手軽に取れる新しい時短法!出汁をドリップする裏ワザ 忙しいをなくす家事貯金術(7)【連載】
忙しいときでも1回分が手軽に取れる「ドリップ出汁」
ちょっとした煮物や出汁巻き卵を作るときは、200ml程度の出汁があれば十分。そこで、少量の出汁を簡単に取るために考えた裏技が、「ドリップ出汁」です。コーヒーをドリップするときと同じようにフィルターをセットし、その中にかつお節を4gほど入れて、ゆっくりお湯を注ぐだけですが、しっかり澄んだかつお出汁が取れます。
濃い出汁を取るときは、お湯100ml。煮物や炊き込みご飯に使う出汁は、お湯200mlでドリップを。目盛り付きのビーカーがあると、お湯の量が調整しやすいと思います。ドリップ後は、フィルターを畳んで、最後の1滴までしっかり絞ります。急須にかつお節を入れてお湯を注ぎ、しばらく置いてから茶こしでこす方法でも、同じように簡単に出汁が取れます。
ドリップ出汁を使って「卵きんちゃく」や「菜花の煮浸し」も作れますよ。さっそくチャレンジしてみませんか?

卵きんちゃく
【材料】(4個分)
卵4個(小さいサイズがよい)、油揚げ2枚
A かつお出汁200ml、酒大さじ2、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2、砂糖大さじ1
【作り方】
1 油揚げは油抜き(熱湯をかけ、水分を拭く)をしてから袋状に切る。菜箸を油揚げの上で数回転がすと、真ん中が開きやすい。
2 卵はざるに割って余分な白身を落とし、油揚げの袋の中に静かに入れる。
3 油揚げの袋の口を、つま楊枝で縫うようにしてとじる。
4 Aを鍋に入れ、煮立ったら静かにきんちゃくを入れて弱火で12~15分程度煮る。6分程度煮たら、途中でひっくり返す。
【Point】
卵を半熟にするには12分程度、固茹でにするには15分程度煮る。
菜花の煮浸し
【材料】(作りやすい分量)
菜花1束
A かつお出汁200ml、酒大さじ2、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2、砂糖大さじ1
【作り方】
1 菜花をきれいに洗い、水気を切る。
2 鍋にAと菜花を入れ、中火で2~3分煮て火を止め、冷めてから汁を軽く切って保存する。
【Point】
卵きんちゃく(上レシピ)を煮ているときに、残り2分程度になったら菜花を加えて一緒に煮ると、手早く2品が作れる。
著=leaf 河内智美
Information
『明日の私を助ける 家事貯金 「忙しい」をなくす少しの工夫』
快適な「家」の中で、大好きな北欧家具に囲まれて、おいしいコーヒーを飲みながら、夫と愛犬と一緒にのんびり暮らす時間。毎日、頑張らなくてもいい。家でのんびり休む時間を作る48のアイデアが詰まった1冊です。
▼単行本情報はこちらから
著者:leaf 河内智美
家事貯金研究家。間取りや住み心地にこだわったマイホームが2014年に完成。料理、掃除、洗濯、片付けなどの終わりのない家事を、効率よく短時間ですませるちょっとした工夫を「家事貯金」と名づけて、コツコツ楽しみながら実践している。「家事貯金」で貯めた「時間」は、趣味や自分磨きなどの「わたし時間」や、暮らしを楽しむための「いえ時間」のために投資。日々の工夫を綴ったブログ「10年後も好きな家」は、エキサイトブログ第1回プラチナブロガーコンテストで、収納・インテリア部門の特別賞を受賞。
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