出産は喜ばしい出来事である反面、想像を絶する不安と苦労がつきもの。最近ではそんなマイナス因子を緩和しようと、「無痛分娩」を選ぶ人が少なくありません。しかし中には、麻酔を使う「無痛分娩」に対して否定的な声も。つい先日も、とあるお姑さんが「息子の嫁が“無痛分娩したい”と甘えたことを言ってきた」と怒りを露わにしていました。

出産はお腹を痛めるのが当たり前!? 「無痛分娩」断固反対の姑に共感できる? 画像(1/1)

無痛分娩=母親になる自覚が足りない?

“母親になる自覚が微塵も感じられない”と語るお姑さんは、「無痛分娩=自分が楽をするために、赤ちゃんを麻酔の危険に晒す行為」と認識しています。決して麻酔事故のリスクがゼロではない無痛分娩に対して、“万が一赤ちゃんに何かあったら…”と相談者は不安を拭いきれないようす。


「お産の痛みは苦痛だけど、産み終われば“喜び”に変わるもの」「お腹を痛めて産んでこそ、赤ちゃんへの愛情や母性が確固するのではないでしょうか」と胸の内を綴る相談者に対して、世間の人々から賛否両論の声が数多く寄せられました。


まず圧倒的に多かったのは、“無痛分娩肯定派”の意見。「産むのはお嫁さんなのだから、産み方もお嫁さんの自由」「どんなことにも100%の安全なんてない。それに無痛分娩は今やポピュラーな分娩方法ですよ」「欧米では無痛分娩はもはや一般的。古臭い考え方は捨てて、お嫁さんの意見を尊重すべき」といった声が続出しています。


中には「“産後は喜びに変わる”というのは出産経験者だからこそ言えること。まだ出産未経験のお嫁さんにそれを押しつけるのは酷すぎる」「出産の無事を願うなら自分の考えに固執した発言は慎むべき。お嫁さんのストレスになりかねない」など、相談者への厳しい声も。


しかしその一方では「みんな痛い思いをして産んでいるのにそれをしない。正直、産後も大変なのに大丈夫なのかなとは思っちゃう」「出産の痛みが母親の自覚を生むというのは一理ある」といった、相談者の意見に共感する声もチラホラ見受けられました。


出産経験のある人のおよそ6人に1人が無痛分娩経験者

無痛分娩について賛否両論はあるものの、日本ではまだ一般的な分娩方法とはいえないのが現実。では出産経験のある女性たちは、無痛分娩についてどう捉えているのでしょうか。


株式会社ベビーカレンダーは、2018年3月に、出産経験を持つ女性1200名に対する「無痛分娩に関する意識調査」の結果を発表。まずはじめに「無痛分娩を経験したことはありますか?」という質問には、およそ6人に1人が無痛分娩を行っていることが明らかになりました。


そして、「無痛分娩についてどう思いますか?」という質問では、「いいと思う、素晴らしい、やってみたい」と回答した人は全体の51%。残りの49%に関しては、「興味がない、分からない(26%)」「怖い、リスクがある、やりたくない(23%)」という結果になっています。


とはいえ「無痛分娩の満足度」については、約64%の人が「満足」と回答。

今は少数派の無痛分娩ですが、当たり前になる日はそう遠くないのかもしれませんね。あなたは“無痛分娩”についてどのような考えを持っていますか?


文/藤江由美