いるだけで幸せになる家づくりとインテリア 「おうち時間」を幸せにする工夫(2)【連載】
「次女を出産後、仕事をやめて家にいた時仕事で得ていた達成感や、やりがいがなくなりひとりで家事をしている時間がたまらなく苦痛に感じたこともありました。今では毎日がとても充実しています。」
そんな著者・yukiを変えた「おうち時間を幸せにする工夫」を『幸せな「おうち時間」はじめました』から全4回までお届けします。今回は第2回目です。
「おうち」をいるだけで幸せになれる場所にする
私は父子家庭で育ったので、家事は私が担当することも多かったのですが、当時の住まいはとても狭く、キッチンは物だらけ。動線も悪いため、家事もバタバタでもちろんインテリアを楽しむ余裕なんてありません! とにかく毎日の生活に精一杯、そんな時間を過ごしてきました。
いつか、スッキリ広々と感じられる空間で、好きなものに囲まれてゆったりと暮らしたい! 家族と長い時間を過ごすおうちの中を「好き!」と言える空間にしたい。家づくりが決まった時に、私の夢がだんだんと形になっていきました。家事をする時も、家族でくつろぐ時も、おうちにいるだけで幸せを感じる。あたりまえのようだけど、実は私にとって難しかった作業を少しずつ積み重ねていきました。
いるだけで幸せになる家づくりとインテリア
「おうち時間」は、家族みんなが楽しめる場所にしたい! そんな思いからはじまった我が家の家づくりからインテリアまで。自分と家族の「大好き」を散りばめた我が家は、居場所を心地よくすることに、とことんこだわりました。
【一階のスペースを壁で区切らず広々とした空間に】
◆動線よりも空間を優先させた間取り
我が家の一階スペースは、窓から見て右側がキッチン、左側がダイニング、奥右側がキッズリビング、奥左側がリビングです。間取りは「LDKの広さ」を最優先しました。そのため、お風呂や洗面所は一階にあれば便利ですが、すべて二階に。そしてキッチンとダイニングは壁で仕切らず、フルフラットのキッチンに、ダイニングとリビングもきっちり仕切らず、段差をつけてより広々と見せる工夫を。また、広い面積をとる壁やキッチンを白にしたことで、実際よりも広く見せることができています。
◆将来よりも今の楽しいを優先
ダイニングとリビングを分けたスキップフロアは、将来、年をとったら昇り降りが大変? 色々考えましたが、私が理想としていたことは「大人も子どもも楽しめるおうち」。将来の暮らし方なんて今はわかりません。だから“今の暮らし方”を優先させました。結果、一階のどこにいても家族の気配を感じられる、みんなが大好きな空間を作ることができました。
【大人も子どもも居心地よくいられるようリビングを別々に】
◆夫のひと言で、リビングに段差を設置
「ソファにおもちゃが転がってるとゆっくりできへん…」という夫のひと言で分けてみたリビングとキッズリビング。結果、ソファまわりにおもちゃが散らかってイライラすることもなく、子どもたちはキッズリビングで思い切り遊べる! これは仕切ってみて大正解でした。色は寒色系でまとめて落ち着けるインテリアにしました。
◆段差で分けて子ども専用リビングに
リビングとスキップフロアで差をつけたキッズリビング。私はキッチンで料理をしながら子どもと会話したり、夫はリビングから子どもの様子を見ながらリラックス、こんな休日が幸せなひとときです。ここはおもちゃがカラフルなので、白×ベージュがベース。家具はナチュラルカラーを選んで柔らかい空間にしています。
著=yuki/「幸せな「おうち時間」はじめました」(KADOKAWA)
この記事に共感したら
Information
幸せな「おうち時間」はじめました
yukiが試行錯誤の中でみつけた、「いるだけで幸せになれる住まいづくり」や「キライな家事を好きにする、減らす工夫」、「実用的でおしゃれなモノ選び」など、「何気ない毎日が変わる、『おうち時間』を楽しくするための工夫」を書き下ろし! 明日からすぐに取り入れられる、主婦の毎日を充実させるためのヒントがぎゅっと詰まった1冊。
▼単行本情報はこちらから
著者:yuki
夫婦で考えた注文住宅と、毎日の暮らしの様子が読者に支持され人気に。38歳、女の子2人のママとして日々育児にも奮闘中。長かった美容業界の仕事をやめて達成感を見失った経験を経て、「いるだけで幸せになれる空間づくり」「キライな家事をスキにする工夫」「実用的でおしゃれなモノ選び」など、「おうち時間」を幸せにする工夫を重ねて毎日を充実させるようになる。現在では、Instagramやブログの運営を通じて注目を集め、さまざまな商品開発のアドバイザーなども行うようになり活躍の幅を広げている。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。