ことしの花粉の飛散量はなんと例年の3 倍とのウワサ! 少しでも症状を軽くしたい&ことしも花粉症デビューを見送りたい人のための対策、予防法を紹介します。まずは、正しく知っておきたい花粉症に関する疑問を、たなか耳鼻咽喉科院長の田中伸明先生に教えてもらいました。

花粉がグンと増加している今年! 花粉症の疑問あるあるに医師がズバリ回答 画像(1/2) 許容量が一定に達したところで花粉症が発症する

みんなが知りたい!花粉症の疑問あるある

Q. 花粉症患者が増えているのはなぜ?

A. 花粉の飛散量が増えてきたのが一因!

スギは樹齢30年を越えると花粉が飛散するのですが、現在、全国に植林されているスギの多くがその時期に当たります。そのため、ここ数年の花粉の飛散量は10年前の倍といわれ、20~30年間はこの状態が続くと考えられます。

Q. 体の中の花粉のバケツがあふれると、花粉症を発症するってホント?

A. 理屈としてはホント。環境や遺伝によってバケツの大きさが変わります

花粉症はアレルギーの一種で、原因は環境的要因や免疫バランス、遺伝などさまざま。それに加えて花粉を吸い込む量が多ければ多いほど発症のリスクが高まり、許容量である〝バケツ〟の量が一定に達したところで発症すると考えられます。

Q. 花粉症は遺伝も関係あるの?

A. 両親が素因を持っている人は、発症のリスクが高まります!

花粉症は遺伝が関係しています。両親がアレルギー素因を持っている場合、子どもが発症する確率は4倍高まるとも。ただし花粉症はさまざまな要因が重なて起こるため、両親が花粉症でも発症しないケースあります。

花粉がグンと増加している今年! 花粉症の疑問あるあるに医師がズバリ回答 画像(3/2) 【写真を見る】花粉症は遺伝も関係する?

Q. 花粉症くらいなら病院に行かなくてもいい?

A. 実は花粉症ではない可能性もあるため、ぜひ病院で受診を!

くしゃみや鼻水が出る=花粉症、と自己判断するのはNG。花粉ではなく別のアレルゲンに反応していたり、蓄膿症(ちくのうしょう)など鼻の病気の可能性もあります。適切に治療を行なうためにも、気になる症状がある場合は、必ず耳鼻科を受診しましょう。


温かくなるのはうれしいけれど、それと一緒にやってくるにっくき花粉! 自分や家族が発症していないからといって、ことしデビューしないとは限りません。まずは、正しい知識を身につけて。 


イラスト=村田エリー 編集協力=彦田恵理子