「コメの名は?」カレー好きすぎ鳥取県が開発した“カレーに合うお米”

コシヒカリ…「越の国(こしのくに)に光り輝く」という意味があります。越の国とはその昔、新潟県や福井県などの北陸地方に存在した国です。コシヒカリは、「越の国で光り輝くこと」を願って付けられたそうです。
ひとめぼれ…このお米は色つやがよく、極良食味米(食べておいしいお米)のため、「出会ってひとくち食べると、一目惚れしてしまうようなお米」として名付けられました。
あきたこまち…コシヒカリに奥羽209号を掛け合わせた品種です。小野小町の生まれが秋田であると伝えられていることから、おいしいお米になりますようにと願いが込められています。
きらら397…397は品種改良試験で使用していた名前です。これに一般公募20101通の中から選ばれた、「キラキラと輝く雪」と「ツヤツヤの白米」をイメージさせる「きらら」が付けられました。
お米の名付けにはこんなルールが!
ブランド名を思い浮かべると、ひらがなやカタカナが目立ちませんか。じつは過去にお米の名付けは、ひらがな・カタカナ・漢字を使い分けるルールがあったそうです。都道府県が独自に開発して奨励品種にした品種は「ひらがな・漢字」を使い、国の指定で開発されたお米はカタカナという決まりがありました。さらに、6文字以内という制限もあったそうです。

しかし、1991年に国指定の古川農業試験場が作り上げた品種「ひとめぼれ」が、このルールに則さずに命名されました。それ以降は、ルールにとらわれない名前が続々と誕生しました。それでも、お米の名前はなぜかひらがなが多いそうです。
鳥取の顔になる!名付けに込められた想い
さて、これらの知識を踏まえて、「プリンセスかおり」の由来を見ていきましょう。このお米は、インドなどの高級香り米品種の香りを受け継ぐ「プリンセスサリー」に、コシヒカリの大粒突然変異種「いのちの壱」を交配したものです。名前の「プリンセス」は、「プリンセスサリー」から付けられていたのですね。そして、「かおり」は、もともとの開発名「鳥系香122号」の「香」から取られたのでしょう。
鳥取県の平井知事は、「プリンセスかおりはこれから、鳥取の米のかお(顔)りになります」とも発言しています。ポップコーンのような香り豊かなお米であり、かつ鳥取の顔になってほしいという思いが名前に現れているのですね。これから市場に出回るようになり、スーパーで見かけることがあったら、ぜひ「プリンセスかおり」を使ったカレー料理を、食卓に並べてみてはいかがでしょうか。
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ココナッツミルクで、本格エスニックカレーに。

<材料>(2人分)
冷凍シーフードミックス…120g
ブロッコリー…1/2個
玉ねぎのみじん切り…1/2個分
にんじんのみじん切り…4cm分
にんにくのみじん切り…1/3片分
しょうがのみじん切り…小さじ1
ホールトマト缶…1/2缶(約200g)
りんごのすりおろし…大さじ1
ココナッツミルク…80ml
ご飯…300g
カレールウ…2かけ(約30g)
・塩、サラダ油、一味とうがらし、カレー粉
<作り方>
1.シーフードミックスはかぶるくらいの水につけて解凍し、水をきる。ブロッコリーは小房に分け、塩を加えた熱湯で約3分ゆでて湯をきる。
2.フライパンに油小さじ1/2を熱し、玉ねぎ、にんじん、にんにく、しょうがを炒める。香りが立ったらシーフードミックスを加えて炒め、火が通ったら一味少々、カレー粉小さじ1/4もふり入れ、よく炒める。カレー粉、一味とうがらしなど、スパイスを少量加えるだけで味にメリハリがつき、食べたときの満足感がアップ。
3.ホールトマトをつぶして缶汁ごと加え、りんごのすりおろし、水1カップも加え、煮立ったら弱火にして3~4分煮る。トマトのうまみを利用することで、高カロリーのルウの量を控えめにでき、カロリーダウンにつながる。
4.ルウを加えて溶かし、ココナッツミルクも加えてひと煮立ちさせ、味をみて塩で味をととのえる。ご飯とともに器に盛り、1のブロッコリーを添える。
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