「どうしても捨てられない」を解消! 片づけ研究家が教える7つのアドバイス

#くらし   
分かっているのに捨てられない…!


頭では分かっていても、どうしても捨てられない! そんな“思い”の詰まったものは、心の整理をすることで、自然と手放してもいいな、と思えるようになるかもしれません。片づけ心理研究家の伊藤勇司さんに心を救う魔法のようなアドバイスをたっぷりといただきました。

これが知りたかった! 片づけのモヤモヤを解消する救済のことば


◆お悩み:勢いで捨ててしまったけど、すごく後悔しているものがあるんです…

◇救済のことば:本当に大事なものは何かを学ぶことができたいい経験と思って、次へ進んで!

大事なのは、自分にとって必要なものとそうでないものをきちんと判断することです。捨ててしまった後悔は、何が必要かを改めて確認できた証拠。今後はその経験を生かして、後悔のない取捨選択を!

◆お悩み:捨てることでできた空間をすぐ埋めてしまうんです…

◇救済のことば:疲れているのかも。まずは 自分をいたわる時間をつくって!

空間を埋めるという行為には、もので自分を守って人との距離を置きたい深層心理がかいま見えます。疲れているのかもしれないので、予定を詰め込まずに休息を。自分は何がしたいのか見つめ直す時間を設けて。

◆お悩み:すごく高かったのに全然着てない服、履いてない靴とはどうお別れしたらいいでしょう?

◇救済のことば:将来なりたい自分の イメージに合うかどうかが手放す判断基準に!

あなたは将来、どんなファッションに身を包んでいたいですか? 衣類を捨てるときは、未来の自分に合うかをイメージします。その服や靴は10年後の理想の自分にも着ていてほしい?を自分に問いかけて!

【写真を見る】すごく高かったから…「捨てられないあるある」


◆お悩み:大切な人にもらったものは申し訳なくて捨てられない…

◇救済のことば:もらってうれしくないものが多いのは、“好き”を表現できていない証拠。好きなものが集まってくる環境づくりを!

「ピンクの花が好き」「器を集めている」「水泳にハマっている」など、具体的に自分の好きなモノやコトを日頃から伝える心がけを。ちなみに贈った側は案外何を贈ったか忘れているもの。感謝して処分すればOK!

◆お悩み:前につきあっていた人の写真や古い携帯電話など、思い出の品が捨てられません

◇救済のことば:過去のものがあなたに“いい感情”をもたらしますか? “私はこういう人でいたい”と思う理想の姿に必要なものかどうか、胸に手を当ててよ~く考えて!

進化を続ける人ほど、苦労して獲得したメダルでさえも、あまり執着しません。過去に引きずられていい感情を生まないのならば、思い出は胸にしまい、ものは潔く処分を。そして次なる楽しい計画を立てて!

思い出があるから、捨てられない


◆お悩み:誰かの役に立つかもと、育児グッズを何年も保管しているけれど、いまだ出番なし…

◇救済のことば:いつ。誰に。あげる先が思い浮かばないならば処分OK!

周囲に気を遣い過ぎると、無意識のうちに心が疲れます。具体的に譲る先を検討して見つからなければ、今のところ誰かに必要とされていないし、今後も必要ないかも。そう思えば案外気楽に捨てられそうです。

◆お悩み:夫が集めたマンガやスニーカー、見たり使ったりしている気配はないし、捨てたいのだけど、いえない… いってもモメるだけ…

◇救済のことば:まずは聞く。それから家族でワクワクする計画を立てて!

なぜそれが必要か、まずは夫の話を聞いてみましょう。さらに家族旅行もおすすめ。旅先の部屋の心地よさを共有したり、次の旅行の貯金をしたり、家族共通の目的が増えれば、個人の収集品は自然と減るはず。

まとめ


捨てることはゴールではありません。自分に不要なものを理解して、それを捨てた先に“心地よさ”や“喜び”の感情が生まれることが大事!

あぁ、まさにモヤモヤがす~っと消えていくようなアドバイスの数々。大切なのは「過去」ではなく、「今」そして「これから」の自分なんですね。迷ったり、悩んだりしたときは「なりたい自分」をイメージしてみましょう!

編集協力=田中理恵

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Information

教えてくれたのは:伊藤勇司さん
片づけ心理研究家。引っ越し屋のアルバイト時代に、空間を片づけることは未来を組み立てて人生を豊かにすることだと気づく。メルマガや『片づけ心理マジック』(笠倉出版社)などの著書が話題。

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