「あなただから言うんだけどね」貯金額を打ち明ける義母に老後のプレッシャーが…【体験記】

#くらし   

人に大きな声では言えないけど、日々心にためていることがある…!?「義両親との関係、こんなに大変」「すべてを私に任せっきりの夫についにブチ切れた!」「職場に変わった人がいて迷惑を被っている」…などなど、レタスクラブニュース世代が直面するさまざまなモヤモヤや課題について、当事者が執筆。そうそう、あるある!と共感できることうけあいです。

 


<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ちもて

性別:女

プロフィール:のんきに暮らしたいぐうたら主婦。

◆◆◆

義母は75歳、義父が亡くなって10年経った今も仕事を続け、1人で暮らしています。身体も丈夫で気丈な人なので、わたしたちに頼るより頼られたいと思っているようです。

夫はひとりっ子なので、漠然とではありますが親の面倒はみなければならないとは考えているようです。ただ、田舎の広い家に慣れている義母を狭いマンションに呼び寄せるのは現実味がありません。わたしは、いよいよの時は介護施設しかないよなあと思っていました。義母も一緒に暮らしたいなどと言い出すことはないだろうとタカをくくっていました。

ところが、先日会社内で揉め事があり、腹を立てた義母は勢いで「辞める!」と言ってやったと電話してきました(結果としてはその後会社から引き留められて気を良くした義母は辞めることを撤回したのですが)。その電話口で、「だってね、本当はもう仕事なんかしなくても充分に食べていけるのよ。年金もたくさんもらってるしねえ。ここだけの話、おじいさんもいくらか残してくれたしねえ」と聞きもしないのに預貯金の額を話し始めたのです。「この家だって売れば多少のお金にはなるしねえ」と言うので、「えっ、お義母さん、家を売ってどうするんですか?」と思わず聞いてしまいました。すると「仕事辞めたら、別にここに住んでなくてもいいし、親しい友人がいるわけでもないし、それに都会のほうがこっちより年寄りの仕事あるんじゃないの?」と、言うのです。

えっ! 家を売って都会にって、うちのマンションに来るつもり? その上75歳過ぎてもまだ仕事を探すの? 頭の中はぐるぐるとさまざまな思いが駆け巡りましたが、さすがにそれは聞けずに曖昧に相槌を打ってその場はおさめました。

その後、夫に義母が話していた内容を伝えると、驚いたことに「おふくろも、いつまでもひとりで暮らさせておく訳にはいかないなあ。むこうの家とこのマンションを売ったお金で少し郊外に同居できる家を買うか」と真顔で言うのです。

え〜〜! 絶対にいやなんですけど〜〜!

やっと子どもにわずらわされることも少なくなって、自分のペースで暮らせることに幸せを感じているのに、今更義母と毎日顔を付き合わせるなんて無理です。そしてそんなことをいう夫、年に2回ほど義母宅に数日泊まるだけでも口ゲンカが絶えず、生活パターンの違いに不満を訴えるくせに、簡単に言わないで欲しい、とモヤモヤした思いが拭い去れないのです。

今はできるだけその件については蒸し返さないようにし、友人の親や義父母が介護施設に入ってすごく楽しそうに暮らしているそうだという話を夫の耳に入れるようにして、夫を洗脳しようと企む毎日です。

※記事に使用している画像はイメージです。

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