妻と夫、家計はどっちが管理する? 担当を決めるときに気をつけたいこと

#くらし   
家計の管理、妻がやる? 夫に任せる?


ビジネスで日々数字に接している夫が、家計を管理している家庭が増えています。じゃあ、うちも夫にお任せしよう!と思うのは妻のホンネ。でも、その前に気をつけたいことを知っておきましょう。

夫が管理のこんなパターンは要注意!


【画像を見る】いったい今うちにはいくら貯蓄があるの?


(1)いくら貯まっているのか妻が聞いてもいわない

計画的に貯蓄をするには、給料から先に貯蓄の分を引いて残りで生活する「先取り貯蓄」が基本です。月に何万円先取り貯蓄をしているか把握できていれば、ある程度の貯蓄額は分かるはず。答えられない場合は、貯蓄ができていないか、貯めていたものを使ってしまっている可能性もあります。早急に通帳の残高確認を!

2人で話し合うことができないとストレスはたまる一方


(2)妻からの生活費の相談に耳を貸さない

夫が家計を管理する場合、妻は一定の食費や生活費をもらってやりくりすることになります。その部分のやりくりだけなので妻の負担は減りますが、お金が足りないときに応じてもらえず、 2人で話し合うことができないようでは、妻だけがストレスをためることに。これでは、家計がうまく回っているとはいえません。

本当にお金の管理ができてるの?


(3)お金の流れを聞いても説明できない

夫が家計管理を担当している場合でも、「入ってきたお金をどのように使っていて、いくら貯蓄が残っているか」という流れが説明できない場合、夫本人が計画や予算立てがさっぱりできていない可能性が……。しばらく家計簿をつけて流れを把握してもらうか、妻が代わりに管理するかのどちらかにしましょう。

丼勘定がいちばん怖い!


(4)月々の赤字・黒字を考えていない

月収に多少のゆとりがあり、毎月赤字ギリギリ、というほどではない場合、怖いのがこのパターン。丼勘定で収入と支出のバランスを気にせずに、使いたい分だけお金を使っているのは、上手な家計管理とはいえません。特に月々の収支が赤字になっているのを、ボーナスで補.する習慣はやめましょう。

うちも夫に任せよう!と思ったら


「よその家庭で夫が家計管理を担当してうまくいっているのなら、うちも任せてみよう」と思った方は、次のことをチェックしてみて!

●「得意なのはどっち?」と考えてみよう

夫が家計を管理しているお宅では、「夫だから担当する」というより、「男女に関係なく、得意なほうが担当する」という考え方。わが家の場合、どちらが担当したほうがうまくいくか、夫婦それぞれの性格も考えながら話し合って決めましょう。

●ライフイベントは担当変更のチャンス!

いったん妻が家計管理をし始めると、途中で変えるのは難しくなります。「家計の管理者を変更するきっかけは、ライフイベントですね」と、ファイナンシャルプランナーの藤川 太さん。家計の体制が大きく変わる1.結婚したとき、2.子どもが生まれたとき、3.家を買ったときの3つが、担当変更のチャンス。

●急な変更が難しいなら、情報共有を諦めない

妻だけが家計管理を真剣に考えて、夫が非協力的だと不満がたまってしまいますが、夫が担当できる家庭ばかりではありません。どちらが担当するにしても、当事者意識を持って、夫婦で家計の情報を共有しましょう。押しつけ合ってひと事にするのは NGです。

確かに家計管理は責任重大でたいへん! だからこそ、夫婦でよく話し合ってどちらが担当するか「わが家に合うやり方」を考えてみることが大切なんですね。

イラスト=菜々子 編集協力=生島典子

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Information

アドバイスをくれたのは:藤川太さん
生活デザイン株式会社代表取締役社長。ファイナンシャルプランナー。家計の見直し相談センターでの相談業務、講師、メディアへの出演、執筆などで活躍中。著書に『1億円貯める人のお金の習慣』(PHP研究所)など。


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