悩みの種になっているその性格は「才能」かもしれません DJあおいの「人付き合いの処方箋」(4)【連載】 画像(1/2) 人見知りは「気遣い」の才能かも?

幸運や奇跡は神様が運んできてくれるものではない、すべて人付き合いが運んできてくれるもの。月間600万PVの人気ブロガー・DJあおいさんが人間関係をめぐるお悩みに切り込む、初のコミュニケーションの教科書『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』から特別に全21回までお送りします。今回は第4回目です。

人見知りは気遣いの才能

人見知りだと、初対面の人とうまく話せないのが悩みだという話をよく聞きます。でも、人見知りな人って相手も同じぐらい人見知りだと意外と普通にコミュニケーションがとれたりするんですよね。それは自分が持っている距離感と相手が持っている距離感が一致しているからなんです。こっちは距離を保とうとしているのに、ズカズカと近づいてくる人、いるじゃないですか。そういう人は無理ですね。

だから、相手が自分よりも人見知りな場合はその人の距離感に合わせてあげるのが大事です。そうすることで、コミュニケーションをとることもできます。まずは対等に話ができることが大切ですから。そこから徐々に距離感を縮めていったりと、わりと器用に距離感を調整することができたりするんですよ。

なので、人見知りがうまくできないのは一気に距離感を詰めることだけだったりするのですが、ノリが軽い人というのは人見知りとは逆で自分の距離感でしかコミュニケーションをとれない人が多いんですよ。相手に合わせて距離感をチューニングする機能がついていないんです。

自分の距離感を一切譲らずに軽いノリだけでコミュニケーションをゴリ押ししてくるんですよ。それだと、自分はいくら楽しかったとしても、相手はポカンとするだけです。この人とはまともに話すことができない、と思われてしまうかもしれません。

コミュニケーションというのはお互いが気持ちよく話ができるために距離感をチューニングしていくものでして、その距離感が合わないと違和感が生じるものなんですよね。その距離感のチューニングを拒否しているのはどちらかと言えばノリが軽いほうなんです。

それなのに、劣等感を植え付けられるのはなぜか「人見知り」と呼ばれるほうだったりするんですよね。自分が人見知りなのがいけないんだ、ちゃんと話せないのがいけないんだ、って。どちらが「コミュ障」かと言えばノリが軽いほうなんですよ。ただ彼らはその自覚がないだけ。

コミュニケーションがうまくいかないのは相手の人見知りのせいだと思っているから、劣等感も何もないんです。人見知りな人はちゃんと劣等感を感じて何とかしようともがいているので大丈夫ですよ。

さまざまな言葉や気遣いを覚えてコミュニケーションスキルはアップしていきます。実際に社会に出て大人としての社交性を身につけていくのは人見知りな人なんですよ。だから、心配しなくて大丈夫。初対面から軽いノリでコミュニケーションしようとするほうがどうかしてる。人見知りは気遣いの才能があるんだから、劣等感を覚える必要なんてありませんよ。

NOが言えない人の悪癖

「NO」の一言が言えない人は、断れない理由を誰かのせいにしている傾向があるんですよね。例えば、友達からあまり気の進まないイベントに誘われたとします。自分は行きたくないけど、「断ると友達の顔を潰すことになる」とか、「一緒に行かないと誘ってくれた友達がひとりでイベントに行かないといけなくなるからかわいそうだ」とか。断れない理由を人のせいにして、気持ちのどこかで安心してしまっているわけですね。

「自分は悪くない、悪いのは全てあの人だ」と自分が断ることができない責務までその人のせいにしてしまっているわけです。でも、その人は何も責任はとってくれません。

イヤな仕事を押し付けられたとします。本当はきっぱり断ればよかったのに、強引だったから引き受けざるを得なかった。しかし、その人が責任をとってくれるのだとしたら、取り返しがつかないような失敗をしてからです。取り返しのつかないところまでいってから責任をとられても、もう遅いですよね。

責任の有無が発生する前に自分を守るのは自分の責務です。断る、断らないのを決めるのは自分。そしてその根拠は自分の中にあるのです。きちんと自分に問いかければ、本当に選びたい答えは出てくるはず。

著=DJあおい