スーパーの中の人に聞きました! ムダ買いを撲滅する5つの鉄則

#くらし   
その買い物、スーパーの思うツボでは?


家計でムダを省きたいものといえば、食費。でも、買い物に行くとついつい買っちゃって…ということ、ありませんか? 「スーパーの目的は、お客様に1 品でも多く買ってもらうことと、よそのスーパーで買わせないこと!」といい切るのは、都内のスーパーに勤務して8年のS さん。スーパーの買わせる仕掛けを解明しつつ、その手に乗らない鉄則をS さんがこっそり教えてくれました。これ、永久保存版です!

スーパーという消費の大舞台で踊らされないための「5つの鉄則」


【鉄則 1 】スーパーへは1人で行く

「今晩はすき焼きがいいなあ」(パパ)、「ママ~、お菓子買ってもいい?」(子ども)、「あ、酒のつまみがもうなかった」(またパパ)など、家族を連れて買い物に行くと、出費は確実に増えます。必要なものだけムダなく買いたいのであれば、スーパーには自分1人で行くべきです。

【鉄則 2 】カートは押さない

ショッピングカートはたくさん入れても重くないし、持参したバッグも掛けられて、心がふわっと解放される危険な道具。会計後、袋詰めをしてやっと「私こんなに買ったの!?」と実感する人も。自分の買い物量を把握し、買い過ぎないためには、カゴを手持ちすることをおすすめします。

【鉄則 3 】エコバッグは大きいものより小さいもの

レジでつくづく思うのですが、大きなエコバッグを持参しているお客様ほど買い物の合計金額が高いです。必要な買い物ならいいのですが、中には「これムダ買いでは?」と思うものも。必要以上に買わないためにも、エコバッグは小いもののほうが、ムダ買いは抑えられるはずです。

サイズは盲点だった


【鉄則 4 】スーパーのポイントカードはもう使わない

ポイントカードってそのスーパーでしか使えないことも多いし、還元率も高くないし、実はそんなに得じゃないですよ。私自身、うちのスーパーのポイントカードは使わずに、クレジットカード払いです。お客様には「ポイントカード作りませんか?」っておすすめしますけどね、ふふふ。

【鉄則 5 】入り口(野菜売り場)から入らない

忙しくて考える暇がないお客様の来店が増えている昨今、スーパーは連想ゲーム的に「はい白菜→次は鍋のもと→えのきに豆腐にとり肉も!」とたくさん買わせる配置を考えています。入り口から入ったらスーパーの思うツボ。出口から入り、必要なものだけ冷静に買うのが得策です。

スーパーにひそむ10のワナ


では実際には、スーパーのどの場所にどんなワナがひそんでいるのか?  S さんがこっそり、でも可能なかぎり具体的に図解してくれました。

【ワナ 1 】メニュー提案のワナ

白菜からの 鍋、キャベツからのホイコーロー。入り口付近はメニュー提案をしつつ、芋づる式に商品を買わせるワナに満ちている。

【ワナ 2 】野菜の色のコントラストのワナ

緑の野菜の中に真っ赤なトマトがあると、心引かれて思わず買いたくなりませんか? これぞ色のコントラストのワナ!

【ワナ 3 】見切り品コーナーのワナ

野菜売り場の一角の見切り品コーナーは、安いけれどやっぱり〝お値段なり〟。「安いから」という理由で買うとムダになりがち。

【ワナ 4 】エンドコーナーのワナ

陳列棚にあるのと同じ値段でも〝エンドコーナー〟に山盛りだと、なぜかお得に見えるのが人の心理。これ、完全にワナですよ!

「踊らされた!」と後悔しないために


【ワナ 5 】店長のおすすめ品のワナ

〝店長のおすすめ〟って実は「大量に仕入れちゃったから、早く売り切りたいもの」。店長の「買って」パワーに負けないで。

【ワナ 6 】月間お買い得商品のワナ

「1/30まで98円」などの期限つきお買い得商品は、人の脳裏にその日付と値段を焼きつけ、よそのスーパーで買わせない策略。

【ワナ 7 】お総菜コーナーの暖色系照明のワナ

気づいてましたか? 総菜コーナーの照明は、暖色系が多いこと。これは家庭的な光でホッとさせて、つい買わせるワナ!

【ワナ 8 】「あと200 円買えばポイントアップですよ」のワナ

「あと○○円買うとポイントがさらに○倍になりますよ」といってレジ横商品に誘導してます。断わってもいいんですからねっ。

【ワナ 9 】BGMのワナ

夕方のスーパーに流れるBGMは大抵アップテンポな曲。ノリノリな曲に便乗し、1品2品よけいに買わせようとしている。

【ワナ 10 】POPのワナ

白いPOPの中に黄色いPOP、通常サイズのPOPの横に大きめ縦長のPOP、違うPOPはお得に見えて、ずばりワナ!

なるほど、そんな仕掛けだったのか~!と思わず納得してしまう、スーパーにひそむワナの数々。踊らされないための「5つの鉄則」を胸に、ムダ買いとさよならしましょう!

撮影=林 ひろし 深田卓馬(キャラクター) 編集協力=宇野津暢子 

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Information

教えてくれたのは:スーパー勤務 S さん
都内の某スーパーに勤務して8 年。パートの長として20名のアルバイトを管理する。ずば抜けてレジさばきが早く、Sさんのレジは大人気で常に長蛇の列。



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