60カ国を周って世界のお母さんから習った料理【その2】 ビーフストロガノフ

#食   
今回ご紹介するのはロシアのビーフストロガノフ


世界60カ国を単身で旅行して、現地のお宅にホームステイ。その国のお母さんのレシピと知恵を学んできた料理研究家の荻野恭子さん。テレビでも話題の荻野さんに、日本で作れる世界のごちそうを教わりました。

今回ご紹介するビーフストロガノフは、ごちそう料理の代名詞。何やら作るのが難しく感じられますし、日本で食べるとどういったものがビーフストロガノフなのか分かりにくいですが……?

「ロシアのビーフストロガノフは、牛肉の旨み、玉ねぎをしっかり炒めた甘味、サワークリームの酸味の3つの味が合わさったのがポイント。ヨーロッパのビーフストロガノフのようにワインやドミグラスソースは必要ありません。サワークリームもヨーグルトと生クリームを1:1で合わせたもので代用すると、現地に近い味になります」

簡単なのに間違いないおいしさなので、おもてなしにも


ビーフストロガノフ


【材料】(2人分)

牛もも肉…250g、下味(塩・こしょう…各少々、小麦粉…大さじ1/2)、玉ねぎの薄切り…1/2個、サワークリーム(プレーンヨーグルト・生クリーム…各100ml)、塩…小さじ1、こしょう…適量、イタリアンパセリのみじん切り…大さじ1、温かいご飯…400g、油…大さじ1

【作り方】

1 牛肉は長さ4㎝、幅1㎝の棒状に切る。

2 フライパンに油を熱して1をさっと炒め、下味の材料をふってさらに炒め、いったん取り出す。

3 2のフライパンに玉ねぎ、水を1/4カップを入れ、フライパンの底の焦げつきをこそげながら玉ねぎが茶色くなるまでよく炒める。

4 2の牛肉を戻し入れ、サワークリームを加えてよく混ぜ合わせる。塩、こしょうで味を調え、火を止める。器に盛り、ご飯にイタリアンパセリを混ぜて添える。好みでさらにイタリアンパセリをのせる。

簡単なのに間違いないおいしさなので、ぜひ人が来る日に作ってみてくださいね。

撮影/三木麻奈

著=荻野恭子/「おいしい料理は、すべて旅から教わった」(KADOKAWA)

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Information

単行本情報はこちら
『おいしい料理は、すべて旅から教わった』

価格:本体1,450円(税抜)
発行:株式会社KADOKAWA

著者:荻野恭子 東京・浅草生まれ。料理研究家。栄養士。父が飲食店を経営していたため、子どもの頃より食に興味を持つ。各種の料理学校で世界の料理を学ぶ。ロシアをはじめ、トルコ、中国、東南アジア、モロッコなど、これまでに訪ねた国は60カ国にもおよび、現地の主婦やレストランのシェフに料理を習い、食文化の研究を続けている。世界の料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰し、TVの料理番組や雑誌でも活躍中。料理学校の講師や講演なども手掛ける。

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