個性派ビールが1500種類以上!“ベルギービールの伝道師”が教える本場のビール事情
一生懸命頑張った時や疲れた時は、「とりあえず生」が言いたくなりますよね。
日本人にとっても馴染みの深い飲み物ですが、世界にはそんな私たちも知らない“ビール”がたくさんあります。
今回はそんなビールの中から、“ベルギービール”についてみていきましょう。
ビール大国・ベルギーではグラスも重要!?
今年1月に放送された「世界はほしいモノにあふれてる」(NHK)では、世界無形文化遺産にも登録されている「ベルギービール」を大特集。
“ベルギービールの伝道師”の異名を持つビールバイヤー・菅原亮平さんのベルギー旅を追跡しています。
ベルギーは、個性派ビールが1500種類もあるというビール大国。
まず菅原さんはベルギービールの初歩を教えてくれました。
ベルギービールの特徴は、その独創的な造り方。
日本でビールといえばモルト(麦芽)・ホップ・酵母がメインですが、ベルギービールは小麦や果物、ハーブ、スパイスなどさまざまな種類が。
またベルギーではビールに合うグラスを、それぞれの醸造所が作っているそう。
これにはMCの三浦春馬さんも「グラス、作ってるのが驚きだよね」と感心していました。
菅原さんは、ベルギービールはグラス一つひとつにこだわりがあるとコメント。
例えば泡立ちがとても良いビールはグラスの底に傷がついているもので飲むと、泡立ちをさらに作ることができます。
他にも修道院で作られたビールは、グラスがそのまま聖杯型に。
ベルギービールの魅力をたっぷりと紹介した同番組に、視聴者からも「ベルギービールの回、素敵すぎる」「ベルギービールの魅力をたっぷり詰めた内容になってた」「もう、今すぐベルギービールが飲みたい!!」「グラスとセットでビールが完成されるのも、風情があって最高だよね」と絶賛の声が上がっていました。
ビールが肉の柔らかさをアップさせた「豚肉とじゃがいものビール煮」
さらに番組では、ビールを使った煮込み料理が登場。
そこで今回は、家庭でもできるビール料理を紹介していきます。
「豚肉とじゃがいものビール煮」を作るには、まず豚肉に塩コショウをふって揉んでください。
じゃがいもは半分にして5mmの厚さにカット。
次にオリーブオイルで熱したフライパンで豚肉を炒めましょう。
豚肉の色が変わったらじゃがいもを広げ、ビールを1カップ分投入。
沸騰したら弱火にし、ビールがほとんどなくなるまで煮込めばでき上がりです。
好みで粗びき黒こしょうをふるのもおススメ。
主食とも相性ばっちりな「牛肉とトマトのビール煮」
じっくり煮込む「牛肉とトマトのビール煮」は、まずマッシュルームを縦半分にカット。
玉ねぎは縦薄切りに、にんにくは包丁の腹でつぶしておきます。
次に深さのあるフライパンか鍋にバターを溶かして、にんにく、玉ねぎを入れて炒めましょう。
玉ねぎがうすく色づいたら牛肉を投入。
肉の色が変わったら、マッシュルームを加えます。
さらにビール、ホールトマト(缶汁ごと)、みそ、ケチャップ、しょうゆ、ローリエを入れてさっと混ぜ、煮立ったらアクを除いて中火で約8分間煮込んでください。
煮汁が半分くらいまで減ったら、塩コショウで味を整えて完成です。
そのまま飲んでも、料理に使ってもおいしい“ビール”。日本のビールとは少し違う、“ベルギービール”に舌鼓をうってみてはどうでしょう。