信用されたかったらまずは信用するべし DJあおいの「人付き合いの処方箋」(2)【連載】 画像(1/2) 思い当たる節はない? 自分の人との付き合い方を見直してみよう

幸運や奇跡は神様が運んできてくれるものではない、すべて人付き合いが運んできてくれるもの。月間600万PVの人気ブロガー・DJあおいさんが人間関係をめぐるお悩みに切り込む、初のコミュニケーションの教科書『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』から特別に全21回までお送りします。今回は第2回目です。

人間関係において、信用は先行投資。信用されたかったらまずは信用するべし

誰かが悪口を言っているのを聞くと疑心暗鬼になるものです。「この人は自分の悪口も言っているかもしれない」「あまり自分のことを好きではないのかもしれない」そんなことを思い、悪口を言っている目の前の人のことを信用できなくなってしまう。それは確かに間違いではありません。でも、「もう誰も信じられない……」となるのは間違いです。

まず、誰かが悪口を言っていたのを聞いてイヤな気分になったとしたら、自分は同じことをしなければいいのです。もう「人の悪口を言えば信用を失う」というのは分かっているはず。違う誰かの悪口を言わないように自戒していきましょう。

そもそも、悪口を言える関係というのは気を使わなくていい関係なんですよね。距離が近すぎるんです。離れることで、人は相手を気遣えるようになります。一度離れてみて、自分と相手とは違う人間で、この人にはこの人の意見があるんだな、と尊重できる、認め合える程度の距離感を保つようにしてみましょう。そのほうが楽に人と付き合えるようになります。

人間関係において、信用は先行投資です。信用されたかったら、まずは信用することが大事です。よく、「信用・信頼できる人ってどんな人なんでしょう?」と尋ねる人がいますが、これは受動的な人に多い悪い癖です。信頼関係を築くに当たって、自分が信用するよりも先に相手に信用してもらいたい、という欲求を持つことで湧き上がってくる疑問なんです。

「信用する」は能動的。「信用してもらう」は受動的。受け身な姿勢でいると、何を信じていいのか分からなくなってしまうんです。信じるか信じないか決めるのは、他人をジャッジしているようであまり気分がいいものではありません。自分は誰かをジャッジできるほど偉い人なのですか? 相手が信用できる人なのか見定めるよりも先に、相手にとって自分は信用に値する人間なのかを考えるようにしましょう。

信用できる人ばかりを欲しがらず、まずは自分が信用される人になってください。そのほうが人間関係も広がっていきます。それに人は信頼している人のことを裏切ることはなかなかできません。「もしかしたら、悪口を言われているかも……」 信頼される人になれば、そんな不安も消えていくはずです。

悪口は言わない 嘘はつかない 秘密は漏らさない。信頼ってやつは「言わないこと」で形成されるもの。女なら上のオクチも下のオクチもキュッ! と締めとけよ。どっちもユルユルじゃ信用されないぜ。

ネガティブな人ほど完璧主義

ポジティブな人って、自分の失敗も他人の失敗も許せる人なんですね。自分の足りないところをちゃんと受け入れることができる。その足りない部分も無理して埋めているわけではなくて、自分の長所で埋め合わせているんです。苦手なものがあっても、どこか突き抜けて得意なものがあります。それでバランスをとっているし、苦手なものがあっても別に気にしません。

一方、ネガティブな人って完璧主義なんです。どんなに恵まれていても、いつも自分の欠けているところしか目につきません。そして、自分が持っていないものを持っている人のことを比較対象にしてしまう。で、勝手に落ち込む。完璧ではない自分が許せず、欠けているものがひとつでもあれば自分の全てが嫌いになってしまうんです。

ポジティブな人と違って、ネガティブな人は全部できなきゃ気が済まない。なんでも、平均的にできるようにならなきゃとがんばって、でもうまくいかなくて、どんどん自分を追い込んでしまいます。苦手なところというのは、自分の努力が反映されづらいところなんですね。その努力を自分の得意なところに持っていけば、今まで以上に伸びると思うんですけど、それがネガティブな人にはできません。もったいないことをしていると思いませんか?

また、ネガティブな人は人に迷惑をかけることを嫌う傾向があります。迷惑をかけるのが嫌いな人=人に感謝するのが嫌いな人でもあります。「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」というのがありますが、この中で一番怠りがちなのが相談です。相談することを「迷惑」と捉えてしまう人にありがちなことです。つまり、ネガティブな人。迷惑をかけたくなくて、ひとりで悩むことを選択してしまう。悩みすぎて迷走してどうにか答えを導き出したものの、それはまとはずれな答えでただの暴走になってしまい、結果、周りに迷惑をかけて自己嫌悪に陥る。

それも完璧主義というプライドがあるせいなんです。その余計なプライドを捨ててしまえば、自分の持ってないものを持ってる人に対して、嫉妬をすることもなくなりますし、迷惑をかけることもいとわなくなります。迷惑のかけ合いは感謝のし合い。迷惑があるから感謝があるんです。それに、相談を迷惑と感じるのは相談するほうだけです。相談される側は結構嬉しいものだったりするんですよ。

感謝と敬意は人を繋げるために最も大事なもの。自分にないものを認めてあげましょう。完璧ではない自分を許してあげましょう。それでまた少し成長できるはずです。

めんどくさい人の特徴は、完璧主義でネガティブで、傷つきやすくて幸薄く、不幸には敏感で、幸せには鈍感で、人の悪意はすぐ信じるくせに、人の好意はすぐ疑う。幸薄い体質なくせに無駄に自己評価が高くて、「本当の自分はこんなんじゃない」と常に思い込んでいる。

今の自分は過去の行動が作ってきた結果の自分。今の行動は明日の自分を形成するための行動。行動をしなければ行動をしないなりの自分しか出来上がりません。

著=DJあおい