娘と彼氏のLINEを監視!? 超過保護な“ヘリコプターペアレント”の実態

#くらし   

今年は『過保護のカホコ』(日本テレビ系)も放送され、過保護な親が何かと話題になりました。以前から子どもの学校に押しかけてくるような“モンスターペアレント”が問題になっていますが、最近では“ヘリコプターペアレント”と呼ばれる親も現れているようです。

 

常に子どもを監視して“急降下”してくる親たち


12月6日放送の「ねほりんぱほりん」(NHK)ではヘリコプターペアレントを特集。ヘリコプターペアレントとは、常に子どもを監視し、何かあったら“急降下”して世話を焼くという超過保護な親のことです。

番組には過保護な専業主婦のイズミさん(仮名)が登場。まず彼女は、中学3年生の娘さんのご飯を全てよそい、洋服を選ぶ時は靴下まで全て選んであげていることを告白しました。

これにインタビュアーのYOUは「うわ、見たぞそのドラマ」と、『過保護のカホコ』に言及。イズミさんも同ドラマを見ていたのですが、「おかしいこと何もないんじゃない」「日常生活を流してるだけ」といった感想を抱いたそうです。

他にも「去年までは学校の尿検査もやってあげてた」など様々なエピソードが語られていたのですが、中でも注目を集めたのは“スマホの監視”。「友達関係は全て把握していないと嫌」というイズミさんは、娘のLINEのやり取りや“友達リスト”、ネットの検索履歴などを常に監視していると言います。ちなみに、スマホの監視は娘さんにバレていないとのこと。

スマホを監視している母親は少なくないようで、番組のVTRに登場したシホさん(仮名)という主婦は、娘と彼氏のLINEを監視。読んでいる最中にメッセージがきて“既読”がつかないように、“機内モード”にして見ているそうです。

知られざるヘリコプターペアレントの実態に、視聴者からは「心配な気持ちはわかるけどネットの履歴を見るのはかわいそう!」「娘の彼氏さんとのLINEを見るのはアウト」「それこそ『過保護のカホコ』のように、娘が反抗期になったら色々と大変そう」といった声が上がりました。

 

アメリカでも“過保護”が問題に!


そもそもヘリコプターペアレントは、アメリカで使われ始めた言葉。日本だけでなくアメリカでも親の“過保護”が社会問題になっており、子どもの就職面接についてくる親などが増えているそうです。

また、今年8月の「ナカイの窓」(日本テレビ系)ではタレントの渡辺美奈代が「過保護すぎる!」と話題に。当時高校生だった息子のサッカー合宿についていったり、GPSアプリで監視したりと驚きのエピソードが語られ、臨床心理士・山名裕子から「ヘリコプターペアレント」と言われていました。

とはいえネット上には「あくまで子どもを間違った道に進ませないための“善意”の行動だから複雑…」との声もあり、一概に“悪い”とは言えないヘリコプターペアレント。子どもの行動をどこまで管理してどこまで放っておくのか、そのバランス感覚は親によってそれぞれのようです。

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