平たいうどんにピンクのうどん!? オドロキのめずらしいご当地うどん

みなさんは、「うどん」と聞いてどんなものを想像しますか? 太めの白い麺が一般的だと思いますが、それ以外にも、全国各地には、さまざまな変わり種うどんがあるんです。太いひも状の「桐生うどん」栃木の耳うどん、和歌山の梅うどん、沖縄のもずくうどん、大分のだご汁などなど…。そんな、ユニークなうどんをご紹介します。
そもそも、うどんの起源って?
「うどんの起源は中国にある説」をご存知でしょうか。シルクロードを渡って西へ伝わり、イタリアのパスタになり、日本では、うどん、そばとして広がっていったそうです。それぞれの土地の気候、風土によって少しずつ変化していった様子がうかがえますね。
一口に「うどん」と言っても、庶民が日常的に食していたものから、お正月などの吉日だけ食されていたものまであるとのこと。手伸べ麺、切り麺などの製法や、生麺、半生麺、乾麺など保存方法もさまざまです。

桐生うどん?ひもかわうどん? いろんなご当地うどんをチェック!
冒頭で紹介した「桐生うどん」は、別名「ひもかわうどん」または「帯うどん」と呼ばれています。特徴は、一般的なうどんと比べて、かなり平べったい形をしていること。お店によって違いますが、麺の巾は1.5cm程度から、なんと10cm以上のものまであるそうです。その分、厚みは1mm程度と薄くて、見た目はまるで白い布のよう。
煮込んでも美味しい桐生うどんですが、いわゆる「ざるうどん」のようにつけ汁につけていただくのも美味しいようです。細い麺よりも、汁によく絡むのがポイントだとか。

栃木の「耳うどん」は、名前のとおり耳の形をしたうどん。これは悪い神様の耳を意味しており、耳を食べてしまえば家の話を悪い神様に聞かれることがないから、一年間悪いことが起こらないという、「魔除け」のうどんです。

和歌山の「梅うどん」。梅だけに酸っぱいかと思われがちですが、ふんわりと梅の香りがただよう、やさしい口当たりのピンク色が鮮やかなうどんです。紀州南高梅の完熟した梅肉だけを練り込んで作られたこのうどん、冷たくても温かくても美味しくいただけそうです。
沖縄の「もずくうどん」は、モズク独特の‟ぬめり”を利用した製品で、食塩や水などを使わず、小麦粉とぬめりだけで練りこんでつくられた麺です。なんと麺の30%ほどがもずく! 沖縄ならではのうどんですね。
大分の「だご汁」の「だご」とは、「だんご」のこと。小麦粉でつくった平たい麺、もしくは団子状の麺を味噌仕立ての汁に入れたものです。地域によってスープが異なったり、福岡・熊本などでも郷土料理として親しまれています。
たかがうどん、されどうどん。地域の特色がに活かされたユニークなうどん、まだまだ日本各地に存在します。旅行で地方に赴いたら、ご当地のうどんを探してみるのも、新しい楽しみになるかもしれませんね。
【関連レシピ】だご汁
今回ご紹介した大分の「だご汁」、なんとお家でも簡単に作ることができます!

【材料】(2~3人分)
・とりもも肉…1/2枚(100g)
・油揚げ…1枚干ししいたけ…2~3枚
・きくらげ…4枚新ごぼう、新にんじん…各1/2本
・じゃがいも…1個
・わけぎの小口切り…2~3本分
・だし汁…3カップ
・だごのたね(小麦粉…1/2カップ、塩…少々、水…大さじ2強)
・酢、みそ、みりん
【作り方】
1.ボウルにたねの材料を入れて、耳たぶほどのかたさになるまでこね、ラップで包んで室温に約30分おく。
2.干ししいたけは水につけてもどし、軸を除いて半分に切る。きくらげも水でもどしてかたい部分を除き、食べやすく切る。ごぼうは皮をこそげて斜め薄切りにし、酢水に約5分さらして水けをきる。にんじんは一口大の乱切りに、じゃがいもととり肉も一口大に、油揚げは縦1cm幅に切る。
3.鍋にだし汁、とり肉、ごぼう、にんじん、じゃがいもを入れて煮立て、アクを除いてしいたけ、きくらげ、油揚げを加える。ふたを少しずらしてかぶせ、10~15分弱火で煮る。
4.1のたねを一口大にちぎり、手で薄くのばしながら3の鍋に入れ、さらに2~3分煮る。みそ大さじ2 1/2、みりん大さじ1を加えて混ぜ、ひと煮立ちさせる。器に盛ってわけぎをのせる。
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