人間は二つの鼻の穴で交互に呼吸している! 眠れないほど面白い地球の雑学(97)【連載】

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地球はどうやって生まれたのか。気になりませんか? 人間の身体の知られざる秘密など、思わずだれかに話したくなる理系のウンチクで、あなたの雑談を‟スケールアップ"!

『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第97回目をお送りします。


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人間は二つの鼻の穴で交互に呼吸している!

自分の鼻の穴の存在を強く意識するのは、風邪や花粉症で鼻が詰まってグズグズいうときくらいだろう。そのときふと、「さっきまで右が詰まっていたのに、今度は左か」と思ったことはないだろうか。これは、人間は二つの鼻の穴で交互に呼吸しているからである。

鼻の穴は二つあり、体がさほど酸素を必要としていない平常時は、一方の穴は休んでいる。鼻の穴の中には、鼻甲介(びこうかい)という粘膜で覆われたひだがあり、およそ1~2時間ごとに交替で膨張・収縮し、空気の通り道を開けたり閉めたりしている。

これは「ネーザル・サイクル」という現象で、日本語では交代性鼻閉と呼ばれている。この現象には、自律神経をつかさどる脳の視床下部が関わっていると考えられ、交替することによって一方の鼻の穴を休ませて、呼吸によるエネルギー消費を節約する、嗅覚を鋭敏に保たせる、ウイルスなどの細菌が侵入するのを防ぐため鼻の粘膜の面積を広く使える、などのメリットがあるという。

風邪や花粉症で、たとえば右の鼻の穴の通りが悪いとき、体の左側を下にして寝転がり、しばらくすると、上になっている右の鼻の穴の通りがよくなり、代わりに左の鼻の穴が詰まった感じになる。これも自律神経の働きで、上側の通りがよくないと呼吸しづらく、ニオイも感じにくいから、そちら側を開けるのだと思われる。

人間の顔の中で鼻の穴は目立たない存在だが、中の粘膜には繊毛(せんもう)が生え、空中のホコリや花粉、細菌などのフィルターとして機能している。また、鼻で呼吸することによって口の中の湿度が保たれるし、冷たい外気も直接肺には入らない。

鼻の穴は働き者なのだから、交替で休ませてあげたい。

著=雑学総研

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著者:雑学総研
珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。

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