜とかにかまのポン酢サラダ」


お次は代表的な京野菜の一つ“水菜”を使った「水菜とかにかまのポン酢サラダ」。まず水菜を3cmの長さに切り、鍋に湯を沸かしてさっとゆでます。しんなりしたら水にとって冷やし、水けをとった後にボウルの中へ。かまぼこを手で粗くほぐしてから投入し、ポン酢じょうゆを加えてあえます。あとは器に盛って、削りがつおをのせたら完成。彩りも綺麗でさっぱりとした料理です

【関連レシピ】水菜とかにかまのポン酢サラダ


比較的手に入れやすくなった京野菜を、毎日の料理に取り入れてみてはいかが?

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