人に大きな声では言えないけど、日々心にためていることがある…!?「義両親との関係、こんなに大変」「すべてを私に任せっきりの夫についにブチ切れた!」「職場に変わった人がいて迷惑を被っている」…などなど、レタスクラブニュース世代が直面するさまざまなモヤモヤや課題について、当事者が執筆。そうそう、あるある!と共感できることうけあいです。


<この体験記を書いた人>

ペンネーム:家あり子

性別:女

年齢:53

プロフィール:高校卒業後、実家を出て早30年以上。シングルマザーで働き詰めなので、たまに帰る実家は本当に癒されます。

高校卒業して実家を出た私。ひとり暮らしの母に何かあったら、どうすればいい?【体験記】 画像(1/1)  

一人娘の私は、実家の両親とは新幹線を使って3時間の距離に離れて暮らしています。

父(80代前半)は認知症でグループホームでの生活が今年で4年になります。母は実家に一人で住んでいますが、4年前に大病を患ってから、何かするとすぐに疲れ、寝込むことが多くなりました。

今は母(70代後半)が一人で住んでいる実家ですが、母が住まなくなったらあの家をどうしたら良いのか、一人っ子なので相談する人もおらず、悶々と悩んでいます。

定年して私が帰って住む方法もありますが、家を離れてすでに30年以上。友達は今住んでいる地域のほうが多く、実家付近の知り合いは親戚しかいません。バスは1時間に1本、休日は3時間に1本と交通の便も悪いところです。病院までバスを乗り継がなくてはならないほど遠く、スーパーやコンビニに行くにも車がないと行けない……等々考えると、今の家のほうがよほど住みやすいです。


そうすると、あの家は全部整理して売りに出すか、貸すかですが、祖父の代に借地に建てた家で、人に貸すことは出来ません。借地の為、更地にして返すしかないのです。

更地にするには家の中の整理から始めますが、その整理がどれだけ大変なのかは以前物置にしていた車庫を壊す際に、身をもって知りました。

家ともなれば車庫とは比べものにならないくらいさまざまな物があり、中には神棚や先祖代々の仏壇等、捨てられないけど私が住んでいる今の家には置けないサイズのものもあり、考えただけで眩暈がします。


最後は私が全部面倒を見ることになるので、今のうちに少しずつ片づけるのが一番良いという事は頭では分かっています。でも実家には私が生まれてから高校を卒業するまで、地元を離れてからは長期休暇のたびに帰り、里帰り出産もしてたくさんの思い出があり、なかなか踏ん切りふんぎりがつきません。

母は私以上に長く住んでいるため、もっと多くの思い出があると思います。その母に「元気なうちに家の中を片付けて、不要な物を捨てて欲しい」なんて言えませんし、母の体力では家の片づけは出来ないでしょう。


高校で家を出るとき「この家をどうするのか」なんて考えたこともありませんでした。いつ帰ってきても家は暖かく迎えてくれました。そんな家が、この先お荷物になる予感には本当に悲しいものがあります。でも悲しいと言っていられるのも時間の問題だという事も分かっています。すぐに「待ったなし!」で片づけをはじめなければならないときが来ます。自分の実家がさまざまな所にある「問題の空き家」にならないようにしたいと思います。



※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。

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