料理はパズル vol.3-4「考えごとで家事を楽しむ」 山崎ナオコーラのエッセイ

#くらし 

雑誌『レタスクラブ』で連載中の山崎ナオコーラさんのエッセイ「考えごとで家事を楽しむ」をレタスクラブニュースでも特別公開!

家事に仕事に子育てに大忙しの毎日。実体験に基づいた言葉で語られるからこその共感や、生活を楽しむためのヒントが隠されています。

vol.3「料理はパズル」を4回に分けてお届け。今回は第4回目をお送りします。


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 また、夫は一品料理が多い。フライパンひとつでドーン、あるいは、麺類で副菜はなし、という感じだ。おいしいし、たんぱく質も野菜もちゃんと入っているので、モンクは言うべきでないと思う。

 最近は「普段の食事は一汁一菜で良い」という意見も聞く。でも、私は自分の好みとして、一汁三菜の方がいいな、と思っている。つい炭水化物を取り過ぎてしまう私としてはおかずがたくさんあった方が助かるし、まだ子どもが小さいからいろいろなものを食べさせたい気持ちもある。

 何よりも、一汁三菜はパズルだ。味の組み合わせや冷蔵庫の在庫を考えて副菜を考えるパズル感こそ、料理の醍醐味であり、猛烈に楽しいところなのだ。

 夫は料理の醍醐味を知らなくて、本当にかわいそうだ。

(続く)


文=山崎ナオコーラ イラスト=ちえちひろ

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Information

■著者:山崎ナオコーラ
1978年福岡県生まれ。埼玉県育ち。2004年『人のセックスを笑うな』で作家デビュー。エッセイ集に『指先からソーダ』『かわいい夫』『母ではなくて、親になる』などがある。目標は「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。初めての絵本『かわいいおとうさん』(絵ささめやゆき、こぐま社)も刊行。
山崎ナオコーラさんのTwitter

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