動かせるのは1枚だけ!ブロックを移動させて別の図形を作ろう 算数脳(1)【連載】

AI化が進むなかで、論理的思考を身につけておくことはとても大切。社会人の素養としても必須の数学的思考を育てるパズルで、「できる脳」を育てましょう。単なる知識を超え、論理的思考力と柔軟な発想力を鍛えるパズルに、ぜひ挑戦してみてください!

※この記事は『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』(松永暢史・星野孝博/KADOKAWA)からの抜粋です。

【初級】動いたブロックはどれ?


いくつかのブロックで形ができています。1 個だけブロックを動かして、別の形にします。どのブロックが動いたのか、番号で答えましょう。(スクロールすると答えがあらわれます)

【Q1】

Q1


【Q1:答え】

A1


【Q2】

Q2


【Q2:答え】

A2


【Q3】

Q3


【Q3:答え】

A3


解説


図形認識力が試される問題です。2 つの図形を頭の中で合わせ、重なっている部分とそうでない部分が見える人は、とても図形認識力があると言えます。ただし、この方法は「動く前」の図形と「動いたあと」の図形にそれぞれ重ならない部分が現れるので、とてもむずかしい解き方です。

わかりやすい解き方のテクニックとしては、「動く前」のものから1ピースだけを外した形を考えます。その形が「動いたあと」の中に納まれば、その外した1ピースがほぼ正解です。このとき、重ならない部分は「動いたあと」にしか現れないので、初めの方法よりも考えやすくなります。最後に重ならない部分の形が外したピースと合致すれば、まちがいなく正解というわけです。

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Information

『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』


『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』
これからの受験を乗り切るためには、論理的思考ができる数学能力が大切。単なる知識を超えた、論理的思考力と柔軟な発想力を育てるには、パズルが効果的です。大人にも挑戦しがいのあるパズルを全101問取り揃えました。

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著者:松永暢史(まつなが・のぶふみ)
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。教育環境コンサルタント。教育や学習の悩みに応えるV-net主宰。「受験のプロ」として音読法や作文法、サイコロ学習法などを開発し、執筆や講演などで活躍。『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』『ガミガミ言わずに子どもを勉強させる方法』など著書多数。

星野孝博(ほしの・たかひろ)
1970年、愛知県出身。東京理科大数学科卒業。日本パズル協会代表理事。日本で唯一、教育的メカニカルパズルを専門に扱う(株)クロノス代表取締役。パズル制作のほか、パズルショップやクロノスパズル教室の運営を行う傍ら、Eテレアニメ『ファイ・ブレイン~紙のパズル~』の監修などにも携わるなど幅広く活躍。

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