北に行けば行くほど寒くなるわけではない!? 眠れないほど面白い地球の雑学(77)【連載】

地球はどうやって生まれたのか。気になりませんか? 人間の身体の知られざる秘密など、思わずだれかに話したくなる理系のウンチクで、あなたの雑談を‟スケールアップ"!
『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第77回目をお送りします。
◇◇◇
北に行けば行くほど寒くなるわけではない!?
北へ行くほど寒く、南へ行くほど暖かい。北半球で暮らしている我々にとっては、そうした感覚を抱くのが自然ではあるが、実際に世界を見わたすとどうなっているのか。
たとえば、北緯42度にある北海道函館市と、北緯51度にあるイギリスの首都ロンドンを比較した場合、函館の1月の平均気温はマイナス2.9℃であるのに対し、ロンドンは4.4℃とかなり暖かい。このように、函館市よりも北にあるロンドンの冬の気温が高いのは、海流と風に原因がある。
まず、ユーラシア大陸の西岸にあたるロンドンの近くには、メキシコ湾から北上してきた北大西洋海流という暖流が流れている。さらにロンドンの上空には、年間を通して西から東に向かって吹く偏西風が吹いていることから、暖流の上にある暖かな空気は、風に乗って東へと向かう。
こうした暖かな空気を含んだ偏西風が吹き込んでくることで、高い緯度にあるわりに、ロンドンの気温は下がらないのである。
また、日本列島は、およそ北緯20度から北緯45度のあいだにあるが、その緯度は、イタリア、スペイン、南フランスといった南欧や北アフリカと同緯度に位置している。北海道に限定すると、スペインのバルセロナ、イタリアのミラノ、トリノなどと同緯度にあるのだ。
これらの地域と気温を比較しても均一な値が得られないことからも、気温は緯度だけで決まるものではないことが理解できるだろう。
海流や風、海抜高度や地形など、さまざまな要因が複雑に影響し合いながら、それぞれの地域の気温は決定していくものなのである。
著=雑学総研/「人類なら知っておきたい 地球の雑学」(KADOKAWA)
Information
人類なら知っておきたい 地球の雑学
思わず誰かに話したくなる「理系のウンチク」が満載! 職場で家庭で、日々の「雑談」に役立つ、動植物・天体(太陽系)・人体・天気・元素・科学史など、「理系ジャンルネタ」が存分に楽しめる必読の一冊です!
▼単行本情報はこちらから
著者:雑学総研
珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。
おすすめ読みもの(PR)
プレゼント応募
「「NANOX one PRO・ソフラン プレミアム消臭 汗臭ブロック…」
頑固な汚れ、気になる汗臭に! お洗濯の最強コンビ
メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く!
新規会員登録する
読みものランキング
-
1位「知らない話が始まった…」3人組ママ友の気まずい時間/ママ友トライアングル(1)
-
2位小5の夏に経験した親友の失踪。20年後に出会ったのは、彼女にそっくりな女性で/その叫びは聞こえていたのに(1)
-
3位笑顔も何もかも嘘だったんだ。いじめられていたことを4年間隠し続けていた娘/家族全員でいじめと戦うということ。(1)
-
4位「理想の人がいるなんて幻想、今すぐ捨ててください」結婚相談所で受けた非情な宣告/結婚さえできないわたし 29歳からの婚活地獄(1)
-
5位3歳の子を遺して亡くなった一人娘。70歳の父親が子育てを決意!?/ハルとゲン(1)
読みものランキングをもっと見る
レシピランキング
レシピランキングをもっと見る
レタスクラブ最新号
レタスクラブ最新号詳細
