親戚の入院当日にお見舞金をいくら包むか大騒ぎ。なんでも仕切りたがる義父母【体験記】

#くらし   

人に大きな声では言えないけど、日々心にためていることがある…!?「義両親との関係、こんなに大変」「すべてを私に任せっきりの夫についにブチ切れた!」「職場に変わった人がいて迷惑を被っている」…などなど、レタスクラブニュース世代が直面するさまざまなモヤモヤや課題について、当事者が執筆。そうそう、あるある!と共感できることうけあいです。

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:きみちゃん

性別:女

年齢:40代

プロフィール:夫の田舎で義両親と同居しています。秋じゃなくても読書が大好き、嫌なことがあった時は本を読んで現実逃避の毎日です。


義父母はなんでも仕切りたがる性格です。それを知ったのは、新婚時代でした。

私たち夫婦は晩婚であったこともあり、派手な披露宴などは予定しておりませんでした。でも「親戚には挨拶してほしい」と義父母の希望があり、親族だけの食事会を開くことになりました。

法事や会食などで使われる飲食店で5000円のコースに目星をつけた私達。義父母ともよい関係を作りたいと思い、「このコースで決めましたがいいですか?」と報告したのです。すると、「もう1000円上のコースがいいんじゃない?」と返事がきました。私たちは義父母の希望通りに変更しました。

食事会でしたが、親戚の皆さんがご祝儀も準備してくださっているということだったので、引き出物に変わるようなギフトセットを準備しようということになり、5000円位で検討していたのですが、またもや6000円位にしたら?と言われました。夫婦で相談しながらも、しょうがないと6000円のギフトを準備しました。

最初は、義両親のこのような行動は、長男の遅すぎた結婚を喜ぶ気持ちのあらわれなのだろうと思っていました。ですが、そうではないことがわかりました。

同居が始まって数カ月がたったころです。近所に住む親戚が入院した!と朝から義父母が大騒ぎ。義母は親戚中に電話をかけ、義父は自転車に乗ってご近所へ報告へ。義父から報告を受けたご近所はまた義母へ電話をかけてきており、どうやらお見舞いに行く打ち合わせをしているようでした。

まだよくわかっていなかった私は「今朝入院されたならまだばたばたされていると思うから、もう少し待ったほうが良いのではないでしょうか?」と言うと、もうその日の午後にお見舞いにいく話が決まった、ということでした。

内心「えっ」と思いながらも、「そうですか」と答えるしかありませんでした。

その午前中は、ずっと電話や来客でざわついていました。聞こえてくる話の内容はお金の話。「誰々のときはいくら包んだから、同じじゃないとうまくない」や、「いや~それじゃ少ないだろう、本家だし」など聞こえてきます。そして最終的に義母が決めたのは、私が思っているお見舞金の一般的な相場を超えた金額。それをお見舞いに行くみんながそれぞれ持参するというのです。「お見舞いは気持ちなのだから、お見舞金等はそれぞれの家庭で決めればいいのではないですか?」というと「この村ではこういう風に決めるのが普通だ」と言われてしましました。

そして午後になり、我が家の駐車場には計5台の車が集まり、大きい車2台に乗り込み14人で出かけて行きました。

夕方になり帰ってきた義父母は、今日一緒に行けなかった親戚やご近所に、入院された方の状況を報告。夕食を済ませた後まで騒いでいました。

大勢で行ってご迷惑ではなかったかと心配している私に、夫は「余計なことは言うな」と目で合図。今に始まったことではなく、誰かが入院したり、時には亡くなったりすると、今回のように大騒ぎになるようです。

当時、私は新婚だったこともあり、「はあ~」とあきれていれば良かったのですが、結婚してすっかり家になじんだ今では、その騒ぎに巻き込まれ義父母とのバトルが避けられずにいます。

いつかこの村からの脱出し、または新しい風を吹かせたいとひそかにたくらむ日々です。

※記事に使用している画像はイメージです。

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