ホタルイカは「身投げ」する!? 海岸線を真っ青に染める神秘の現象

ホタルイカの身投げは富山湾の春の風物詩


富山県はホタルイカの生息域として知られ、3月から6月上旬にかけての富山湾沿岸には、数百万匹のホタルイカが産卵のために押し寄せます。ホタルイカは体に多くの発光器を持っており、青白い光を放つのが特徴。

産卵を終え浅瀬に打ち上げられたホタルイカで真っ青に染まる海岸線はとても幻想的で、「ホタルイカの身投げ」と呼ばれています。今回は、そんなホタルイカの特徴や、おいしい食べ方を紹介します。

ホタルイカの「身投げ」と富山湾沿岸の関係って?


ホタルイカは普段は水深200mの深海に住んでいます。毎年3月から6月上旬にかけて、夜になると産卵のため、メスが富山湾沿岸に大挙して押し寄せます。

富山湾は世界でもめずしいホタルイカ群遊海面で、常願寺川河口と魚津港の間の沖合1.3kmまでが国の特別天然記念物に指定されています。天然記念物に指定されているのが、イカではなく海面のほうというのもユニークですね。

ホタルイカの身投げを一目見たいという方のために、ホタルイカの漁を間近で見られる海上観光もおこなわれています。近くには「ほたるいかミュージアム」もあり、ホタルイカの魅力をたっぷりと楽しめます。

見るだけじゃ終われない? 美味しいホタルイカをいただくには?


そんな、美しい光景を見せてくれるホタルイカですが、「食」の面から見ても魅力がたくさんなんです。

サイズこそ全長6cmと小さなホタルイカですが、鮮度の良い状態で茹でたホタイルイカは、胴体がプリプリとして丸くつやがあります。身は柔らかく、トロリとした中身も絶品です。

プリプリ・トロリの食感がたまりません


調理方法はボイルや唐揚げ、黒作り(醤油漬け)などさまざまで、どの料理も抜群のおいしさを誇ります。旬のみならず、塩辛、佃煮、くん製などに加工することで一年を通して楽しむことができます。お酒のお供にもピッタリですね!

幻想的な光景を見せてくれたり、観光のパワーになったり…私たちの心とお腹をたっぷり満たしてくれる「ホタルイカ」。皆さんはどの一面が気になったでしょうか? ホタルイカに会いに、3月から6月にかけて富山湾を訪れてみるのもいいかもしれないですね。

【関連レシピ】ほたるいかのペペロンチーノ風


ホタルイカがコクを生み出す一品

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【材料】(2人分)

ほたるいか…160g

そら豆…(正味)100g

グリーンアスパラガス…1束

にんにく…1片

赤とうがらし…1~2本

・塩、オリーブ油、こしょう

【作り方】

1.ほたるいかは目とくちばしを取る。そら豆は薄皮ごと塩ゆでしてから皮をむく。アスパラガスはさっと塩ゆでして食べやすい大きさに切る。にんにくは厚めにスライスする。

2.鍋にオリーブ油大さじ1、にんにく、種を抜いたとうがらしを入れて火にかけ、アスパラガス、ほたるいか、そら豆を入れてさっと炒め、塩、こしょうで味をととのえる。

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